「毎月、性病検査してでも人生のステージを上げたい」パラサイト不倫に懸ける40代婚活セミナー講師 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-02-28 06:00
投稿日:2025-02-28 06:00

これまでのあらすじ

 悦子さん(仮名・48歳婚活セミナー講師/既婚子供アリ)は「リッチな成功者の男性」「承認欲求高めのハイスぺ男性」としか不倫をしないと割り切る野心家だ。

 ルックス磨きも怠らず「美魔女」と形容詞していい。そんな彼女の最初の不倫相手は、実業家で経営コンサルタントの稔さん(仮名・60歳/既婚子供アリ)。彼にはビジネス面と経済面でバックアップしてもらっていたが、稔さんとの関係が切れた時の「ストック要員」も探し始めた。

 そんな時、FBを通して出会ったのが誠一さん(仮名・65歳投資家/既婚子供アリ)だ。彼とは2回目のデートで男女に仲になった。こうして「2大スポンサー」を獲得した悦子さんは、毎月「性病検査」をしなければいけない生活を余儀なくされて――。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

一流ホテルで逢瀬を

 悦子さんは語る。

「投資家として悠々自適の生活を送っている誠一さんは、年の3分の1が海外暮らしです。男女の関係になってからは、日本滞在時は私とのデートを優先してくれました。理由はシンプル。海外旅行に同行させてくれる稔さんに対し、誠一さんは常に奥さまが同伴。私とは国内でしか逢えないからです」

 誠一さんとのデートは、都内の高級ホテルが主流だったという。

 その時々で、六本木、赤坂、高輪、新宿、お台場、品川などの一流ホテルで逢瀬を重ね、食事はルームサービスだ。

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蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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