51歳独女ライターが見た「色恋営業」の大修羅場。ホスト遊びに色恋をなくしたら何が残るの?

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-01-27 06:00
投稿日:2025-01-27 06:00
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。

“色恋営業”禁止の風営法改正案

 警視庁は昨年12月、ホストクラブの“色恋営業”禁止の風営法改正案を2025年の国会に提出すると発表しました。いわゆる“ホス狂”と言われる女性たちが、担当ホストに巨額の売掛金を支払うために売春を強要されたりすることが社会問題になっており、その対策案として出されたものです。

 しかし、個人的には「ホスト遊びに色恋をなくしたら一体何が残るのか?」という思いが強くあります。今回は色恋営業について、私の経験を交えて考えてみました。

そもそも色恋営業ってなんなの?

「色恋営業」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。そもそも色恋営業とは何なのでしょうか。ネットで調べてみると、以下のようなことが書かれていました。

「色恋営業(いろこいえいぎょう)とは、相手の恋愛感情に乗じて、従わないと関係が破綻することを示唆して金銭を使わせる手法」(Wikipediaより)

 つまり、恋愛感情を利用した営業方法ですが、主にホストやキャバクラをはじめとした“夜職”と呼ばれる接客業で、お客に対して行われることが多いようです。

【こちらもどうぞ】出張ホスト、ママ活、女風…女性の金目当てに上京する男性が増えている!

 具体的にはどのような行為が色恋営業にあたるのか。よく見かける代表的なものをピックアップしてみると、

・相手に対して特別な感情があると示唆する
  →「僕にとって君は大事な人だよ」「この話は君だけにしかしないよ」「早く会いたいよ」など

・将来を約束するような言葉を発する
  →「ホストを辞めたら君と一緒になるつもり」「将来は君と子どもを育てたい」など

・言うことを聞かないと(お金を出さないと)関係が終わりになることを示唆する
  →「今回売り上げが立てられなければもう会えなくなる」「ホストを辞めたらもう会えない」など

 今回の警察による規制対象は、ホストのみでキャバクラなどには適用されないとのこと。ですが、キャバクラでも同じような色恋営業は行われており、たびたび問題になっています。

あちこちで行われている色恋営業

 実際はホストやキャバクラに限らず、地下アイドル、メイドカフェ、コンカフェ界隈のほかに、インディーズバンドなどでも似たような営業行為は行われています。

 リアルな接触がある接客業では、“ごくごく当たり前”の営業方法といえるでしょう。

 長年にわたってバンド界隈やアイドルなどの強火オタクとなり、インディーズバンドのスタッフ業務なども経験してきた私は、色恋営業を目の当たりにする場面はたくさんありました。

 とくにインディーズバンドのスタッフをしていた頃は、バンドメンバーがファンの女の子に対して、「〇〇ちゃんはファンの中で一番かわいい」や「みんなには内緒だけど、特別だよ」などとギリギリの甘い言葉をかけてライブチケットやグッズを大量に買わせたり、プレゼントを貢がせたり。それはまさに色恋営業そのものといえるでしょう。

 そして、まんまとハマらせた女の子たちと、しょっちゅうトラブルを起こし、ライブ会場では戦々恐々な空気が漂っていました。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋人未満な関係はもうウンザリ…セフレと本命彼女の違いとは
「セフレと本命の彼女の違いってなんだろう……」  友人のアラサー女子に相談されたのですが、皆さんはどう答えますか? そ...
若林杏樹 2021-12-01 06:00 ラブ
自分のお金は自分だけのもの! 鬼嫁たちの呆れた金銭感覚
 鬼嫁は常に自分のことしか考えず、夫は「自分のために存在している人」でしかない様子。金銭的な面についても、“結婚”という...
並木まき 2021-11-30 06:00 ラブ
浮ついた心に刺さる! 彼氏に浮気をやめさせる効果的な言葉
 大好きな彼氏がほかの女性と浮気をしていたら、本当に辛く、傷つきますよね。でも、感情に任せて責めたところで、逆効果になっ...
恋バナ調査隊 2021-11-30 06:00 ラブ
彼女持ちの男性の4つの脈ありサイン&上手なアプローチ方法
 人を好きになる気持ちは、自分でコントロールできるものではありません。たまたま好きな人が彼女持ちだった……なんてこともあ...
恋バナ調査隊 2021-11-29 06:00 ラブ
思わず胸キュン♡ 彼氏が彼女を「可愛い」と思う瞬間5選!
 世の中の男性たちは、彼女のことを「可愛い」と思う瞬間、愛情がさらに深まっていくそう。そこで今回は、彼氏が彼女を「可愛い...
恋バナ調査隊 2021-11-29 06:00 ラブ
片思いが辛い…距離を置くべきタイミング&意外なメリット♡
 片思いがなかなか進展しないと「辛い」と感じてしまう人もいるでしょう。また、相手の男性との距離感がわからず、悩んでいる人...
恋バナ調査隊 2021-11-28 06:00 ラブ
女性から誘うのはアリ?男性が喜ぶ夜の誘い方&NG行動♡
 女性から男性に夜のお誘いをするのは、なかなか勇気がいるもの。「断られたらどうしよう」「ドン引きさせるのでは?」と不安に...
恋バナ調査隊 2021-11-28 06:05 ラブ
男性は女性の涙に弱いとは限らない? 状況で変わる男性心理
 昔から、男性は「女性の涙に弱い」と言われてきました。でも実は、“女性の涙”といっても、状況によって男性が感じる感情は大...
恋バナ調査隊 2021-11-27 06:00 ラブ
夫は浮気相手と同棲中も…離婚話が進まず苦悩を抱える女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-11-27 06:00 ラブ
もし離婚したらこのまま…再婚を迫る浮気相手に辟易する男性
「冷酷と激情のあいだvol.66〜女性編〜」では、夫の浮気が発覚し、別居までは進んだものの、離婚には応じてもらえず苦悩を...
並木まき 2021-11-27 06:00 ラブ
彼女がいる人を略奪愛したその後とは? 続かない理由&対処法
 恋は、いつどんなタイミングではじまるかわからないもの。中には、好きになった人に彼女がいて、図らずも略奪愛という形になっ...
恋バナ調査隊 2021-11-26 06:00 ラブ
“縁がある人”って? 5つの特徴&出会いのタイミング♡
 あなたは今まで、「この人とは、なんだか不思議と縁を感じる……」と思った経験はありますか? そんなふうに“縁”を感じられ...
恋バナ調査隊 2021-11-26 06:00 ラブ
返信率が上がる♡ 彼が思わず返信したくなるLINEの内容5選!
 大好きな彼とLINEを交換したのに、結局盛り上がらずにフェードアウトしてしまった……という人は意外と多いようです。それ...
恋バナ調査隊 2021-11-25 06:00 ラブ
タイプ別! 彼氏が落ち込んでいる時の正しいなぐさめ方♡
 彼氏が落ち込んでいる時、あなたはどのように励ましていますか?「私ならこうして欲しい」と思う励まし方をする人や、「男性な...
恋バナ調査隊 2021-11-25 06:00 ラブ
感染症対策もバッチリ! 出不精な彼と外で楽しむ冬デート3選
 今年のクリスマスもウイルスに気をつけながら過ごさなくてはならないのかもしれません。感染対策の面倒くささからか「彼がデー...
内藤みか 2021-11-25 06:00 ラブ
幸せな結婚ができるかも♡ 相性抜群な男性の見つけ方5選
 恋愛において「相性」ってとても大切ですよね。でも、恋に落ちてしまったばかりの頃は、相手の良い面ばかりが見えてしまうため...
恋バナ調査隊 2021-11-24 06:24 ラブ