事例ありき? お役所仕事だな。街路灯ランプをLEDにするだけなのに、なぜかてんやわんや…

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-03-13 16:33
投稿日:2025-02-05 06:00
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。
 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかりで…。

紆余曲折を経て、待望の「街路灯LED化」が実行に!

 節分も過ぎ、お正月気分は完全に終了。きっと、少し短い2月が風のように過ぎ去り、あっという間に桜が咲いちゃうー。

 今回は、商店会の顔、街路灯案件についてのお話し。ちょっと1回では書ききれないので、2回に分けて書きます。よろしくです。

  ◇  ◇  ◇


 以前も触れたが、このポンコツ商店会、再出発するきっかけの一つに「街路灯のLED化」があった。水銀灯ランプを使用した街路灯の電気代が高く、将来的に電気代が払えなくなるから、LEDランプに変えなきゃねって話。

 ただ、LED化工事はなかなかの金額(ウン100万円)がかかるため、行政の助成金なしでは不可能。そして、助成金申請には、ポンコツ幽霊商店会ではだめ、正式に活動中の商店会であることが条件となる。

 つまり、商店会再出発の目的は、街路灯LED化申請であり「街路灯維持」でもあったんですわー。

 そんなこんなで、昨年の夏、LED化工事の申請。そしてやっと年末に助成金交付の許可がおり、年を明けてLEDランプの設置実行となった。いやー、結構長い道のり…。

【こちらもどうぞ】「オレ忙しいアピール」って何様よ? 昭和オヤジの怠慢さに怒りの沸点越え

世の道路や商店会の街路灯、ランプの色は白色が主流

 昨年夏のLED化申請から実行まで、考えてみればいろいろなことがあったなぁ。LED化工事の施工業者さんにたくさんお世話になり、そして諸々学ぶこととなった。

 例えば、ランプの色。

「商店会のランプなんですけど、白色でいいですよね?」と業者さん。

「え! いやいや、電球色みたいなオレンジっぽいのにしてください。白はオシャレじゃないし」と私。

「…あ、そうですか。うーん、実はー、商店街ってほとんど白色ランプなんですよ…」

「そーなの!? 電球色だと申請通らないとかあるんですか?」業者さんの想定外の答えにびっくり。

「明るさがキープできれば、電球色に規制はないと思うのですが、区内の事例がほぼなくて…」

 衝撃! 地域の道路、商店会など、世の中のほとんどの道路の街路灯は白色ランプを使用しているという。全くノーマーク…全然気にしてなかったー。

 白色電球が多い理由として、過去には照度の問題があった。しかし、現在はLEDが主流になり、電球色でも十分に照度を保てるため、白色以外も取り入れられるようになったという。

 業者さん曰く、行政の申請というものは、過去の事例があればすんなりいくけれど、事例がないと滞りがちなんだとか。さすが、お役所仕事って感じっす。

近隣地域の「電球色街路灯事例」を探し歩く

 施工業者さんに事例があれば…と言われ、白色電球を使用していない道路や商店会を探し始めた。すると、近隣にも多少白色電球以外の街路灯があった! ほんの数例ではあるが、ビールがモチーフになった街路灯(某ビール会社の近所)や、和風の雰囲気に合わせて柔らかい電球色を選択している商店会などを発見。

「ありましたよ、電球色商店会! 同じ区内で一つでも事例があればいけますよね?」と私。

「そうですねー、多分いけると思います。やってみましょ」と苦笑いの業者さん。

傾いた街路灯は修繕しないと申請おりず…

 ランプの色問題をクリアし、あれこれ資料を揃え、必死の思いで期日内に申請。あとは交付を待つばかり~♪ とのんびりしていると――。

「あのー、街路灯が2本傾いてるの気づいてました? あれねー、直さないとLED化の許可は降ろさないって役所から連絡ありました」と業者さんからの電話。

「えぇぇぇ、それすっこい大変じゃないですか!」めちゃめちゃ焦る私をよそに、

「そうですねー、これで1カ月以上工期が伸びますねー。あと、傾きを直すのは助成金出ないので、商店会さんで負担になりますけど大丈夫ですか?」業者さん、淡々としてるー。

 私は、また費用がかさむのか! とヒヤヒヤもの。あああ、なぜ、こうサクサクいかないかな。

LED化は置いといて、取り急ぎ傾いた街路灯のお直し

 そして、 LED化は街路灯の傾きを直すまでお預けとなり、まずは傾きの原因やら状況を調査。といっても、行うのは私ではなく業者さんだけど。

「調べましたけど、根元は問題なくて、上の方がちょっと曲がっているだけだったので、費用もあまりかからずに直せそうですよ」と業者さん。その言葉に心からほっとする私。

「あー、よかった…。もしかして街路灯、設置し直し! みたいな話になるのかと思ってビビりました」

 一つ進むと一つなにか起こる。なかなかスムーズに物事が進まない。まるで私の人生のような3歩進んで2歩下がる「街路灯案件」。

 次回は「街路灯LED化」プラス、街路灯に設置する「商店会フラッグ」の話も。今回に引き続き、街路灯にまつわるドタバタをお届けするつもりです。

 次回(#14)へ続く。

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【漢字探し】「坊(ボウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「生きることが難しい」不注意すぎる私の日常。PR案件の真偽や如何に。
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
ヤバ…トイレ行きたい、おならしたい! “緊急事態”をどう乗り越える? 生理現象のごまかしテクニック
 電車や会議中の急な尿意や、うっかり人前でおならをしてしまう瞬間――。大人になっても誰にでも訪れる“生理現象のピンチ”。...
ちょ、想像以上に高価な付録だ!「VOCE10月号」3500円→980円も驚異だが、660円得する方法を発見
 本体以上の値段がする付録がついて、毎号コスパ抜群な雑誌の付録。今回はさらにお得さが増す、書店限定付録についてレポートし...
「なんで私が異動なの?」業務違反を報告→なぜか地方赴任に…恐怖の人事エピソード6選
「この状況でなんで私が異動させられるの?」「人事評価が腑に落ちない!」会社員として働いていると、こんなこともしばしば。 ...
忙しいのはお前だけじゃねえ! 家事をしない夫、自己中な友達…“多忙アピ”にイラついた話5選
 自分だけ忙しいと思ってる人に対してイラッとした経験はありませんか? 「こっちだって忙しいんだよ!」「そっちに合わせなき...
空に映える“にゃんたま”の尻尾、誇り高き騎士のよう…! 視線もハートも奪われちゃう♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
猛暑でも“元気すぎる”青い花。「アムロ、行きまーす!」ばりのタフな優秀選手、玄関に飾るのがオススメな理由
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋には、お庭や玄関まわりに植物を植え込む「植栽」なんてお仕事もございます。  店長が...
大好きなテレビ鑑賞中、ふと襲われた「不安感」はなんだ? 更年期、不調の新フェーズに突入か
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
土屋太鳳の“裏アカ”疑惑は他人事じゃない? いまや約3割が所有…恐怖の「誤爆ケース」4連発
 女優の土屋太鳳(30)の“裏アカ”流出疑惑が波紋を呼んでいます。いまや芸能人だけではなく、一般人も“裏アカ”を持つのが...
言いすぎー! 思春期な“我が子”のトンデモ暴言集。「うるせえ、スメアゴル」に笑っちゃったよ
 子どもから大人へと移行する時期と言われる思春期は、子育ての修羅場。私たち親も「反発したい年頃よね」と分かっているけれど...
元タレントが見た過酷な現実。芸能界で“誰かのお気に入り”になった女と拒んだ女の分かれ道
 世間を揺るがす芸能界の黒い噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われている芸...
ありえない“パワハラ職場”経験談6選。「先輩の指示で話せないの」って小学生かよ!?
 パワハラが問題視される時代ですが、今もなおパワハラが原因で退職に追い込まれている人が少なくないようです。今回はパワハラ...
43歳、推し活でお金は減った。でも後悔はない。“推し”と過ごしたあの頃の私を誇りに思う
 アラフィフに差しかかる少し前、私はK-POPの“推し”と出会いました。これまでも長くオタ活を続けてきましたが、その出会...
芸能人も公表…パニックに陥ったら「ダメな人間だ」と責めないで“怖い”と思っていい。今の自分を受け入れる大切さ【専門家監修】
 2012年に59歳で亡くなったロック歌手・桑名正博さんとアン・ルイス(68)の長男でミュージシャンの美勇士さんや、タレ...
魅惑の“にゃんたま”ツーショット♡ 2匹の背比べ、真の勝者は意外なところに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...