エース大江麻理子退社で取り沙汰されるテレ東“次期エース”アナ4人の名前

更新日:2025-02-25 14:48
投稿日:2025-02-24 17:00

 テレビ東京の大江麻理子アナ(46)が6月下旬に退社することが明らかになった。今後、しばらくは休養するという。

 2001年、フェリス女学院を経てテレビ東京に入社。「出没!アド街ック天国」、「モヤモヤさまぁ~ず2」のアシスタントを務めるなど、当初はバラエティー色が強かったが、13年4月に米ニューヨーク支局に赴任。翌14年2月に帰国した後は、「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のメインキャスターに抜擢。名実ともに同局を代表するアナウンサーとなった。

 女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。

「大江アナは、女子アナ黄金期と言われた2000年代初めから、『モヤさま』を卒業するまで、フジや日テレのトップアナに負けない知名度と人気を誇ったアナであり、その後は経済情報番組の顔としても業界を代表するキャスターとして存在感を示してきた、まさに同局の看板アナでした」

 私生活では、14年9月にマネックス証券の創業者・松本大氏と結婚。現在100億円超の資産があると見られ、退社後は多忙な生活に終止符を打ち、「しばらくはゆっくり休みたい」と話していると報じられた。

 テレビ東京の女子アナを巡っては、昨年は4人の退社が相次いだ。福田典子(3月末=34)、須黒清華(6月末=40)、松丸友紀(6月末=43)、池谷実悠アナ(9月末=28)と言った具合で、それぞれフリー転身や異業種に転向するなど、思い思いの選択をしている。さらにそれ以前には、鷲見玲奈(2020年2月退社=34)、森香澄(2023年3月退社=29)といった人気アナも局を去っている。

 他局に比べ、決して人数が多くないテレビ東京で女性アナの退社が続く理由について、当時、“何か理由があるのでは?”と勘繰る向きもあった。

 しかし、「攻めてるテレ東、愛されるテレ東」(東京大学出版会)の著書もある社会学者の太田省一氏は、テレビ東京で女子アナの退社が集中する理由について当時(24年8月)、日刊ゲンダイにこう話していた。

「通常、民放の女性アナは、報道系とバラエティー系に分かれていくものですが、テレビ東京のアナはいわば“二刀流”で両方を担当します。(中略)単なるアシスタント的な立ち位置ではなく、タレントと一緒に、コスプレから水浸しまでなんでもやる。このあたりは、同局の佐久間宣行元プロデューサーの影響も大きいと思いますが、“他局がやらないことをやるのがテレ東イズム”なので、女性アナの起用や育成法についても、他局とは一線を画していると思います。それでどんどん個性が開花していって、独立などの機運に繋がっていくのではないでしょうか」

大江アナに匹敵する人はいるか

 加えて近年、声高に言われるようになった女子アナのキャリア志向やワークライフバランスの重視も退社の多さに拍車をかけているだろう。また、福田典子アナなど、他局からの中途採用アナも多いテレ東だけに、女子アナの採用については「来る者拒まず、去る者追わず」の気風がありそうだ。

 ともあれ、半世紀も稼働したエースアナがついに退社とあって、この後、同局の看板アナは誰が担っていくのか。

「WBS」では、すでに月から木までのメインを相内優香アナ(38)が、フィールドキャスターは月・火・金は田中瞳アナ(28)、水・木は竹﨑由佳アナ(32)が担当しているが……。

「大江アナに匹敵する人材は正直なところ見当たりませんが、キャリアと知名度でいえば、相内優香アナ、ルックス&スタイル面ではモデル顔負けの角谷暁子アナ、若さと将来性なら現『モヤさま』担当の田中瞳アナあたりでしょうか。大穴として、オジサン世代の目を引きそうな冨田有紀アナ(26)の名前も挙げておきたいですね」(前出の松本氏)

 看板アナの勇退で、次期エースの存在ににわかに注目が集まりそうだ。

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