令和ロマン高比良くるま“早期復帰”しない方がいい…《スポンサー絡みの忖度?》でさらに炎上のリスクあり

更新日:2025-02-19 13:30
投稿日:2025-02-18 17:00

「仕事を辞めさせられる、降板させられる、CMがなくなるのはやり過ぎだと思います」――という意見もある。お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるま(30)が2019年末から20年末までオンラインカジノ賭博をしていたことを認め、謝罪し、活動自粛状態にある一件。元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)は17日、フジテレビ系の朝の情報番組「めざまし8」で、そうコメントしていた。

 その一方で、ネット上には《半年くらい謹慎して反省してやり直した方が長い目で見たらいいと思います》《世論が許して、スポンサーが大目に見なければ復活できない》なんて冷ややかな声も少なくない。

「確かに、オンラインカジノのユーザーに対する“見せしめ”の印象はありますよね。さらに、くるまさんは時効が成立している。と言ったところで、中居正広さんも示談が成立していたのに、世論のバッシングに追われる形で芸能界を引退した。それだけ世間の芸能人を見る目は厳しくなっているわけです」(在京キー局プロデューサー)

 バドミントン元日本代表の桃田賢斗(30)は、2016年4月に都内の違法カジノ店で賭博をしていたことが発覚。無期限の出場停止処分が解けたのは翌17年5月と、1年あまりかかっている。

「くるまさんは桃田さんより“悪質性”が低いとはいえ、確かに半年くらい謹慎して世論の逆風が収まるのを待った方が賢明かもしれません。逆にあまり早く復帰すると、復帰させたテレビ局に対してバッシングが起こりかねないご時世です。慎重に世論の動向を見極めていくことになるでしょう」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 令和ロマンは一昨年、昨年と、史上初の2年連続「M-1グランプリ」優勝を達成した次世代を担うホープだ。文字通り“令和のロマン”を体現しているコンビで、いずれ所属事務所の“稼ぎ頭”になるのではという期待も大きかった。それだけに関係者が早期復帰を願う気持ちはよく分かるが、ひと筋縄ではいかないようだ。

「くるまさんの相方・松井ケムリさんの父親が大和証券の副会長というのは業界内では知られた話です。そして吉本興業が福岡市で運営する劇場は、ネーミングライツ契約をして『よしもと福岡 大和証券劇場』になっている。さらに父親はフジテレビの系列局の監査役も務めるなど、業界との関係は浅からぬものがあります。周囲があまり性急にコトを進めようとすると、《スポンサー絡みのコンビだから忖度しているのか?》なんて根も葉もない噂まで立ってしまって、さらに炎上しかねません」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)

 そうなると復帰が遠ざかるどころか、今の世の中、絶望的になってしまう恐れも出てきそうだ。

「このところ芸能人のスキャンダルが相次いで、セレブや上級国民に対する世論の“発火点”が下がってきています。令和ロマンだけ特別扱いされているというイメージは、絶対に持たれてはいけません。むしろ《厳しすぎる》と思われるくらいがちょうどいいかも」(前出の在京キー局プロデューサー)

 李下に冠を正さずじゃないが、今は関係者が妙にかばってみせたり、下手に勘繰られるような“おぜん立て”をしない方が令和ロマンのためのようだ。

  ◇  ◇  ◇

 くるまもハマったネットカジノの実態とは……知りたい人は■関連記事【併せて読む】もぜひ読んでみてください!

エンタメ 新着一覧


口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ