高級ホテルの中華を舌鼓、私大生2人とそのまま上階へ…。不倫相手のネトラレ性癖ミッション #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:14
投稿日:2024-11-01 06:00

3人でホテルの部屋へ

 やや乗り気になっている彼らの背中を押すように、亮平さんはなおも言葉を継いだ。「真理子さんも了承済みであること。決して、罪にはならないこと。加えて帰りのタクシー代も渡す旨」も告げたという。

 真理子さんは語る。

「亮平さんが客室に部屋を取っているとカードキーを渡したんです。そして『僕は隣の部屋で待機しているから、安心して3人で楽しんでほしい』と」

 そして、3人は上階にある部屋に行った。

「部屋は、キングサイズベッド1台を備えたベイビュールームで、浜離宮恩賜庭園と東京湾を見下ろす一室でした。ガラスのパーテーションで区切られたお洒落なバスルームには、独立したバスタブ、白い大理石の洗面台、明るい縁取りの円形鏡が備わっていて、それだけで気分が昂揚してしまって…。

 ベッドルームには墨絵風の絵画が飾られ、伝統的なランタンタイプの照明もあり、すごくスタイリッシュでした」

満たされた「女としてのプライド」

 3人は順番にシャワーを浴び、バスローブを羽織ってベッドに横たわった。

 真理子さんは半分困惑しつつ(こんな美青年2人と卑猥なことをするなんて…)と身を硬くしたが、隣の部屋で待っているであろう亮平さんを思うと、いくらか大胆になれた。

「私は『お2人の好きなように、抱いてください…』と言いました。目をつむるとバスローブの紐が解かれ、肌があらわになって…。あとは彼らの欲望のままに抱かれました。ずっと目をつむっていたから、今、私に触れているのがタクミくんなのか、ジュンくんなのかはわかりません。

 ただ、体だけは言いようもなく潤って、抑えようとしても淫らな声が濡れた唇のあわいから漏れ出てくるんです。

 全ては亮平さんのためと思いつつも、若くエネルギッシュな青年2人が私に欲望をぶつけてくる…。その事実が10歳以上も離れた私の『女としてのプライド』を満たしたのは事実です。

恋人からの連絡が

 熱く硬いものが、いくども私を貫きました。その時、予想外に悦楽に喘いでいる自分がいました。亮平さんの名を叫んだのか、タクミくんやジュンくんの名を口にしたのかはわかりません。

 ただただ、私はまぶたを閉じて、彼らにされるがまま仰向けになったり、うつぶせになったり…。終わったころには全身が汗と体液まみれでした」

 1時間後、亮平さんからスマホに連絡がありました。

『彼らを解放して、シャワーを浴びずに隣の僕の部屋においで』と言うのです。私は汗みどろの体にバスローブを羽織りました。少しだけドアを開けて廊下に誰もいないことを確認すると、素早く隣のドアのチャイムを鳴らしたんです」

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


妻が自覚しない“致命的な浪費癖”。「金をドブに捨てるのと同じ」と憤る45歳男性の願い
「冷酷と激情のあいだvol.255〜女性編〜」では、外回りの仕事をする夫・ユキノリさん(仮名)の暑さ対策への出費に悩む、...
並木まき 2025-07-19 11:45 ラブ
「暑さ対策は無駄遣い!」外回りの夫に激怒する40歳女性、子どもの塾代のため節約したいのに
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-19 11:45 ラブ
イケメン遭遇率No.1は「永田町のカフェ」って本当? 彼らに響く“意外な言葉”を評論家が伝授
 東京・永田町。大企業のビジネスマンから議員関係、有名大学の学生まで大勢の人が行き交う。「私にとってはローマ(笑)。全て...
「素人は認めない」妻に宣戦布告! 報復した女の思わぬ誤算。悠々自適生活の“代償”は大きかった
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-18 11:45 ラブ
旅好きの女性が“日本人男性”に望むこと。海外の男性との恋で衝撃を受けた決定的な違い
 海外を1人で旅行する女性が増えています。留学やワーキングホリデーなど、長期滞在する機会もあり、そうすると外国人男性と恋...
内藤みか 2025-07-17 11:45 ラブ
中村倫也似の彼、初の“おうちデート”で事件が勃発! 帰宅した女の前で彼が放った一言に愕然
 いまやマッチングアプリやSNSでの出会いは当たり前。でも、相手の背景が見えにくいぶん、隠された真実に後から気づくケース...
おがわん 2025-07-16 11:45 ラブ
「あいつの奥さん見習えよ」って腹立つ~! 妻が怒りで震えた“ダメ夫”からのLINE6選
 夫に対して「ほんと、この人もう無理!」とイラッとした経験はありませんか? 今回は性格に難がありすぎるダメダメ夫たちから...
恋バナ調査隊 2025-07-16 08:00 ラブ
しつこいストーカーに反撃! 本当の“恐怖”はそこからだった。巻き込まれた20代女性の決断
 ストーカーによるトラブルが、たびたびニュースになる。「自分には関係ない」とは大間違い。思いがけずトラブルに巻き込まれる...
中村未来 2025-07-15 11:45 ラブ
「母親とデートに来る」ってないわ~。婚活女性がドン引きした男たちと“後悔あるある”4選
 婚活に励んでいる女性は必見! 婚活中に後悔&ドン引きした女性たちの話を集めてみました。失敗やトラブルを回避するために、...
恋バナ調査隊 2025-07-15 08:00 ラブ
毎日「君しかいない」と囁く男の“裏の顔”。SNSに私が一切存在しないのはなぜ?
 今やカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、「本当に信じていい人か?」と疑い...
おがわん 2025-07-14 11:45 ラブ
サヨナラ回避!別れを留まった恋人からのLINE3選。「絶対にイヤ」連発にキュン…涙
「もう彼とは別れよう」と決意した女性の意思は固いもの。しかし、彼氏から言われた最後の言葉で考えが変わったり、未練が残って...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
ヤバ…その違和感、見逃さないで。モラハラ男の“あるある”言動。狙われないためには?
 女性を不幸に突き落とす、モラハラ夫。結婚前に彼がモラハラ男ではないか確認したいですよね。今回は、結婚前にチェックしたい...
恋バナ調査隊 2025-07-13 08:00 ラブ
前の恋人とは「魂レベルで惹かれてる」スピリチュアル夫のバカげた主張。妻との結婚は“成り行き”と断言
「冷酷と激情のあいだvol.254〜女性編〜」では、特定の元カノと結婚後も会い続ける夫への腹いせのために、歴代の元カレに...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
元カノと会う夫が腹立たしい。“友達”だとは言うけど…嫌なのは変ですか? 37歳女性が悶々とする夜
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
3年前の“夫の不倫”が今でも許せない。妊娠中の裏切りがトラウマに(32歳・看護師)
 看護師の32歳女性です。会社員の夫(38)は3年前、私が妊娠中に不倫をしていました。実家で出産準備をしている間にマッチ...
植草美幸 2025-07-11 11:45 ラブ
“縁切り”祈願し続ける女の執念。他人が不幸になろうとも「彼が私と結婚しますように…って」
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-11 11:45 ラブ