一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-03-07 06:00
投稿日:2025-03-07 06:00

距離を縮めたいなら、あの話を!

 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。

 というのは、子供時代の話にはとても多くの情報が含まれているので、その人自身を知るのにはもってこいの話題なんです。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】いつも余裕でいるために「お金よりも大事」なこと。スナックのママに教わった“人モテ”のコツ

子供時代の話に「社会的立場」はいらない

 誰かと仲良くなりたい時、私たちは時間をかけてその人の価値観とか、考え方を見極めようとしますよね。もちろん時間をかけないとわからないこともあるのですが、手っ取り早くその人を知れるのが子供時代の話を聞くことです。

 自分の知らない土地で育った人なら勉強になるし、出身が同じなら共感できることだらけで距離が縮まります。漫画の中に出てくるエピソードは、実際に私がお客さんから聞いたもので、今でも大のお気に入りです。

 この話が出てきた時のトークテーマは、「人生で最高に幸せだった瞬間」だったんですよ。なんかいいですよね。お客さんの多くは親という顔がある大人なので、私はてっきり結婚とか子供とかってワードが出るんだろうなと予想していました。

 だからその後、なぜ私が結婚できないかという話でオチに持っていこうと計画してたんですね。こんなピュアな原体験の話になるとは想像もしてなかった。

思いがけない一面が見えてくる

 大人になると、無意識に社会的な立場に沿った話をしてしまいがちです。でも、子供時代の話にそれは通用しません。そして大の大人が「人生最高の瞬間」の話で昔の自分を振り返っているのって、なんだか心にくるものがあったんですよね。

 またその話をしてる時の大人が、本当にいい顔して笑うんですよ。みなさんもぜひ、仲良くなりたい人がいたら子供の時の話を聞いてみてください。きっと思いがけない一面に触れられるはずです。

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るくて気が利くが、酒乱なのがたまにキズ。先週はじめて生牡蠣に当たった。

ママ:どろんぱのママ。その美貌とガッツを存分に活かしてのし上がったオンナ。着物ブーム再燃中。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


南アルプスのコントラスト【春】
 柔らかな陽の光、鮮やかな桃色、雪をかぶる南アルプス。  まだ少し冷たい空気と一緒に胸に入り込まれてしまう。
【難解女ことば】「湯湯婆」パソコンで変換できないかも…なんて読む?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ぐはっ!金欠で焼き肉のお誘い…ギクシャクも翌日リスケも回避する断り方
 金欠の時、友達から飲みや遊びの誘いが入ると、どうやって断るか悩んでしまう人は多いはず。  断り方によっては、人間...
資格勉強中の彼。ウザイも既読スルーも回避!気遣い上級国民のLINEテク
 せっかくLINEを送ったのに、相手から返信が来ないと不安になりますよね。特に、LINEに気づいているのに既読スルーだっ...
脱力と見せかけて宇宙と交信中?くねくねコロンな“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
義母と喧嘩したら仲直りは?顔見ずLINEで「韓ドラで仲良くなりたい」
 義母と喧嘩してしまうと、とても気まずいですよね。  特に子供がいる家庭では、祖母としてこれからも付き合いが続くで...
何じゃコレー!モクモクの正体は開運の木「スモークツリー」♂♀どっち?
 GWが過ぎた5月中旬あたりから毎日無言の“圧”をかけ、見つめております。我が家のほっぽらかし園芸に植えられたアノ樹木を...
嘘吐きピンクローター
「知ったかぶり」という言葉がある。実際は知らないのに、知っているようなフリをすることだ。  知らなかったことを恥ず...
LINEで退職届は“フツーにある”と聞いてたが…辞めるの簡単すぎじゃね?
「退職する場合は1カ月前までに申し出ること」などと、会社ごとにルールが設けられている場合が多いですよね。でも最近は「今日...
友達褒めるはずが「シェイシェイのワンピ可愛い」で自滅…知ったか、恥っ
 人間誰しも知ったかぶりをしてしまった経験があるはず。知ったかぶりでその場を乗り切れるならいいものの、中にはボロが出て顔...
控えめな家族葬が200万ってマジ? 祖母急死で痛感!葬儀業者の“こっそり上乗せ”テク
 幼い頃に両親が離婚し母方の実家で暮らすことになりました。そんな筆者を優しく迎えてくれた祖母が2023年の11月に他界。...
2024-07-02 16:36 ライフスタイル
「楽しく暮らしています」“たまたま”が遠く離れた母上に一筆啓上
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
幸せの価値、そして――。
 家族親子恋人たちお年寄りも若者も桜に埋もれて過ごす時、人は皆幸せそうだ。  季節はもうすぐ梅雨――。
ほっこり癒し漫画/第74回「ヘルプみーこ」(中編)
【連載第74回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
今さら聞きにくい? 英語の新敬称「Mx.」や「X」って何
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
夫の胸ポケからキャバ名刺→子の刻に家出!?いいから落ち着けが止まらない
 LINEの文面だけでも、意外と「焦ってる」「取り乱してる」と分かるものですよね。今回は、そんな慌ただしいLINEを3つ...