Z世代界隈に多い!? 「静かな退職」を選ぶ心理と、先輩として上手な接し方

コクハク編集部
更新日:2024-11-18 06:00
投稿日:2024-11-18 06:00
「仕事には熱を持って取り組むべし!」アラフォー世代以降はこのように思っている人が多いですよね。その一方で、Z世代の若者は仕事への熱量低め。「静かな退職」を選ぶ人も多いのだとか…。
 ちなみに「静かな退職」とは、退職することではありません! その意味や、静かな退職をする人の心理と接し方を解説します。

静かな退職とは?

 静かな退職とは、アメリカのキャリアコーチが言い始めた「Quiet Quitting」の和訳。

「退職すること」ではなく、「出世は目指さずに必要最低限の仕事だけをこなすスタンス」を指す言葉です。

 昭和世代は「出世を目指してバリバリ働く」という考え方が主流でしたが、今は「仕事にやりがいは求めていないので、最低限で済ませたい」という姿勢で仕事をする人が増えているのだとか。

【読まれています】若手のやる気を奪う「新型パワハラ」とは? 気づかないうちにやりがちな注意点5つ

静かな退職を選ぶ心理

 仕事に魂を込めて打ち込んでいる人からすると、「何でやる気がないの!?」「仕事にやりがいを求めないなんて考えられない!」と静かな退職への共感は難しいはず。

 ということで、静かな退職を選ぶ人の心理を解説します。

1. 仕事に興味がない

 まず、多いのが「仕事自体に興味がない」。内定をもらえた企業に就職したものの、その会社の事業に興味を一切持てず、魅力も感じていないのでやる気も一切出ない…。

 自分がやりたかった職に就けなかった人によくある傾向です。

 仕事に興味を持てないので、「それならお金を稼ぐための手段だと割り切って、プライベートを充実させよう」と仕事よりもプライベートを優先させる方向に。

2. 仕事を続ける気がない

「タイミングが来たら転職しよう」と考えている人も、「静かな退職」のスタンスで仕事をこなしていることが多いです。

 直近で転職するつもりはないものの、どこかのタイミングで仕事を変えるつもりでいるので、今の職場で熱心に働いても意味がないと考えているのでしょう。

3. 昇進する気がない

「どうせこの組織では昇進できない」「そもそも役職者になりたくない」という人も、当然仕事に熱を持って挑むことはできないですよね。

 昇進を目指しているのであれば会社で評価される必要がありますが、昇進したいと思わないのであれば「会社で評価されなくても構わない」という考えになるのは当然かも。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


月経不調はストレスで悪化する? “脳疲労”と生理痛を軽くするセルフケア【専門医監修】
「生理痛はいつものこと、仕方ない」「PMSは気のせい」--などとガマンしてそのままにしていたり、鎮痛薬でやり過ごしたりし...
“推し”は最初から決まっていた…元芸能人が明かす「オーディション番組」の過酷な裏側と選ばれる子の共通点
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
「お尻トントン、もっと~!」可愛すぎる“にゃんたま”の甘えに抗えない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「寝てるカナ!」「ぁりがとぅ」それ、なんとかならん? Z世代が震えた“大人のクセ強”LINE6選
 流行り言葉は目まぐるしく移り変わりますが、やっぱり受け入れられない言葉はあるもの。今回は、どうしてもモヤモヤしてしまう...
「生理痛で婦人科に行くなんて大げさ」は間違い。月経不調の陰に潜む病気のリスク【専門医監修】
「月経前や月経中の腹痛がひどい」「頭痛や気持ちがわるくなったりする」「イライラが止まらない」…そんな月経にまつわる不調を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第103回「みんなで百物語ニャーン!」
【連載第103回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「鎌(カマ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
40代、気づいたらぼっち…まぁ、仕方がない3つの理由と“新しいつながり”の見つけ方
 40代を過ぎてから「友達が減った」と感じていませんか? 学生時代に親友と呼べるほど仲の良かった友達でも、気がつけば年賀...
メン地下「推し活」でメンタル崩壊、ストーカー寸前…沼りすぎた女たちの壮絶リアルな体験談
 いろんな意味で話題の「メン地下(=メンズ地下アイドル)」は、激しいハマり方をする女性ファンが多いことでも有名です。 ...
義母からの過干渉が「上司より怖い…」30歳新妻を追い詰めた“凶器”のようなLINE
 私の友人ユリ(30歳・事務職)が結婚して半年。幸せいっぱいの新婚生活を想像していた彼女を待っていたのは、思わぬ“監視網...
やってもた! 買って後悔した“便利グッズと家電”無駄遣いエピソード。バナナケースってマジで何で買った?
 今日も日本中で便利グッズや便利家電が生み出されています。でも、中には便利なはずなのに使ってみると「絶対いらないわ…」と...
マイメロがちょこん♡ 100均の“ワッペン”で服がめちゃ可愛くなった! 芸能人もハマる、手芸が密かなブーム?
 もともと裁縫が好きで洋服や小物を作るのを趣味としていたのですが、引越しのタイミングでミシンを仕舞い込んでから、すっかり...
おばば軍団から聞いた不思議な話。植物のパワーって本当にある? 花屋おすすめの“魔除けになる”飾り方
 ワタクシはいわゆる「スピなお話」が「都市伝説」関連と合わせて大好物でございます。  仕事柄、葬祭や宗教関係の方々...
姑の「無事でよかった」にウルッ…。義母からの“心に染みた一言”4つ。「うちの宝よ」って照れくさいなあ!
“姑”と聞くと「うわぁ…」とマイナスなイメージが浮かぶ人もいるかもしれませんが、素敵な姑も存在するもの。そんな姑をもつ女...
猫さま「ただ受け止めよ…」風に身を任せる“にゃんたま”のありがた~い説法が聞こえる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スター猫ににゃんたま総長まで。個性的なモフモフが大集合! 秋に愛でたい8連発♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年8月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...