パラサイト不倫2人目の“標的”はあの女のFB友達…40代婚活セミナー講師がもくろむ復讐プラン #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:08
投稿日:2025-02-21 06:00

マウント女に復讐を

「稔さんが連れて行ってくれた高級寿司店でのことです。翌日、『半年待ちのお寿司屋さんでビジネスディナー。どれも美味しくて、心も胃袋も幸せ♡』との投稿に対し、知り合いの美魔女・真美さん(52歳インフルエンサー/既婚子供アリ)が、『この店、最高ですよね。ところで、店の大将は2ショット写真に応じてくれなかったの?』と書き込みがあったんです。

 しかも、ご丁寧に真美さんと大将の2ショット写真が貼付されていて…撮影場所がエントランスだったので、わざわざ見送りに来てくれたんでしょう。分かりやすいマウンティングに、一瞬にして、心が搔き乱されました」

 考えた末、「当日は満席だったので、お見送りは辞退したんですよ」と返信したが、誰もが閲覧できるSNSで恥をかかされたことに悦子さんの怒りは収まらない。

 悦子さんは、真美さんに復讐をもくろんだ。

「マウンティングしてきた真美さんは、過去にミセスコンテンストの受賞歴がある正真正銘の美魔女です。あからさまにマウントを取ってきたため、FBで彼女の『友達一覧』を眺め、そこからスポンサーを見つけることにしました。

 稔さんとは相変わらず『ビジネスのバックアップと婚外恋愛』で過ごしましたが、彼が体調不良を理由に、逢う頻度が減ってきたこともありますし…早く新しいスポンサーを探さなくちゃと焦るばかり」

65歳のリッチな投資家男性をゲット

 そんな折、真美さんの友達一覧に載っていた男性から友達申請が入った。

「投資家の誠一さん(65歳/既婚子供アリ)です。過去の投稿を見ると、外資系の金融業に勤めたのち、現在は投資家として悠々自適な日々を送っているようです。

 タワマンに住み、年の3分の一は海外旅行をしているとてもリッチな男性。すぐに目黒の雅叙園東京のティーラウンジでのデートにこぎつけました。2度目のデートで男女の仲になり、ビジネスのアドバイスもしてくれるようになったんです」

 こうして、稔さん・誠一さんという「2大スポンサー」を獲得した悦子さんは、さらなる飛躍を狙う。同時に、毎月「性病検査」をしなければいけない生活も強いられた。

 続きは次回

蒼井凜花
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CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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