石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

更新日:2025-04-11 17:03
投稿日:2025-04-11 17:00

 フジテレビ第三者委員会の報告書で、中居正広氏(52)の性暴力と類似事案とされた「有力な番組出演者」が石橋貴明(63)と報じられて話題だが、業界関係者には「今さら」という向きが少なくないようだ。

 報告書によると、中居氏の性加害事案で登場するフジの社員B氏から石橋との会食に呼び出された女性社員は、B氏に置き去りにされ、別の店で石橋と2人にさせられた。示し合わせがあったかというところまで書かれてはいないが、石橋はこの女性をタクシーで別の店に連れて行き、そこで下半身を露出したという。10年以上前のことで、女性は危険を感じてその場を立ち去ったが、こうした石橋のハラスメント疑惑は、報告書以外にもあるという。

「石橋は相手が誰であろうとお構いなし。番組でなら何をやっても許されると思ったのか、小泉今日子に松嶋菜々子、渡辺満里奈らへの度を越したセクハラ行為を繰り返してきましたからね。本人もスタッフも『ネタ』というのでしょうけど、身体を触ったり、猥褻な言葉を番組中に吐いたりして、それがそのままお茶の間に流されてきたのですから、どうかしていた」(元フジテレビ関係者)

■新田恵利と国生さゆりの不仲も元凶は石橋

 石橋の所業は80年代に「夕やけニャンニャン」で共演したおニャン子クラブメンバーへの発言や態度から始まったという。

「立見里歌さんに対するセクハラやパワハラは当時のファンにも広く知られているのではないでしょうか。容姿や歌などを揶揄し馬鹿にする発言を繰り返し、立見さんのパネルを拳で殴ったりしていましたから。さすがに業を煮やした立見さんが怒ると『とんねるず』は番組をボイコットするようになった。それで石橋の出演する曜日に立見さんが欠席するようになってしまったんです。フジテレビは石橋にはお咎めなしで、立見さんが被害を受けた挙げ句、番組出演の機会を奪われた泣き寝入りでした」

 さらにおニャン子では、こんな話もある。

「まだ高校生だった新田恵利さんが水着姿を披露したグラビアについて、本人に卑猥な発言をしていたようですね。新田さんはそれで水着になるのが嫌になってしまい、沖縄ロケで用意されていた水着を着れなくなって撮影が滞り、結果的にメンバーの国生さゆりさんを怒らせて『犬猿の仲』と呼ばれる関係になってしまった。元をたどれば石橋のセクハラ被害が元凶だとも言えます」(同)

 時代や世相が違うとはいえ、そんなハラスメントを放置し、やりたい放題させてきたフジテレビによる「セクハラ天国」のような企業文化がこれらの背景に見え隠れしている。さらに局内での組織的な問題や権力構造が石橋のハラスメントを助長させたという。

「港浩一前社長とツーカーだったことも、大きかったでしょう」と、元フジテレビ関係者はこう言っている。

「『とんねるずのみなさんのおかげです』で、凖レギュラーとして出演していた女優稲村さち子さんが石橋と番組チーフディレクターにセクハラを受けたとして、92年に東京地裁に民事提訴しています。当時56歳の稲村さんに露出度の高いビキニを着せた上で、石橋は『ヘアが見える』などと発言。番組も『素人のおばちゃんですからヘアの手入れはしていません』とのテロップで追い打ちをかけたのです。石橋が謝罪して示談が成立しましたが、テレビでの“イジリ”が問題視されたにもかかわらず、彼らには馬耳東風でした」

 石橋は3日に自身のYouTubeチャンネルで食道がん治療のため、芸能活動休止を発表したが、9日までにこの動画はチャンネル上から消えており、それがまた様々な憶測を呼んでいる。

  ◇  ◇  ◇

 底が見えないフジテレビ問題。関連記事「広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声」などもお目通しください。

エンタメ 新着一覧


横浜流星は“まだ誰のモノでもない”感も含めて尊い! NHK大河が「べらぼう」に面白い
 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」がスタートしました。主人公の蔦屋重三郎を...
【おむすびにモヤっと】メンチ切り合った2人がなぜ? 見たいシーンを出し惜しむのが「おむすび」クオリティ
 結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、保留とされていた結婚を進めるため2人が考えた生活プランを親たちに説明する。会社で初...
桧山珠美 2025-01-11 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】サザエさん風に「歩、スマホを買う」「結、節約に目覚める」「翔也、仕事する」の3本
 歩(仲里依紗)に、聖人(北村有起哉)がまた携帯電話を買ったのか問うと、歩はスマートホンだと答える。新しい出始めの商品に...
桧山珠美 2025-01-08 17:30 エンタメ
「べらぼう」初回、セクシー女優3人が裸死体姿に…AV業界人どう見た?「裸に意味を語らせる照明が必要」
 5日にスタートした横浜流星(28)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(NH...
【募集】冬ドラマ何見る?『べらぼう』『家政夫のミタゾノ』『日本一の最低男』など期待&ガッカリ教えて!
 コクハクでは2025年冬ドラマを対象としたアンケートを実施します。あなたが現時点で「楽しみにしている」ドラマ、そして「...
【おむすびにモヤっと】「プロフェッショナル」で壮大なネタバレ感!14週は元スケ番vs元レディースの様相
 結(橋本環奈)が糸島から神戸に帰ってきて愛子(麻生久美子)や歩(仲里依紗)が迎える。だが、一緒に永吉(松平健)と佳代(...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ
【2024年人気記事】伊藤健太郎は破局して正解! “小栗旬軍団”加入でバーター出演の機会にも恵まれる
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
【2024年人気記事】悪評だらけの天才、平手友梨奈が遅刻やドタキャンを繰り返す本当の理由
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
堺屋大地 2025-01-04 06:00 エンタメ
【2024年人気記事】松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
帽子田 2025-01-02 06:00 エンタメ
【2024年人気記事】なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【2024年人気記事】『新宿野戦病院』小池栄子の英語、海外はどう思う?「下手というより…」
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
映画「聖☆おにいさん」全力でおバカを演じる松ケン&染谷将太たち。評価は真っ二つだけど…
「M-1グランプリ2024」の準優勝バッテリィズに元気をいただきました。エースでしたっけ。やはり“おバカ”は最強です。優...
ラウール、高橋文哉…2024年「国宝級に検索されたイケメン大賞」TOP5の最も検索された日は…?
 2024年もあとわずか。今回は今年1年を通じて活躍したイケメンが、いかに世間の人々の注目を集めたかを調べてみたいと思い...
こじらぶ 2024-12-28 06:00 エンタメ
【最新回のおむすびにモヤっと】「豚肉と玉ねぎのニンニク炒め」はサラダの後に作ったほうが…
 スナック「ひみこ」で、佳代(宮崎美子)と話す結(橋本環奈)。永吉(松平健)とただいるだけで幸せだと言う佳代の言葉を聞い...
桧山珠美 2024-12-27 19:30 エンタメ
「M-1」令和ロマンが主人公なら、エバースは裏主人公。泥臭い秀才コンビを応援したくなるのが人のサガだ
 今年も最高の盛り上がりを見せた「M-1グランプリ」(ABC・テレビ朝日系)。令和ロマンが史上初の2連覇を果たしたものの...
帽子田 2024-12-27 06:00 エンタメ
面白かった「秋ドラマ」を調査!『海に眠るダイヤモンド』を抜いた1位は?期待外れに“あの作品”がまた…
 続々とクライマックスを迎えている2024年秋ドラマ。今期は見ごたえたっぷりの作品が揃い、ドラマに夢中になっていた人も多...