デキる系おじ様vsキャリア系女子、我が街のポンコツ商店会にも今どきな人間模様が…!

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-03-19 06:00
投稿日:2025-03-19 06:00

この世は「オレオレ」うるさい「自分大好きおじ様」が多い

 一緒に働くことを考えると、仕事はデキる人がいい、でも、仕事がデキて性格サイテーだと、日々のストレスは莫大。かといって、性格はいいけど仕事がデキない人と一緒に仕事をすると、やんわりはんなりと自分の仕事が増えていくだけなので、それも嫌。

 みんなに愛されるいい人で、仕事もできる人が理想だが、今の時代、そういう人は「見えない闇」を持ってそうな気もする…。となると、「仕事がデキる方には所属しないけど、元酒屋の角さんは性格いいですよwww」と私。

「角さんは世界経済を動かしてるような仕事してるわけじゃないんだし、ちょっとデキなくても『オレオレ』うるさい人よりよっぽどいいですよー」

 なるほど。Mさんの言う「オレオレうるさい人」は承認欲求が高い、自己アピールに熱心、自分大好き、そんな感じのようだ。考えてみれば、そういうおじ様って多い気がする。いや、おば様も多いかもー。以前働いてた会社にもいたなぁ、こういうお子ちゃま上司。

我が道をいく「自分大好きおじ様」をどう操縦するか?

 さて、話はイベント企画に戻り、Aさんは私の書いたゆるーい資料を仕事モードな企画書に早々に書き変えてきた。「そこまで詰めても、商店会の会員さんがついて来るかー?」的な細かさの資料を、ミーティングで配布し、それをどんどん読み上げる。うー、長い。

「ということで、概要はこんな感じです。どうでしょう皆さん?」とAさん。

 一同 しーん

 Aさん「じゃ、こんな感じで進めます」

 あらら、みんなで楽しい商店会イベントを作るはずが、一同「しーん」に。こういうところが「自分大好きおじ様」の特徴なのかもしれない。書類慣れしていない人たちに文書で威嚇し、読み上げ系演説で意見を封じ込めちゃう。そして、本人はそこに全く気づかない。商店会ワークはゆるさも必要なんでねー。いやー、このままじゃいかん。

「Aさんの話とは別に、ざっくばらんにイベントに関しての質問とか、気づいたところとか、皆さんから聞きたいでーす。なんでもいいですよー」と場の空気を緩めて、皆さんの発言を促す私。

 Aさんねー、テキパキしてるんだけど、どこか欠けてるんですよね。でも、この人の存在は大事だしなー。とはいえ、この人のやり方で進めると不快になっちゃう人(キャリア系女子他)もいるし。

 うーん。

 と、ポンコツ商店会の人間模様と運営に、今日もまた一人悩む…。自分大好きおじ様の操縦法、そうそう簡単にわかったら苦労しない。長期課題の案件っすね。

 次回(#16)へ続く。

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ゲッ…まだ「mixi」見てるの? 独身女2人の即レスに“意地悪な幸せ”を感じる上から目線の主婦
 mixiでの呼びかけに、応答があったのは2人だけだった。  当然だろう。そこはもう誰もいない公園なのだ。あの頃は...
否定ばかりする人のLINEがしんどい…。我慢せず、受け手側ができる3つの対応策とは?
 LINEのやりとりで、相手から否定ばかりの内容が届いたら対応に困りますよね。  腹が立ち、関係をやめたいと思って...
金運を上げる花5選!植物で開運を狙う基本のキ。黄色いお花だけではない【開運花師おすすめ】
 いくらやりくりを頑張っても、追いつかない物価高。こうなったらもう金運を呼び込むしかないかも?  お花や開運に関する...
辻希美は第5子妊娠の衝撃度。長女希空とは18歳差に…年の差きょうだいの良さと熟考すべきこと
 元モーニング娘。の辻希美(37)と夫の俳優・杉浦太陽(43)が3日、第5子妊娠を発表した。  2007年6月に結...
一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード
 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。 ...
「子持ち様」認定されないように…非常識な親バカママ友あるあると3つの対処法
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い。  今回は、思わずイラッとしたママ友の親バカ行動をご紹介。周...
職場の「1on1ミーティング」を苦痛に感じる3つの原因。今すぐ取り入れたい対策方法は?
 近年、企業で取り入れられている「1on1ミーティング」をご存知ですか? 新しい手法を取り入れるのは良いことですが、蓋を...
堤防の上は“たまたま”のランウェイならぬ、ニャンウェイ♡ 見せ場のターンの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
意外に難しい「ミモザの鉢植え」を成功させたい! ほっぽらかし園芸好きの花屋が教える5つの失敗と対策
 暦の上では3月、ポカポカを通り越して半袖脇汗が止まらない日中があれば、突然寒くなり雪が降る…これは本当に三寒四温なのか...
想定外しかない商店会ワーク。文句ばかり言うおっさんにブチ切れ寸前、寅さんの名台詞で堪えました
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ぎっくり腰再発かも…? 運動不足解消のため、水泳を始めた中年おばさんの“まさか”
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“春ピンク”は女性ホルモンを刺激!【調香師が解説】指先から幸せになるピンクフラワー香り術
 色とりどりの花が咲く春は、気分も明るくなって幸せな気分になりますね。花の色に多いピンクですが、女性ホルモンを刺激する色...
40代の同窓会はどこで差がつく? モテる人とモテない人それぞれの共通点
 若かりし時代を一緒に過ごしたクラスメイトと、定期的に同窓会を開いている人は多いですよね。でも、40代にもなってくると見...
ダイニングテーブル上の「キレイのコツ」5選 すぐに物が散らかり、ぐちゃあ~とするのなんで?
 家族みんなが団欒する時に欠かせないダイニングテーブル。食事をしたり、コーヒーを飲んだり、宿題をしたりと大活躍ですよね!...
「かかってこいや!」攻撃待ちの“たまたま”が余裕の挑発? プロレス開幕の予感にワクワク
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...