Kōki,が鼻につくのは宿命か。両親から学んだ「2代目キムタク」としてアンチを無視するブランディング

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-03-12 06:00
投稿日:2025-03-12 06:00

キムタク×静香、両親の“十四光り”

 木村拓哉と工藤静香の次女という“十四光り”で注目を集めて来たKōki,。先月は主演映画『女神降臨』の宣伝を兼ねて、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演したことで話題を集めていました。

 よくも悪くも世間から一挙手一投足を見られアンチも多いKōki,について、恋愛カウンセラー・恋愛コラムニストの堺屋大地さんは、どのように分析しているのでしょうか。

【関連記事】木村拓哉は逆に演技がうまい! わざと「いつもキムタク」を貫く役者魂

  ◇  ◇  ◇

Kōki,(モデル・俳優、 22歳)

7年前にデビュー、孤高の存在だった

 2018年5月にファッション誌「エル・ジャポン」(ハースト婦人画報社)の表紙を飾るという鮮烈デビューから早7年。その後、ブルガリやシャネルといった世界的ハイブランドのアンバサダーに就任するなど、さほど実績がないはずなのに孤高の存在としてあがめられていたKōki,様。

 また、モデル業だけでなく俳優業に進出したいまも、2022年公開の映画『牛首村』に主演したり、今回の映画『女神降臨』に主演したりと、テレビドラマには出演せずに銀幕のスター路線を歩もうとしています。

 そんな彼女に異変が起きたのが昨年10月。それまではバラエティ番組にも出演していなかったのですが、『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演し、両親についてのトークなどを展開したのです。

 そして今年2月の『世界の果てまでイッテQ!』出演では、イモトアヤコさんの「珍獣ハンター」企画に参加。タイまで飛んで、イモトさんと同じくセーラー服&太眉に扮装し、体を張ったロケに挑んでいました。

「バラエティ番組に出てあげた」感

 とは言え、まだ『女神降臨』ならぬ「Kōki,降臨」的なニュアンスが色濃いバラエティ出演だったことは否めません。主演映画の宣伝という意味合いが強かったですし、『しゃべくり』と『イッテQ!』という超人気番組に厳選していたことを考えると、お高く止まったモデル・俳優が“バラエティ番組に出てあげた”感が出てしまっていました。

 しかし、Kōki,様サイドにすれば、それは出演前から織り込み済だったはず。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


過去には「かまいたち」山内健司も…華原朋美の"激ヤセ"が話題で芸能界に広がるダイエットの闇
 歌手の華原朋美(51)が10月26日、インスタグラムでドレス姿の全身ショットを披露。投稿は息子とのツーショットで、《お...
2025-11-05 17:03 エンタメ
DOWNTOWN+視聴層で分裂進む…「さすがに中居は出すなよ」「中居くんも出演してほしい」
 11月1日に始まった有料配信サービス「DOWNTOWN+」(DT+)。週刊文春による性加害疑惑報道をきっかけに芸能活動...
2025-11-05 17:03 エンタメ
近年の『M-1グランプリ』は優勝より過程が面白い?『タイプロ』のような“熱狂”が生まれる理由
 年末の風物詩『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)。8月から1回戦が開始し、現在早くも3回戦の真っただ中です。 ...
「ばけばけ」錦織(吉沢亮)、バカ正直にもほどがあるぞ。“どっちもできる女中”ゲスい要望がやりきれない
 トキ(髙石あかり)はフミ(池脇千鶴)と花田旅館にしじみを売りに来たところ、ヘブン(トミー・バストウ)と平太(生瀬勝久)...
桧山珠美 2025-11-04 18:15 エンタメ
和田アキ子が「アッコにおまかせ!」終了を自ら発表した内幕と関係者の拍手…連発の“炎上”を最後に火消しできたワケ
 和田アキ子(75)が11月2日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」で、来年3月をもっての番組終了を発表した。10月に4...
2025-11-04 17:03 エンタメ
元TOKIO国分太一の日テレへの"反撃"に見え隠れする藤島ジュリー景子氏の陰
 このままドロ沼の争いになるのか。日本テレビが6月に告発したコンプライアンス違反により、芸能活動休止中の元TOKIO国分...
2025-11-05 07:18 エンタメ
菊池風磨はCM本数が事務所トップでも深刻なファン離れ…原因は先輩さえもイジる悪癖か?
 timeleszの菊池風磨(30)に、深刻なファン離れ問題が浮上している。  10月29日、YouTubeチャンネル...
2025-11-04 17:03 エンタメ
オダギリジョー「納得した仕事しか受けない」というこだわり。芸術家から犬の役まで!? “個性爆発”する作品5選
 2021年にNHKで放送が始まったテレビドラマ『オリバーな犬、(GOSH!!)このヤロウ』が、現在、映画版となって絶賛...
zash 2025-11-05 14:37 エンタメ
松本人志「DT+」アンチの批判が意外と少ない“切ない”事情…2年ぶり始動も反応冷ややか
 ダウンタウンの松本人志(62=写真)が11月1日、約1年10カ月ぶりに芸能活動を再開したが、意外というか、冷ややかな反...
2025-11-03 17:03 エンタメ
大河「べらぼう」視聴率歴代ワースト3目前も高評価キープ…横浜流星を支えた高岡早紀ら女優陣の新境地
 最終回まで残り10話もない。横浜流星(29)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。10月26日放送の第41話...
2025-11-05 07:18 エンタメ
街頭インタビュー改ざんは「月曜から夜ふかし」だけか? 欲しいコメント取れず現場は四苦八苦
 日本テレビ系バラエティー番組「月曜から夜ふかし」は、街頭インタビューでのやりとりを捏造したとして、放送倫理・番組向上機...
2025-11-02 17:03 エンタメ
「自然体の演技」を自然にこなす 夏帆の「普通」でいられる魅力
【今週グサッときた名言珍言】 「自分の中で『ご褒美仕事』って呼ばせていただいてるんですけど」 (夏帆/TBS系「A-...
2025-11-02 17:03 エンタメ
窪塚洋介「すべて変わっても、直感だけは変わらない」俳優30年、次元を超えてもブレない“自分軸”
 1995年に俳優デビューし、今年は活動30周年を迎えた窪塚洋介さん(46歳)。現在、松田龍平さんとW主演を務める映画『...
望月ふみ 2025-11-02 11:45 エンタメ
今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール
 今田美桜(28)が、ファンたちとの貴重な交流の機会である「今田美桜スペシャルイベント2025」の、突然の延期を先日発表...
2025-11-01 17:03 エンタメ
近藤真彦が高校進学時に堀越ではなく明大中野に決まった背景にジャニー喜多川氏のトラウマ
【続・あの有名人の意外な学歴 】#14  近藤真彦(歌手)   ◇  ◇  ◇ 「近藤真彦(61)もジャニー喜多川...
2025-11-01 17:03 エンタメ
「国宝」大ヒットの裏で映画界の惨状…テレビが製作にかかわるデメリット
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】  先日、映画や配信ドラマなどを製作するプロデューサーとゆっくり話をする機会があっ...
2025-11-01 17:03 エンタメ