犬を飼いたいと思ったら…救える命があることも知ってほしい

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-08-17 06:00
投稿日:2019-08-17 06:00
 近ごろは空前のペットブームですね。「犬って可愛いなぁ」と思う人も多いのではないでしょうか。散歩をさせている犬をみれば「自分も犬を飼いたい」と思ったりすることも。
 いざ、「犬を飼いたい」という思いを実行するとき、多くの人はペットショップを訪ねることでしょう。それも否定しませんが「犬の里親」という選択肢も視野に入れてほしいのです。
 今回は、犬と共に生きてきた筆者が、「犬を飼いたい」と素敵な犬ライフを夢見る人へ「犬の里親」の魅力について紹介したいと思います。

犬が飼いたいあなたは“犬の魅力”どこまで知ってますか?

 筆者の人生に、犬は欠かすことのできないパートナーです。思い返せば、3歳の時に遠く離れた街から今の市街地に引っ越してきたのが最初のきっかけでした。

 隣の家に犬がいて、当時3歳で引っ込み思案だった筆者の最初の友達になってくれたのが、この“拾われてきた犬”だったんです。聞けば、山中でヨロヨロと痩せこけて歩いているところを、隣人が家族として迎え入れたのでした。

 この犬は、番犬としても仕事を与えられていましたが、筆者のように小さい子には吠えることなく、優しく寄り添ってくれたものです。「おすわり」とコマンドを出せば、すぐさま座るような賢い犬でした。捨てられてしまった理由はいまだ分からずにいます。カッコよく優しい中型犬でした。

「犬を飼いたい」と初めて思ったのは、この3歳の時。しかし、一つだけ問題があり、その時の自分の住宅環境ではペットを飼うことができなかったのです。月日が流れて引っ越しをし、中学生になった私は、再び両親に熱心に頼み込んだのを覚えています。「犬が飼いたい」と、毎日のように懇願しました。その後、念願叶いホームセンターで犬を購入。当時の流行りは、やはり“血統書付き”だったのでしょうか?

 近ごろは注目度も人気度も高くなったミックス犬ですが、当時のミックス犬は今よりだいぶ安価に取り引きされていました。そうして思春期の多感な時期を一緒に過ごしてくれたこの犬は、高齢犬になった今でも帰省するとすり寄ってきてくれます。

 10代の中ごろに家を出た筆者は、やはり犬がいない生活に耐えられません。筆者はこれまでの人生で4匹の犬を飼っています。今の飼い犬は、ホームセンターで「育ちすぎ」を理由に、安価で売られていた犬でした。「なんで、この子こんなに安いの……? まさか!」と思った時には、すでに購入の手続きをしていました。

 運命的な出会いをした、と言っても過言ではありません。とても人懐っこく可愛い犬で、散歩をしているとよく褒められます。当時、少しショックだったのが、お年玉レベルの値段で売られていたこと。ちょっと健康診断で思わしくない結果だったのと(今は正常)、育ちすぎが理由。「人間の身勝手さ」で測られた価値にイラっとしたのを覚えています。今、この犬は家で仕事をする私の“最高のパートナー”です。

 私が、今回スポットライトを当てたいのは、3匹目に出会った白いチワワ。九州から私の元にやってきた“彼女の背景”についてです。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ライフスタイル 新着一覧


「豆娘」って読める? ヒント:最近、空を飛んでるかも
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
『ルナルナ』の呪縛から早4年、そろそろ子どもも考えたい。もう一度入れたら“副産物”が…!
 生理管理アプリとして有名な『ルナルナ』ですが、さまざまな理由からアンインストールしていた筆者。そろそろ妊活も考えたいと...
2024-09-14 06:00 ライフスタイル
「コーヒー1杯も買えない!」キャッシュレス化に乗り切れない、現金派の叫び
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
滝川クリステルに「好きになれない」の声多数。バリキャリだけど同性ウケしないのはなぜ?
 フリーアナウンサーの滝川クリステル(46)の所属事務所が9日、夫の小泉進次郎元環境相(43)が自民党総裁選に出馬表明し...
ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動
 率直に聞きますが、みなさんの周りで「この人、なんか距離感バグってるな」って人いません?  今回はスナックのママ、...
暑すぎる夏…クール系入浴剤が気持ちいい~!疲れをお湯に流せる3選
 今年の夏は特に暑かった。本当…驚くほど暑すぎました。  毎日かき氷やアイスコーヒーを摂取していたので、身体の中は...
親不孝じゃないよ! 実家に帰省しない時の冴えた言い訳6選
 シルバーウィークが終わったら、もう年末年始はすぐそこ。長期休暇に帰省をする人は多いですよね。「実家でのびのびすごそ〜♡...
頭重感とは?MRIは異常なし、頭痛の“震源地”は肩こりだった!【薬剤師監修】今すぐできる改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...