「不倫女医」の悪評は我慢できても、それは無理! 15歳年下彼「銀座の黒服志願」にプッツン #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-01-17 06:00
投稿日:2025-01-17 06:00

これまでのあらすじ

 久美さん(36歳大学病院勤務医/既婚・子供なし)は、医師として仕事に邁進する日々だったが、母がガンで亡くなったことで人生が大きく変わった。

 母の死後、開業医の父(70歳)は、医療スタッフとして働いていたマレーシア人女性・サラさん(37歳)と「再婚したい」と言い出したのだ。

 悲しみも癒えないタイミングで、母への裏切りともいえる再婚話に、久美さんは大きなショックを受ける。2歳上の夫は関西に単身赴任中で、父との仲が悪く、もめ事には巻き込みたくない。

15歳下の青年との出会い

 そんな彼女に出会いがあった。15歳下の卓也(21歳大学3年/独身)だ。

 四国の大学を休学して「1年間だけ東京で生活したい」と言う彼は長身で笑顔がまぶしい爽やかな青年。彼の存在は、大いに久美さんの救いとなった。

 交際に発展した2人だが、東京で働き始めた彼の収入は月25万円弱。収入の差や15歳上の既婚者である後ろめたさもあって、デート代や旅行代、ホテル代まで久美さんが負担することに。

 先輩の女医に相談すると「久美は騙されている。単なるATM女じゃない」と一喝。反発心もあって交際し続けたが、幸せな日々は続かなかった。次第に彼からの連絡は減り、デートもドタキャンされる始末。

 落ち込んでいたある日、勤務する大学病院で「久美さんが不倫している」との噂が流れて…。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

何を信じたらいいの

 久美さんは語る。

「もう最悪です。何を信じたらいいか分からなくなりました。卓也くんからのLINEは減る一方ですし、楽しみにしていた東京ディズニーランドのデートもドタキャンされる。父からは『サラさんとの入籍に、きちんと承諾が欲しい』とせっつかれて…。あげく、病院内では不倫の噂が立って、私には居場所がなくなりました。

 とりわけ卓也くんの件を相談した先輩女医を恨みましたね。もう誰も信じない、期待しないと心に決めたんです。私自身が傷つくだけですから」

 鬱々とした日々が続く中、彼女が勤める科で『離島での勤務医募集』があった。東京の大学病院で働きながら、2週間だけ沖縄の離島にある小さな病院で働くというものだ。航空チケットと宿泊費は離島の病院が負担してくれるという。

 久美さんは語る。

【読まれています】「処女妻」初夜の儀式 夫公認でセレブ義父母の性奴隷に… #1

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


40代半ばで婚活参戦、8人の男とお見合いしてわかったこと。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-11-17 09:38 ラブ
やっぱり脈なし?男性が“恋愛対象外”の女性に送るLINE4選
 気になる男性とLINEを交換したのはいいものの、その後のやりとりに脈が感じられないことってありますよね。実は、男性は「...
恋バナ調査隊 2020-11-10 06:00 ラブ
好きなタイプを聞かれた…男性をソノ気にさせるベスト返答!
 男性から聞かれて困るのが「好きなタイプは?」という質問。皆さんはどう答えていますか? 女子トークではなんでも言えちゃう...
若林杏樹 2020-11-09 06:00 ラブ
年下男性の落とし方♡ 好かれる女性の特徴&アプローチ方法
 年下男性を好きになった時、女性は「年上だから……」と引け目を感じてしまいがち。なかなか自信が持てず、アプローチすること...
恋バナ調査隊 2020-11-09 06:00 ラブ
彼氏と長続きする女性のLINE♡ 真似したい共通点8つ
 カップルの連絡ツールとして、多くの人がLINEを使っていますよね。でも、LINEは顔が見えない分、気をつけないと誤解を...
恋バナ調査隊 2020-11-08 06:00 ラブ
恋人じゃダメ? “都合のいい女”から昇格できない女性の叫び
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-11-07 06:06 ラブ
「鬼滅の刃」に学ぶ 男を虜にする“プラスのギャップ”活用術
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。空前の大ヒットアニメ「鬼滅の刃」。そのキャラクターの人気投票が先日発表されま...
山崎世美子 2020-11-07 06:00 ラブ
「彼女は怖い…」割り切った関係を静かに終えたい男性の告白
 前回の「恋人じゃダメ? “都合のいい女”から昇格できない女性の叫び」では、セフレの関係から脱却したいのに、相手の男性か...
並木まき 2020-11-07 06:05 ラブ
つらい時こそ成長できる…“離婚のどん底”で見えてきたもの
 離婚から少し時間が経ったからこそ、自分の新たな側面も見えてくるようになりました。離婚という人生の一大事によって、人はど...
七味さや 2020-11-06 06:00 ラブ
マンネリを解消するにはどうすればいい?5つの原因&解消法
 付き合いが長くなってくると、多くのカップルが「マンネリ」という壁にぶち当たるでしょう。そして、これを乗り越えられずに別...
恋バナ調査隊 2020-11-06 06:00 ラブ
一緒にいると錯覚…ZOOMでイケメンを撮影した写真集がリアル
 世界にもあまり例がないであろう、珍しいイケメン写真集が発売になりました。これは、4人の俳優をZOOMを介して撮影したも...
内藤みか 2020-11-05 06:00 ラブ
LINEで好感度アップ♡ モテる女子が知っている“9つの法則”
 連絡ツールとして便利なLINEですが、男女間のLINEでは既読スルーや未読スルー、返信内容や送る頻度など、悩みがたくさ...
恋バナ調査隊 2020-11-05 06:00 ラブ
片思いが辛い…楽しいはずの恋が辛くなる原因&対処方法
 たとえ片思いであっても、好きな人がいるというのは幸せなこと。ワクワクして景色が違って見えたり、意識的におしゃれをしたり...
恋バナ調査隊 2020-11-04 06:00 ラブ
“重い女”と思われるかも…男性が嫌がるLINEの特徴7つ
 コミュニケーションツールとしてとても便利なLINEですが、知らず知らずのうちに、男性から「重い女」と思われているかもし...
恋バナ調査隊 2020-11-06 11:44 ラブ
お見合い結婚と恋愛結婚の違いは?メリットとデメリット比較
 “お見合い結婚”と聞くと、親が結婚の相手を決めるような封建的な結婚をイメージしがち。しかし、現代の日本のお見合い結婚は...
恋バナ調査隊 2020-11-03 06:00 ラブ
新卒で付き合った3歳上の同僚彼氏には別居中の奥様がいた。
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビ...
内埜さくら 2020-11-10 19:02 ラブ