51歳独女ライターが見た「色恋営業」の大修羅場。ホスト遊びに色恋をなくしたら何が残るの?

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-02-24 10:00
投稿日:2025-01-27 06:00

この目で見た色恋営業の大修羅場

 たとえば、こんな事件がありました。私がお手伝いしていたバンド「D」のギタリストKくんは、背が高くイケメンでめちゃくちゃモテるバンドマンでした。

 バンド「D」のファンの半数は彼が目的だったといっても過言ではないほどでしたが、彼はバンドだけでは生計を立てられず、バイトもするような生活。稼いだお金が日々の生活費とスタジオ代で消えていくため、新しい機材を買うこともままならずでした。

 そんな彼が得意としていたのは、自分のファン数名に甘い言葉をかける色恋営業です。中にはベッドを共にした子もいた模様ですが…。

「僕には◯◯ちゃんの支援が必要なんだよ」

「ギタリストとして成功するためには、この機材が必要なんだ」

 などと甘~い言葉をかけて物品やお金をせびっては、メンバーやスタッフたちに武勇伝のように話していました。

「そんなことしていたら、そのうちファンに刺されるよ!」そう何度も忠告をしましたが、「大丈夫!うまくやっているから!」と、どこ吹く風。ところがある日、彼が色恋営業を行っていた2人の女性ファンが、楽器屋でばったり遭遇してしまったのです。

 彼女たちは互いに顔見知りだったこともあり、話をしてみると、どうやら同じ機材を買いに来た様子。突き詰めていくと、2人ともKくんに甘い言葉でたぶらかされ、機材の購入をお願いされていたのです。

2人のファンとKくんとの間で大修羅場

 ライブハウス裏の路上では女性たちの奇声が飛び交い、彼は刺されはしなかったものの、その騒動に警察を呼ばれ、連行されるはめになったのでした。

 つくづく、男女のどちらかが客になる界隈では、恋愛感情を利用した営業は当たり前にあると思わせる出来事でした。

 しかし、同じ内容の営業をされても、まったくなびかない客がいるわけで。なぜ一部の人は色恋でドツボにハマってしまうのでしょうか?

 次回は、色恋営業にハマってしまう理由や性質について考えてみたいと思います!

mirae.(みれ)
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アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
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