娘デビューの辻希美、すべては計算通り? アンチの「なんかムカつく」を金に換えるブログの錬金術師

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2024-12-17 06:00
投稿日:2024-12-17 06:00

17歳の長女・希空が顔出しデビュー!

 モーニング娘。OGのなかでもトップクラスの活躍を続けている辻希美。ブログの炎上女王として儲けまくり、とんでもない財を築いているのは有名な話でしょう。

 そんな辻は2007年に杉浦太陽と結婚し、現在はなんと4人の子の母。先日17歳の長女・希空(のあ)が顔出しデビューを果すなどして、辻ファミリー全体にスポットが当たっています。コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんはどのように分析しているのでしょうか。

【写真特集】デビューは12歳! 辻希美のまだまだ子供体型なモーニング娘。時代も

  ◇  ◇  ◇

辻 希美(タレント・YouTuber、37歳)

伝説の炎上「流しそうめんウインナー」

 長女・希空さんのデビューは多くのネットニュースが取り上げましたが、「アンチが意外と少ない」ことを取り上げる記事もありました。

「アンチが意外と少ない」ことが読者の興味を惹くトピックになる理由は言わずもがな。

 母である辻ちゃん様(あえてこう呼ばせていただきます)が、とんでもない数&とんでもない熱量のアンチとともに芸能人生を歩んできたからです。

 特に結婚後に開設した彼女のブログ『のんピース』へのアンチのパトロールはすさまじく、数えきれないほどの炎上を経験しています。

 流しそうめんの機械にウインナーを流して炎上したのは有名な話ですが、それ以外にも子どものお弁当がウインナー、ミートボール、唐揚げだらけで茶色いと炎上したことや、挙句の果てにはイチゴに練乳をかけていただけで炎上したことも。

 また、モー娘。の先輩だった後藤真希さんの母の葬儀に参列した際、黒でまとめたコーディネートだったものの、大きなリボンを付けてミニスカートだったことでも、不謹慎すぎるとバッシングの嵐にもなっていました。

アンチビジネスのプロフェッショナル

 百歩譲って「流しそうめんウインナー」や「リボン&ミニスカ喪服」は炎上してしまうのは、非常識だという理由で騒ぎになるのはわかります。

 たださすがに、弁当が茶色系のおかずばかりだったり、イチゴに練乳をかけたりしただけで罵詈雑言を浴びる人生が、相当しんどかったであろうことは想像に難くありません。かなりの精神的タフさがないと生きていけないでしょう。

 そう、辻ちゃん様が“メンタル鬼ツヨ”なのは誰もが認めるところなのですが、彼女の真のすごさはそこではないのです。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...