どう改善すべき? 意外な解決法
「私もネイティブではなく中国語を学んでいる人間なので、発音の習得はやっぱりすごく難しい。松田さんの発音が怪しいのも仕方ないでしょう。無表情で冷静な役柄だからか、余計に抑揚がつけづらいのかもと思いました。
ただ、中国のドラマに出演するネイティブの役者であれば、静かな話し方でも聞き取れるんですよね。中国人も間違えがちだけど、四声はとにかく大事な要素なんです」
どう改善すれば、良く聞こえるようになるのか?
「日本語は先だけで話せますが、中国語はお腹から声を出して発生する印象があります。なので、もう少し声を張って話したり、口全体を使って話すというのも一つの手。中国人は疲れるほどに『口』の筋肉を使います。
中国へ行くと周りに合わせて声が大きくなりがちです。それでも通じないときの反応たるや…単刀直入で失礼な対応をされます(笑)。犯罪者相手ならもっとひどい対応をされそうだけどな、と感じました(笑)」
中国人=犯罪に近い存在ではない
一方、ドラマそのものに関しては喜んでいる中国関係者が多いという。
「リアルな中国語を聞けるのが嬉しいと話題になっています。有名俳優が中国語通訳の役をやってくれるだけでもありがたい。ただし、中国人が皆このような犯罪に関わっていたり危ない存在だと思われるのでは? という点は少し心配しています。
私はたまたま中国人と関わる仕事や生活をしていて、中国語講師や学者さんの他、日本のコミュニティにしっかり属しているママ友などと接することが多いのですが、きちんと日本で生活されている方が大半です。
もちろんその辺を加味して制作されていると思いますが、中国人=犯罪に近い存在では決してないとお伝えしたいです」
SNSでは高評価!
最後にAさんは「引き合いに出すわけではないけど、『光る君へ』(NHK)の松下洸平の中国語は上手だと感じました」とも話す。
各インタビューでも、中国語の取得が大変だったと話していた松田龍平。SNSでの反応を見ると『松田龍平、中国語上手だな。勉強になる』『流暢な中国語を話してる』『松田龍平の中国語を話す姿がセクシーで最高!』など評判は上々のよう。
本場の中国語を知る人からは厳しい意見が上がったが、ほとんどの視聴者は発音を気にしてはいない様子だ。ドラマはまだ数話目、今後より上達していく可能性も高いだろう。
(編集MS)
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