不倫相手は「承認欲求高めのハイスぺ男性」限定。パラサイト不倫を画策する40代婚活セミナー女性講師 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-02-14 06:00
投稿日:2025-02-14 06:00

充実生活をアピールすると…

 悦子さんは続ける。

「一般的に『成功者』と言われる男性の周りには、ハイスぺ美女やリア充美女がたくさんいます。私もルックス磨きに加えて、FBの投稿では充実した生活をアピールしました。例えば、『クライアントさんの結婚が決定!』『無料の婚活オンラインセミナーやります!』『悦子を囲む美女たちとのハッピーランチ会』など、ポジティブでキラキラ投稿を続けていると、自然と男女の友達が増えていくんです。

 娘が社会人になっていたことに加え、夫が九州に単身赴任という背景も大きかったですね。夫とはすっかりレスでしたし(笑)」

 さらに続ける。

「最初の婚外恋愛の相手は、実業家で経営コンサルタントの稔さん(60歳/既婚子供アリ)です。彼のセミナーに足を運び、懇親会で名刺を交換して距離を詰めていきました。購入した彼のビジネス書を読んでSNSで感想を綴り、『この本は絶対読むべき! 私のバイブル』と宣伝をしたら、彼はとても喜んでくれて…そこからデートにこぎつけました(笑)。その後も稔さんのセミナーや講演会を訪れ、関係を築いたんです」

出版社の社長と酒席をともにして

 悦子さんの努力の結果、稔さんは「婚活に苦戦している女性」を集めた「悦子のハッピー婚活塾」のバックアップをしてくれたという。婚活術ではまず無料セミナーを開催し、「ルックス磨き、愛されファッション、愛されトーク術」などを伝授。その後、有料会員を募っていったという。

「稔さんは敏腕の経営コンサルだけあって、カリキュラムやコンテンツ、集客に関してもきめ細かに教えてくれました。その分、2人きりの時はちゃんと『お礼』をしましたが(笑)、他にも、成功しているスピリチュアル系の女性、美容家、セミナー講師、モテコンサルタント等を紹介してもらって、私とのコラボを提案し、オンラインやオフラインのセミナーを実現させました。

 本も出したかったのですが、編集者に企画書を出して結果を待つよりも、稔さんを通じて出版社の社長と酒席をともにし『婚活本を出したいんです』とお願いすると、後日、担当編集者を紹介されました。私の中では、トップやキーマンとなる人と懇意になることが、夢を実現する近道だと信じ、幸いにも予想通りでした」

 むろん、悦子さん自身も努力は怠らなかった。コラボしてくれた人の著書を読んでSNSで発信したり、彼らがセミナーをする際は無償でヘルプをしたという。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋人の“避妊しないで”に演技で応じる男 好きだけれど結婚はしたくない訳
「冷酷と激情のあいだvol.162〜女性編〜」では、3年間にわたって交際している恋人・リョウタさん(36歳・仮名)にプロ...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
結婚は躊躇し、避妊具ナシには応じてくれる彼…37歳女が目論む受胎計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
夫が「ひきこもり」になったらどうする? 慌てず冷静な対応がマストです
 ある日突然、夫がひきこもりになったらあなたはどうしますか? 仕事にもいかず、ずっと家にいる夫にどう接したらよいのか戸惑...
彼氏にママ活疑惑…クロかどうかチェックする方法3つ、未遂はチョー厄介
「ママ活」といった言葉が広まるにつれて、とある問題が出てきています。それは「彼氏がママ活しているかも!?」なんて疑惑です...
内藤みか 2023-09-28 06:00 ラブ
マジかよ…夫の隠れ借金が発覚!大切な財産とメンタルを守る8つの対処法
 ある日突然、夫の借金が発覚したら、あなたはどうしますか。「これって、私も返済しなくちゃいけないの?」「これから先、我が...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
結婚したくない若者が増加中!? 蛙化現象もあるらしい、理由を聞いてみた
 今、若い世代で「結婚したくない」という女性が増えているのだそう。いったい結婚のどこにデメリットを感じているのでしょうか...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
初デートでキョドりたくない!話題が続かない人のモテ会話術
 初デートって緊張しますよね。年齢が上がるにつれて、失敗したくない思いから何を話していいのかわからなくて、口が重くなる時...
若林杏樹 2023-09-27 06:00 ラブ
籍入れたとたんに豹変…よく見極めたい「結婚後に変わる男」特徴7つ
 交際中は優しくて愛溢れる彼氏だったにも関わらず、結婚したとたんに態度が変わる男性がいます。結婚後「こんな人だと思わなか...
恋バナ調査隊 2023-09-27 06:00 ラブ
彼氏のドタキャンから始まるイイ女道 いらっとしたら飲み込むのが得策
 楽しみにしていたデートをドタキャンされたら、誰だって悲しいものです。でも文句を言ったら、それが別れの原因になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-09-26 06:00 ラブ
39歳、赤ちゃんを見ると母乳が出るような気に…出産のリミットを考える
 最近、お母さんの腕に抱かれている小さな赤ちゃんを見るとなんだかおっぱいがうずきます。  見てるだけで母乳が出るん...
豆木メイ 2023-09-26 06:00 ラブ
外見が大事ですか? 見た目のことを言う男性の心理&3つの対処法
 どうせ恋愛をするなら、自分の中身をまるごと愛してほしいもの。でも、彼氏がやたらと見た目のことを言う男だと、がっかりしま...
恋バナ調査隊 2023-09-25 06:00 ラブ
「不倫の慰謝料」気になる使い道、サレ妻たちは何を思い、どう使った?
 夫に不倫された場合、相手の女性に慰謝料を請求できます。その相場は数十万円から数百万円ほど。時には1000万円以上になる...
恋バナ調査隊 2023-09-24 06:00 ラブ
当てはまりすぎて自分が怖い!? 恋愛ご無沙汰女性5つの特徴と脱出方法
 気が付いたら「数年、彼氏がいない……」なんて人はいませんか。あまりにもご無沙汰だと、恋愛の仕方すら忘れてしまいますよね...
恋バナ調査隊 2023-09-23 06:00 ラブ
「結婚6年でメシマズは致命傷」妻に抱かない宣言を突き付けた夫の決断
「冷酷と激情のあいだvol.161〜女性編〜」では、結婚6年目にして完全にセックスレスになり、夫婦で話し合うたびに状況が...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
夫の「2度と抱かない」宣言にタガが外れた43歳レス妻、潮目が変わった
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
やっておけばよかった…既婚女性が悔やむ「恋愛ときめき」7大イベント
 イベントは恋愛に欠かせないときめきエッセンス。結婚して落ち着いた今、「もっと、こんなことしておけばよかった」なんて後悔...
恋バナ調査隊 2023-09-22 06:00 ラブ