“春ピンク”は女性ホルモンを刺激!【調香師が解説】指先から幸せになるピンクフラワー香り術

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2025-03-04 06:00
投稿日:2025-03-04 06:00

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 フェロモン度数90%の貴女は意識のあるなしに関わらず、オスが思わずムラムラしてしまう、桃のような甘いにおいを全身から発しています。

 春の女神のような処女の笑顔は、男女問わず周りをハッピーにします。つらいときは素直に表情や言葉に出せるタイプですが、周りの人の気持ちを優先して無理やり元気にしているときも…。みんなを笑顔で幸せにしている貴女自身もエネルギーチャージできるように、指先にピンクグレープフルーツの香りを纏いましょう。

 ピンクグレープフルーツは爽やかで少し苦味のあるバランスが魅力。人生も甘さと苦さが共存するもの。ピンクグレープフルーツには、両方を楽しんでこそ本当のおいしさが感じられ、甘い部分と苦い部分が交じり合ってどちらも大切な役割があるというメッセージを持ちます。つらいことがあっても周りをハッピーにするピンクグレープフルーツは、処女そのものを表す香りです。

【指先から幸せになるピンクフラワー香り術】
 ピンクグレープフルーツ

 ネイルボトル(またはロールオン容器)にホホバオイル5ml、ピンクグレープフルーツの精油1滴をブレンドします。乾燥しやすい爪の甘皮に塗ったら、まずは香りを吸い込んで深呼吸を。そして、とびきりの笑顔を周囲に振りまきましょう。

 どんなときも笑顔でポジティブなのが処女の生き方。ピンクグレープフルーツの香りで、苦しい瞬間もポジティブな視点を持ちながら受け入れていけるはず。

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 恋愛では尽くし尽くされ、愛し愛されることを求め、仕事でも大きな目標に向かって自身の強みやカリスマ性を強く打ち出すのが得意な熟女。いつも華やかで注目を浴びている熟女だからこそ、ローズゼラニウムの可愛らしい香りで目立たずとも小さな幸せを感じてみてください。

 ローズゼラニウムはピンク色の華やかな花ですが、薔薇のように存在を主張しません。葉から採れる香りは甘い紅茶のような、日常のちょっとしたことに幸せがあると気づかせてくれる謙虚さがあります。

 貴女もこの春は少しエネルギーをためて、適度に休みながら自分を俯瞰してみると新しい視点が生まれるでしょう。そして、それがみんなの幸せにもつながるとローズゼラニウムの香りが教えてくれます。

【指先から幸せになるピンクフラワー香り術】
 ローズゼラニウム

 ネイルボトル(またはロールオン容器)にホホバオイル5ml、ローズゼラニウムの精油1滴をブレンドします。大勢の人が集まる場に出かける前、爪の甘皮に塗ったら深呼吸して香りを吸い込みましょう。普段は主張の強い熟女ですが、冷静になって客観性が生まれ、周りを広い視点で見ることができるようになります。

 感情を抑えて理性のバランスがとれた状態の貴女からは、いつもと違う穏やかな幸せオーラが溢れてくるでしょう!

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、かっこよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 気を緩めたり肩の力を抜いたりすることが苦手なイケメン女子は、常に交感神経が優位で春先は「寝ても疲れがとれない…」と感じてしまいます。休憩時にはネイルオイルを塗って目を閉じ、少しでも心身を休める時間をつくりましょう。

 クラリセージは、そんな貴女が持つ休息の罪悪感を消してくれます。南仏に広がるクラリセージ畑では、大きな葉と小さな花が静かな風に揺れるたびに心地良い香りを届けてくれます。

 イケメン女子は疲れていても心が強がってしまい、疲れた体の信号にフタをしてしまいがち。本当に疲れたときは深呼吸して、ひとときの静寂を取り戻すクラリセージの香りに心を委ねてみて。

【指先から幸せになるピンクフラワー香り術】
 クラリセージ

 ネイルボトル(またはロールオン容器)にホホバオイル5ml、クラリセージの精油1滴をブレンドします。会社のデスクやポーチの中に入れておき、気づいたときに爪に塗ったり、ロールオン容器でこめかみに塗ったりしましょう。

 パソコンを打つ手からクラリセージの爽やかな香りが届き、ほどよく肩の力が抜けてリラックスできるはず。

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 確固たる信念をもち、我が道をいく貴女。周囲からは「変わっているね」と言われることが多いのでは? 個性的で好きなオスにも染まらず、自分の都合を優先する生き方を好むようです。

 よほどの危機に直面しないと精力的に動かない、省エネ状態の幸せを望むのが無臭の女神の特長ですが、この春は今までとは違う舞台を目指してチャレンジしてみませんか?

 主役になって目立つことが苦手な貴女だからこそ、香りの女王・ローズオットーの香りを纏いましょう。薔薇の花はその美しさに誰もが注目しますが、じつは根っこは堅実でしっかりと大地に根を下ろしています。目立たないところで力強く育ち、ときに静かに咲き誇る姿は無臭の女神のよう。

 大地の恵みをしっかり感じられる天然ローズの香りが貴女のルーティンを打破して、新しいことに挑戦する勇気をくれます!

【指先から幸せになるピンクフラワー香り術】
 ローズオットー

 ネイルボトル(またはロールオン容器)にホホバオイル5ml、天然ローズオットーの精油1滴をブレンドします。一日の始まりの朝、出かける前にネイルオイルを爪に塗りましょう。

 ローズが香る指先から、何か新しい夢をつかめそうな予感がするはず。女神が歩いたところに花が咲き誇るイメージで、優雅にローズの香りを纏ってくださいね。

  ◇  ◇  ◇

 ※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

太田奈月
記事一覧
調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

公式HPInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...
自己顕示欲バンザイ! スナックママが教える「自分らしく生きる」ヒント
 みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。  でも先日、スナ...
東京のごちゃごちゃに疲れる…貸切コンパクトボートで“泡飲み”東京湾クルージングが当たりだった
 都会とは、長年いると何をしていいのか分からなくなる場所である。おいしいご飯もお酒も、どの街にいても味わえる。新しいスポ...
イイ男が大集合♡ 素敵“たまたま”がいっぱいで目の焦点が合わない~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
面倒な“かまってLINE”への返信うざ。寂しがり屋のド定番「寝てないアピ」は華麗にスルーがよろし
 いつも話題の中心にいたくて、寂しがりやな「かまってちゃん」。時々ならいいですが、LINEメッセージでもかまってアピール...
諦めないで!猫と共に送る安全な植物生活。花屋が実践する「3つの心得と6つの対策」
 植物は我々の心豊かな生活を送る癒しですが、残念ながら猫にとって有害なものはたくさんあります。  種類によっては中毒症...