パラサイト不倫2人目の“標的”はあの女のFB友達…40代婚活セミナー講師がもくろむ復讐プラン #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-02-21 06:00
投稿日:2025-02-21 06:00

とにかくステージアップをしたい

 もっとも、残念ながら稔さんを上回る男性はいなかったそうだ。ビジネスのバックアップや「月々のお手当」の話を持ちかけると、「最初からそれが目的だったの?」と呆れられたり、「悪いけど、仕事と恋愛は切り離したい性格なんだ」と冷静に断られることも。さらには「金と引き換えになんて、最低な行為だ」などと罵る人もいたという。

 悦子さんは語る。

「断られた場合は、『わかりました。ご縁がなかったということで』と潔く引き下がり、SNSもブロックしました。私はとにかくステージアップをしたい…目標は実にシンプルなんです」

 悦子さんは、縁がなかった男性とは二度と連絡は取らず、婚活セミナー講師の仕事をする一方で、スポンサー探しに明け暮れる。

「気持ちを切り替えて、SNSでの投稿にも励みました。美肌アプリで『盛った』美しい自撮り写真とともに、打ち合わせや男性とのデートで訪れた高級感ある店内の画像をアップ。投稿文は『今日は優雅なティーラウンジでビジネスの打ち合わせ』とか『やったー! 新プロジェクトが決定! 近日中に皆様にお知らせします』などと、ビジネスの充実と自分の美しさをアピールしました」

アンチコメントが

 加えて、キラキラ投稿にも反感を買わぬ努力もしていた。

「SNSは『近況報告』と謳っておきながら『自慢』も多いですよね。男性なら『高級グルメ・海外旅行・仕事の成功・夫婦仲の充実・子供のお受験合格・ゴルフ・書籍の出版や重版・勉強会で自分磨き・上質な仲間との交流・自分に酔いしれた人生論』など。

 女性なら『美肌加工でキレイな自分・お仕事充実・美女ランチ会・予約の取れない店での食事・子供の成長自慢・会員制のパーティに参加・芸能人との2ショット・海外旅行』など。私もそうですから、見てて笑っちゃいます。

 ただ、私の場合、他の人の投稿にもこまめに応援コメントをしているため、周囲からは『さすが悦子さん! 素敵』など、好意的なコメントがほとんどです。そして、デートをした男性のことはいっさい書きません」

 SNS投稿に費やす時間は「一日平均5時間」という悦子さんだが、ある日、明らかにアンチと見られるコメントに眉をひそめた。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


追いLINEは危険すぎ!「待てない女はモテない」理由4つと待つメリット
 気になる男性との距離を縮めようと、自分から連絡したり追いLINEしたりする女性もいるでしょう。でもちょっと待って…! ...
恋バナ調査隊 2024-08-12 06:00 ラブ
小学生から知識だけは豊富。アラフィフ処女が48歳で“女風”を初予約する
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳まで処女だった私ですが、これまでコラムでも綴ってき...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:45 ラブ
「買い物でも夜の生活でも満足させたい」恋人のために“プロ練習”もいとわない60代男性
「冷酷と激情のあいだvol.207〜女性編〜」では、60代のトシオさん(仮名)からの熱烈なアプローチによって、交際を始め...
並木まき 2024-08-17 08:48 ラブ
60代男性とマチアプで出会い交際中。旅行に誘われ“隠れた性欲”に怯える40代女「気持ちが悪い」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-10 06:00 ラブ
婚活中のシンパパは宝! “孫が欲しい”アラフォー・アラフィフ女性にもおすすめできる
 業界平均15%と言われる成婚率において約80%の高い成婚率(※)を誇る結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸氏。そんな...
植草美幸 2024-10-24 16:10 ラブ
人生初の女風を予約。肝心のデートで“ドタキャン”食らったアラフォー女性のモヤッ
 寂しくて、恋人をレンタルしようとする女性がいます。女性用風俗サイトなどでは、デートコースを設け、そうした女性のニーズに...
内藤みか 2024-08-08 06:00 ラブ
「魔性の女」を自称する者よ、自信はどこから? 赤っ恥エピとその頭ん中
 自称 “魔性の女” を名乗る女性に限って、痛いエピソードはつきものだったりします。「恋愛相談なら私に任せて!」「男たち...
恋バナ調査隊 2024-08-08 06:00 ラブ
若さ至上主義にうんざり!レス夫の「この人老けたね」の一言が嫌いなワケ
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夫がテレビに...
豆木メイ 2024-08-06 06:00 ラブ
ハイスぺ女子はモテない説を逆手に取り、男の庇護欲をくすぐる3つのツボ
 高学歴で、仕事もバリバリこなす高収入のハイスペ女子。女性としては羨ましい限りですが、実は意外にも男性にモテないと悩む人...
恋バナ調査隊 2024-08-06 06:00 ラブ
“いいね500件楽勝”の茶飯ボンビー女が化石男子とAIマッチングした話
 学生時代、知り合いから頼まれマッチングアプリにはびこるサクラのアルバイトをしていた。 一般ユーザーに扮してマチアプに登...
時短美容協会 2024-08-06 06:00 ラブ
禁断の恋が燃え上がるのは一瞬だけ…ダブル不倫のキレイな別れ方4つ
「ダブル不倫、そろそろ潮時な気がする…」「夫を裏切り続けるのはもう耐え切れない」このように、ダブル不倫に足を踏み入れてし...
恋バナ調査隊 2024-08-05 06:00 ラブ
彼とはセックスレス。5つの性欲解消法で不満や寂しさを抱えない!
 交際期間や夫婦生活が長くなると、セックスレスになりやすいですよね。日本では「20代から40代夫婦のセックスレス率が4割...
恋バナ調査隊 2024-08-04 06:00 ラブ
仕事を干され、月収10万円に激減しても彼女より猫と暮らしたい男の本音
「冷酷と激情のあいだvol.206〜女性編〜」では、自立した大人のパートナーシップを前提に、交際を続けてきた恋人・ユウジ...
並木まき 2024-08-17 08:49 ラブ
彼が緊急事態!メンタル崩壊を助けたいが、猫とは暮らせない犬派女の主張
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-03 06:00 ラブ
私よりもTwitter(Xでしょ)ですか!  ツイ廃彼氏の驚愕あるある4選
 現代では、男女関係なくSNSに依存してしまう人が増えています。その代表例が「ツイ廃」(※Xに改名したのは知ってます! ...
恋バナ調査隊 2024-08-03 06:00 ラブ
元NGT48の中井りか《ウエディング写真が怖い》と話題…距離置きしたい友人をSNSで見分ける方法
 今年3月にテレビ東京のプロデューサー・三宅優樹氏との結婚を発表した元NGT48中井りか(26)のウエディングフォトが「...