「年収2,000万円の生活が手放せない…」浮気夫と我慢して暮らす44歳バリキャリ女性の分岐点

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-11-23 06:00
投稿日:2024-11-23 06:00

夫は浮気の反省ゼロ

 茜さんと夫とは、すでに何年も前からレス状態で、お互いに相手との肉体的なつながりは求めていないそう。それもあって茜さんは夫の浮気をたびたび許してきたと言います。

 しかし40代半ばに差し掛かっている今は「浮気性の男に嫌悪感を抱きながら生活をするか、生活水準を下げてでも快適でストレスのない生活をするか」の二択で悩んでいます。

「答えが出ない理由のひとつには、夫が浮気について反省していないところにもあります。

 彼にとって、浮気はあくまでも“遊び”。だから妻である私が気を揉む必要はないというスタンスなんですよ。今どき、こんな昭和っぽい価値観の男もいるんですねぇ…。

 私は現代の価値観を大事にしたいタイプなので理解できません」

許せない。けれど離婚を決められない

 茜さんは、夫の顔を見るとうんざりする日も増えてきているそう。ため息まじりに、自分の決断力のなさを嘆きます。

「でも生活水準をスパッと下げる勇気も出ないから、結局は今の暮らしをズルズルと続けてきちゃった。

 そうは言っても、これ以上の先延ばしはダメですよね。50歳になってから環境を変えるのって、今よりもしんどいんだろうなって気がするんです。

 だからぼちぼち、はっきりと決断をしたいんですけどねぇ…。

 夫の考え方がイマイチわからないのもあって、離婚するだけの原動力が見つからない。時間を無駄に過ごしているのではと、焦りだけが募ります」

 気力はあっても、体力が失われつつあると痛感していると話す茜さん。コロナ禍が明けてからも、バイタリティが湧いてこない自分にも戸惑っているそうです。

 以前なら、浮気男を見限って、すぐに新生活へと切り替えられたのにと感じているのだとか…。

  ◇  ◇  ◇

 では、夫であるヒロツグさんは夫婦関係をどう捉えているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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