更新日:2025-03-03 19:12
投稿日:2024-12-20 06:00
寛容な女を演じ続ける
弘道さんへの疑惑を持ちつつも、ひとたび逢うと彼好みの女になってしまう――。そんな、婚外恋愛の日々が半年間続いた。
「以前のように再び情熱的な日々が戻ってきたんです。マメに連絡をくれるし、食事やプレゼントで私を映画のヒロインにしてくれる。私も『よかったら使ってね』とお礼にブランド物のハンカチなどを贈りました。
FBを見ている件は内緒です。心は複雑でしたが、それこそ『不倫のいいとこ取り』と自分に言い聞かせて、彼の前では笑顔を絶やさない寛容な女を演じました。見ても見ないふり、知っていても知らないふり…。本気になったら地獄ですから」
突然の終止符
偽りの「幸せな婚外恋愛」に終止符が打たれたのは、突然だった。
「ある夜、弘道さんからお詫びのメッセージがあったんです。『ごめん、愛してるというメッセージを間違って妻に送ってしまった。君には迷惑はかけない。その代わり、もう逢えない。本当にごめんね』って…。これを見た直後、私は乾いた声で笑っていました」
予想外の展開に、春美さんは涙すら出なかったという。
「いまだに弘道さんが誠実だったのか、不誠実だったのかは分かりません。本当に私宛のメッセージを奥様に誤送信したのか、単に別れる口実として妻を理由にしたのか…。ただ、少しホッとしたのは事実です。これでもう恋に振り回されない。連絡を待つつらさを味わわなくていいんだって。
彼からもらった洋服とネックレスは捨てました。ただ、お気に入りのピアスだけはまだ捨てられなくて…」
婚外恋愛の天国と地獄を味わった春美さん。彼女の今後の幸せを心から願いたい。
(了)
ラブ 新着一覧
離婚したら、関係が途絶える元夫婦が一般的。子供がいて、育児での繋がりが続く場合もありますが、最低限の連絡にとどまること...
夫が不倫していると知っただけでも、怒りがこみ上げてきますよね。でももし、夫が不倫相手にあなたの悪口まで言っていたら……...
2022-12-24 06:00 ラブ
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.122〜女性編〜」では、交際中の恋人・シュンスケさん(仮名)が、自分との夜の生活について「僕...
夫婦喧嘩の理由は人によってさまざまですが、中には「なんであんなことで喧嘩したんだろう」と笑ってしまうようなくだらない理...
年齢が進んでくるにつれて、減っていくのが恋のチャンス。「もうチャンスなんて来ないのかも」と心配になる人も……。
そ...
せっかくお互いに良いパートナーになれたのに、浮気が発覚すると一気に関係性が崩れてしまいます。一緒に過ごした時間や経験、...
女性の社会進出も進んできて、家庭を取り巻く環境は変化しているというのに「夫婦関係」は昔のまま変化していないよな……と感...
芸能界のニュースでは、20歳も年齢が離れた年の差結婚が珍しくありませんよね。実際に、好きな男性がかなり年上という人も多...
大人女子はそれなりに恋愛を経験しているもの。そのため、ちょっとやそっとではキュンとしないかもしれませんね。
で...
昭和の家庭では、「男性は仕事に行き、女性は家庭を守る」のが常識でしたが、令和では、SNSで「自称イクメンパパ」が子育て...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.121〜女性編〜」では、交際中の恋人・ハヤトさん(仮名)を婚活アプリで発見してしまい、憤りを...
好意を抱いている年上の男性から「妹みたい」と言われたら、 まるで「恋愛対象外だよ」と言われたようで、ショックを受ける人...
離婚率が高い日本。でも、中には世間の女性がこぞって嫉妬するほど妻を大事にし、妻にも大切にされる「愛され夫」が存在するよ...
冬の寒い頃になると目立つのが、オンライン占いや電話占いを利用する人たち。なかには自分が納得する鑑定結果になるまで、何人...