「僕を応援して!」とアピった20代イケメンが女性たちから総スカン。壮大な勘違いを見抜けますか?

内藤みか 作家
更新日:2025-02-13 06:00
投稿日:2025-02-13 06:00
「推し」に課金することが当たり前になってきたこの頃、その流れに便乗する人が出てきています。「自分を応援してほしい」という人たちです。

「夢があるから支援してほしい」などと言ってくる彼らを、どうすれば上手に撃退できるのでしょうか。

私たちが「推し」に課金する理由

 最近は、推しの存在が当たり前になってきています。多くの人には推しのタレントやスポーツ選手がいて、彼らを応援しているのです。それはライブやスポーツ観戦をしたり、それなりにお金がかかることでもあります。

 コロナ禍以降はチケット代や現地での宿泊費などが高騰し、推し活もなかなか大変になってきていますが、誰かを応援したい人はむしろ最近増えているように感じます。

 応援することで、その人や社会と繋がりを持ち、心の安定を求めているのかもしれません。

多岐に渡る応援相手

 ここ数年は特に、応援する相手は有名人に限らない流れが起きています。お気に入りのYouTuberやライブ配信者に投げ銭すること、ハマっているホストのためにシャンパンを開けること、これらもすべて「応援」のワードでまとめることができるのです。

 さらに、クラウドファンディングという応援のカタチも広がりつつあります。その人が新しい商品やイベントを計画した際、プロジェクトを支えるために支援するもので、たとえば配信者が洋服ブランドを作って販売したいといった時に、その服を先行予約する形で応援するのです。

【こちらもどうぞ】10歳超年上女にアプローチする男性が増えている。“出産が難しい”と断り、後悔しないための改善点

応援されたい男たち

 こうした世の中の動きを見ていて、20代のA君は「自分も誰かに応援してもらいたい」と考えました。しかし普通のフリーターである彼は、応援してもらえるネタがありません。

 そこで「夢を持てば応援してもらえそうだ」と考えたのです。

 A君はイケメンだと言われることがあり、ルックスには多少の自信を持っていたので、「モデルになりたいです。僕のことを応援してください!」などと、マッチングアプリのプロフィールに書いて登録してみました。

理由を並べて出資を募る

 A君はプロフィールに「モデルになりたいのですが、生活するのに精一杯で、歯列矯正やウォーキングレッスンのお金をなかなか作ることができません。有名になりたいので僕のことを応援してください!」と具体的な理由を書いて、出資者が現れるのを待ちました。

 その日のうちに裕福なマダムがコンタクトを取ってきて「それでいくら必要なの?」とポンと何百万円も出してくれたらいいなとA君は妄想していました。

 しかし、待てど暮らせどそのような女性は現れません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


共働きなのに何で私担当!? 家庭で妻が我慢している4つの不満
 近年では、「男は稼ぎに出るから、女は家を守れ!」なんていうタイプの男性は少なくなりましたよね。実際に、男性側が育休を取...
恋バナ調査隊 2023-08-23 06:00 ラブ
お化け屋敷から1人で逃亡! 怖がり夫たちの驚愕エピソード集
 怖がりといえば、女性に多いイメージがありますよね。でも、意外と男性でも怖がりな人は多いものです。今回は、同じ怖がりでも...
恋バナ調査隊 2023-08-22 06:00 ラブ
セックスレス9年目、ChatGPTに相談したら6つのへぇ~な提案がきた
 最近話題のChatGPT。米OpenAI社が2022年にリリースしたテキスト生成AIのサービスです。  皆さんは...
豆木メイ 2023-08-22 06:00 ラブ
結婚どころか彼氏がいないのなぜ 30代独身女4つの特徴、足りないのは?
 30代も半ばに差し掛かったのに、結婚どころか彼氏すらできない……と焦っている女性も多いのでは? 今回は、30代になって...
恋バナ調査隊 2023-08-22 06:00 ラブ
意外にも結婚生活が幸せすぎる! 憧れの円満エピソードから学ぶ共通点
 婚姻率が下がりっぱなしだとか晩婚化だとか言われますが、愛する人と生きる日常ってやっぱり尊い! 今回は読むだけで幸せ夫婦...
恋バナ調査隊 2023-08-21 06:00 ラブ
人生初キスは先輩と♡…なのに鼻毛チョロ!? アラフォーの恋愛黒歴史譚4選
 40代を超えた女性の中には、できれば忘れたい恥ずかしい「恋愛黒歴史」が一つくらいあるもの。大人になった今だからこそ、笑...
恋バナ調査隊 2023-08-21 06:00 ラブ
「そうめんでいい」って何?料理が原因で火蓋が切って落とされた夫婦喧嘩
 夫婦喧嘩といえば、「浮気」や「性格の不一致」が思い浮かびますよね。でも、侮れないのは「料理にまつわる夫婦喧嘩」。今回は...
恋バナ調査隊 2023-08-20 06:00 ラブ
「お前は不倫する女だろ?」略奪婚後に本性露わに…モラハラ夫に苦しむ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「前妻に謝りたい…」人並みの奥さんになれない女との再婚を悔いる50男
「冷酷と激情のあいだvol.156〜女性編〜」では、不倫の末に結婚をした和美さん(43歳・仮名)が、夫であるフミオさん(...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「誕生日おめでと」をせがむ男…“察してちゃん”LINEが送られてきたら?
「こう答えてほしい」「こっちの気持ちを分かって!」という意図を感じる“察してLINE”が送られてきたら、あなたはどう対処...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
羨ましくさえ感じる今日この頃…結婚しない人を「賢い」と思う5つの瞬間
 最近は、結婚しない女性が増えてきています。「寂しくないのかな?」と思う一方、羨ましく感じる既婚者も少なくないのではない...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
ブラとパンツがバラバラのバレバレ! めちゃ恥ずかしかった下着の失敗談
 好きな男性といいムードになったときに「ヤバ! 今日の下着最悪なんだった……」と焦った経験はありませんか? 今回はそんな...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
明石家さんま&大竹しのぶはレア?離婚後も仲良しな元夫婦の特徴と副産物
 離婚後の元夫婦というと険悪なイメージがあるでしょう。もちろん、泥沼裁判まで発展した離婚なら険悪な関係で終わりそうですが...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
“カードはあるが現金はない”の気苦労 結婚に不向きな金持ち彼氏あるある
 お金持ちな男性と付き合っている女性は、うらやましいですよね。交際中は奢ってもらえたり、結婚すれば大きな安心を得られたり...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
親切の押し売りって…世話焼き夫“うざい”あるあると迷惑な時の対処法
 多くの女性が、家事や育児に協力してくれない夫を嘆き、「家事や育児に協力的な夫になってほしい!」と願う人は多いでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ
結婚していないとかわいそう? いいえ、独身生活が最高すぎる5つの理由
 一昔前までは、30代で結婚していないと「かわいそう……」なんて思われちゃう時代でした。でも今は、独身を謳歌する女性も増...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ