ロマンチックおばさんですがなにか? 親の小言もスルーし、好きな服を着続けてきた51歳独女の決意

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-03-27 16:01
投稿日:2025-03-10 06:00
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。先日、SNSで話題になった「ロマンチックおばさん」。とある女性向け雑誌の記事が「花柄の服を着ると“ロマンチックおばさん”になるから避けましょう」と紹介していたものをXユーザーが取り上げ、大炎上しました。実は、私も立派な「ロマンチックおばさん」です。

「ロマンチックおばさん」とは?

 この言葉が話題になったのは、2025年2月中旬のXのポストでした。元ネタは、2019年に「クロワッサン ONLINE」が掲載した「大きな花柄のトップスは避けるべき。下手をすると“ロマンティックおばさん”になる」という記事。それが2025年になってXで再燃し、大きな議論を巻き起こしたのです。

 発端となったポストは、《『大きな花柄のトップスはやめて! “ロマンティックおばさん”になっちゃうわよ!』という記事を見たんだけど、悔しいことに“ロマンティックおばさん”という響きが良すぎて、むしろなりたくなってきた。》というもので、多くの人が共感。そこから、「ロマンチックおばさん」の定義がポジティブに変わり始めたのです。

《私も花柄が好きだから、“ロマンティックおばさん”で何が悪い?》
《“ロマンティックおばさん”の仲間入りしたくなってきた!》
《好きな服を自由に楽しめる社会であってほしい》

 同じくおばさん世代と思しき共感すると声とともに、花柄を中心とした華やかなファッションをまとった写真が次々に投稿され、SNSはまるで「ロマンチックおばさん祭り」状態に…。

【こちらもどうぞ】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし

51歳独女、レースもフリルも大好き!

 私自身もレースやフリルが大好きで、自宅のクローゼットにはそんな服ばかりです。

「年齢でファッションを制限されるのは悲しい。好きなものを着て何が悪い?」

 今回の炎上では、こんな意見が多く見られましたが、心の底から共感します。

 30代になった頃、母から「もっと年相応の服を着なさい」と言われることが増えました。おそらく母にとって「年相応」とは、シンプルで目立たない服のこと。でも、ファッションは本人が心地よくいられるものを選ぶべきで、他人に決められるものではないと思うのです。

 私は22歳の頃にファッションの楽しさに目覚めて以来、「着ていて気分がアガる服」を基準に選んできました。年相応かどうかは関係なく、です。もちろん似合うかどうかも大事ですが、まずはときめくかどうか。それが私のルールです。

 みなさんも「この服、可愛い!」「素敵!!」とときめいた気分になった経験がありませんか? むしろ「ロマンチック」な気持ちにさせてくれるファッションは、心身を若々しくするのにとても重要なファクターだと思うのです。

 そう考えると、「ロマンチックおばさん」ってむしろ素敵なことではないでしょうか?

いくつになってもオシャレをしたい!

「ロマンチックおばさん」という言葉は、当初ネガティブな意味で使われていました。しかし、SNSでは「好きな服を自由に着ることを楽しむ大人の女性」として肯定的に受け止められる流れになっています。

 前出の声が飛び交うのを見て、「おしゃれが好きな女性は強いな~」と感慨深い気持ちになりました。この言葉を通じて、ファッションの自由や自己表現の大切さが再認識され、議論が活発にされたのは、多様化が進む令和ならではの現象かもしれませんね。

 私はこれからも、レースやフリルなどをあしらった自分の心がときめく服を、年齢に関係なくこよなく愛する「ロマンチックおばさん」全開でいきたいと思います!

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


タイプロ候補生で話題に…“歯ブラシ1時間”は有意義か?【歯科医監修】40代女性「正しい歯磨き」の方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「ミルキー味の胡麻どうふ」はおやつかおかずか。誤解が生んだ美味コラボ、無限の可能性に震える!
 もっちり食感と香ばしさが魅力の胡麻どうふ。何となくとっつきにくい食材だと思っていませんか? 個人的にはちょっといい和食...
40代、このままでいいの? アラフォー女性が抱える漠然とした5つの不安
 40代になって「このままでいいの?」と悩みを抱える女性は少なくない様子。すでにプレ更年期に突入している30代後半の女性...
猫島の特設ステージにようこそ! “たまたま”の華麗な見返りに惚れぼれ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
雑草対策にもなるよ! ほっぽらかし園芸の超絶おすすめ草花は?【春植え付け編】
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の仕事には、歩道や公園の脇に造成された花壇への草花納入もあります。その中には近隣も含まれ...
性悪“ルッキズム女子”嫌われる人あるある6選。見た目も大事だけど心がズキズキする…
 最近何かと話題になる「ルッキズム」。近年、美容医療が芸能人だけでなく一般の女性にとっても身近な存在になったせいなのか、...
渋谷はちょっと苦手になった更年期おばさん。着実に老化現象が進む予感!
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
自称・丁寧な暮らし派のいい嫁アピールLINE6連発!梅仕事に針仕事、新聞に毎朝アイロンがけまで…
 SNSを覗いてみると、「丁寧なくらしをする私はいい嫁アピール」が激しい投稿をよく見かけます。  そりゃあ、日々の生活...
Amazonで☆4つの高評価!「激落ちくん」お手軽価格&耐久性バツグンの神モップ“唯一”の弱点は?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
気高きプリンスが降臨! 黒豹“たまたま”のお手入れは今日も完璧
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
とある路地裏で
 路地裏に立ち、しばらく観ていると、何かの絵に見えてくる気がする。
【女偏漢字探し】「性」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
子なし夫婦はつらいだけ? 子どもを産まない理由と5つの決断
「DINKs」という言葉があるように、「子どもを産まない」ということが近年では夫婦の選択肢の一つとして普通になってきまし...
フジ第三者委は1950件超の“証拠のやり取り”復元を成功!「デジタルフォレンジック」費用や要注意事項は?
 元タレントの中居正広氏(52)とフジテレビの元女性アナウンサーのトラブルによる一連の問題で、同局は3月31日、第三者委...
あの「信頼してるよ」は嘘、本当どっち? 本音を見分けるひとつの方法
 大人のみなさんはそれぞれ行きつけのお店があると思いますが、そのお店での立ち位置が気になったことってないですか? ...
夫が不在時の楽しみといえば? 高級お菓子の一人占め、寝だめ、刺激を求めるなら…
 世界で1番大切な存在(?)の、夫。一緒にいるときは幸せいっぱいでも、夫が不在だからこそできることもある! ということで...
2025-04-04 06:00 ライフスタイル