BL、女風に続き2025年は「百合」が流行る? 性別問わず関心高まる“知られざる世界”

内藤みか 作家
更新日:2024-12-26 06:00
投稿日:2024-12-26 06:00
 2024年に話題になったワードのひとつに「女性用風俗」があります。テレビ番組やマンガなどでも取り上げられることが続き、すっかり市民権を得たと言えるかもしれません。
 それを踏まえて2025年に流行るワードを予測すると「百合」だと思われます。

“女風”はしっかり認知が広まった

 女性用風俗は、かつては「出張ホスト」という名称で営業されていることが多かったのですが、コロナ禍以降に「女風(女性用風俗)」と名乗る店が増え、従業員が「セラピスト」と言われるようになって以降は、都内だけで100店舗以上を数えるほどに成長しました。

 サービスとしては女性用デリヘルのような内容で、セラピストが指定されたホテルや部屋に出向き、オイルなどのマッサージにプラスして性感マッサージもこなすというものがほとんどです(一部デートのみ、電話のみなどのコースが存在する店も)。

女性だって男性並みに稼いで遊ぶ時代

 女性がセラピストを呼び出し、彼らにストレスを発散してもらうことが珍しいものではなくなってきました。理由はいくつかあると思いますが、「女性も男性並みに稼いで遊ぶ」時代になったこともあるでしょう。そうした女性たちは以前はホストクラブで遊んでいました。

 しかしコロナ禍で大勢が集まる場を控えるようになった際、マンツーマンで遊べる女風が注目されたのです。他の女性客に顔を見られるリスクもないので、女性社長や芸能人も利用しているという話もあります。


【こちらもどうぞ】“女風”で気持ち良くなりたいのに…アラフォー女性初回利用でなぜ大失敗?

でも女性とはまだ遊んだことがなくて…

 しかしいくら相手は仕事とはいえ、初対面の男性といきなり密室で二人きりになり、全裸になってマッサージを受けることに抵抗を感じる女性も少なくありません。そのため、女風の男性を呼び出して食事だけする遊び方をする人もいます。

 そんななか、じわじわと増えてきているのが、女性向けレズビアン風俗です。

 女性が女性をマッサージするというサービスを行うものです。希望すれば性感マッサージもしてくれるこうした店舗が、東京だけでなく地方にも広がっています。

女同士の未知の関係にドキドキ

 男性ではなく女性と密室に入るので、怖さや緊張もあまりなく、リラックスして遊べるのか、少しずつこのサービスが受け入れられ始めているのを感じます。さらに、多くの女性が「男性とは経験があるけれど女性とはない」という状況です。

 まだ未経験の楽しいことがあるとしたら、一度は試してみたくなる人も多いのでしょう。なので、2025年は「百合もの」が流行するだろうと推定します。

「百合」とは、女性同士の関係を意味するワードです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【独占】いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観
 青年コミック誌「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の『ヤリマンになりたい。』。そのド直球すぎるタイトルを描...
河合桃子 2024-04-26 06:00 ラブ
40女が再認識した“超絶モテ”作法 合コンの絶対的エースに学ぶ3本柱とは
 先日、大学時代の友人・Rちゃんと久しぶりに食事に行きました。このRちゃん、学生時代は「合コンの絶対的エース」でした。 ...
一生添い遂げる相手を見つけるのは不可能!?日本の結婚制度限界じゃない?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  婚活がうまく...
豆木メイ 2024-04-23 06:00 ラブ
【推し活の落とし穴】推しへのガチ恋で婚期を逃し、心も懐も寂しくなった
 あなたには“推し”がいるでしょうか? アイドルやイケメン俳優、アニメキャラなどを熱烈に応援する“推し活”は、オトナの女...
恋バナ調査隊 2024-04-22 06:00 ラブ
48まで男を知らなかった私、無修正のAVがこじれたSEX感を植え付けた
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っている...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:41 ラブ
情事妻のテク。不倫相手の名前を“五反田のまさかず叔父”で登録したら…
 不倫相手との連絡によく使われるLINE。でも、そのままの登録名では怪しまれてバレるのがオチ…。だからこそ、みんなありと...
恋バナ調査隊 2024-04-21 06:00 ラブ
「娘に“男”を見せたくなかった…」マチアプを悔やむ45歳シンパパの本音
「冷酷と激情のあいだvol.191〜女性編〜」では、自身の妊娠と出産を年齢的な理由で諦め、シングルファザー限定で恋人探し...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
出産は諦めたけど子は欲しい…シンパパ射止める“5秒前”、47歳独女の計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
着信26件、もはやホラー! アラサー・アラフォー女性が蛙化した瞬間
「好きだったけど幻滅した!」と、好意が一気に消えてしまう“蛙化現象”。(元々は、好きになった人から好意を感じると逆に嫌悪...
恋バナ調査隊 2024-04-20 06:00 ラブ
人生狂わす男女の金銭トラブル 大谷を襲った“一平さん騒動”と次元違えど
 大谷翔平選手と水原一平さんの間で起こった金銭トラブルとは次元が異なるものの、男女間でもお金が原因の関係が破綻は少なくな...
恋バナ調査隊 2024-04-19 06:00 ラブ
年下男子とのデートは「ヌン活」に限る? 彼らを誘うと「即OK」するワケ
 アフタヌーンティーが人気です。色とりどりのスイーツとおいしいお茶を味わいながらの午後のティータイム女子会は格別な心地良...
内藤みか 2024-04-18 06:00 ラブ
自分にはお金使うくせに「ケチな男」の特徴4つ、結婚したらどうなる?
 自分の持ち物や趣味には好き勝手お金を使うのに、それ以外のことにはお金を出すのを嫌がる男、いますよね。  車がベンツで...
恋バナ調査隊 2024-04-17 06:00 ラブ
職場は心の浮気の震源地!四六時中チャット、2人きりランチ…リスクは?
 恋人がいるのに他の男性と体の関係があったら、それはガッツリ「浮気」。そして、既婚者であれば「不倫」です。でも「体の関係...
恋バナ調査隊 2024-04-16 06:00 ラブ
不倫2回、なにかあるとお母さん…夫に優しくできない納得すぎる理由5選
 人前で夫を批判したり、夫と頻繁に喧嘩したり。そんな女性を見て、外野は「もっと旦那さんに優しくしたら?」なんて言いたくな...
恋バナ調査隊 2024-04-15 06:00 ラブ
「マチアプで知り合った女と人生歩めます?」肉体関係を拒む50男の疑念
「冷酷と激情のあいだvol.190〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った50歳の恋人と、1年にもわたって肉体関係...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
淡泊すぎて蛇の生殺し…マチアプ交際1年、肉体関係ゼロな彼に悩む46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ