小さいけれどめっちゃタフ! ヒマワリ界の超新星「サンフィニティ」ほっぽらかしでも100輪咲くよ

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-04-16 06:00
投稿日:2025-04-16 06:00
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の仕事には、歩道や公園の脇に造成された花壇への草花納入もあります。その中には近隣も含まれ、納品後の“成れの果て”も悲しいかな、毎日のように目にします。

植えた覚えの無い花

 猫店長「さぶ」率いる我が花屋の店外に設けた植物経過観察エリア(聞こえはいいけど売れ残った鉢物植物置き場ね)は、ほっぽらかし園芸ラボとしてさまざまな植物が一年中花を咲かせています。

 そんな三軍エリアに植えた記憶のない植物も、春になるとムクムクと芽が出始め、春の終わりにはすっかり三軍昇格雑草たちと共に、これまた賑やかに店外を彩ってくれてます。

 去年、圧倒的な存在感で三軍エリアを彩ってくれていたのは「ヒマワリ」

 売れ残った苗を投げた場所が硬い土だと言うのに、勝手に根付いて、あっという間に平屋の店の屋根を超えて花を咲かせてくれていました。灼熱の真夏ですら大した水やりをしなかったのに、なぜかお元気なお姿に「なんでーっ!?」と思わず声が。

 今回はそんなほぼ放置でもいけちゃう優良選手の中から、おっ!! と目に留まる品種をご紹介。それが「100輪咲くヒマワリ サンフィニティ」です。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレのあれ”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

厄介なお困り案件

 金運や恋愛運、健康運など縁起が良い花としても知られているヒマワリは、お見舞いや元気がない人への励ましの花としても人気があります。男性っぽい印象もあるので、黄色という花色もあってか、父の日の定番商品としても広く認知されてきました。

 比較的初心者でも育てやすい花のためか、昔は各地の小学校でも育てられていました。「子供とヒマワリ」ってなんだかとっても絵になるんですよねぇ。

 ですが、育てていく上で1つ厄介な点は「めっちゃデカくなりすぎる」

 大人の背丈をはるかに超えて、何なら2階のベランダまで届く勢い…そんなに大きくなってどうするの? ってな具合。

 それだけ大きく育てば、たくさんの花を咲かせてくれます。でもできることならもう少しコンパクトになりませんかね? と言いたいところです。

 それを叶えてくれたのが、100輪咲くと言われるヒマワリ「サンフィニティ」です。

 花茎も従来のヒマワリに比べても小さめ。時間の経過とともに目立ち始める種子の存在も無く、何より全体も100〜120センチとこれまた現実的サイズ。

 しかも花がコンパクトで密に次々と蕾ができて、100輪咲くと言われています。

 従来のヒマワリは大体2週間程度の開花期間である一方で、サンフィニティはなんと3カ月と超ロングラン!! 

 手間もかからず育てやすいのは従来のヒマワリと同じな上に…価格も安くてコスパ最強!

 お家にお迎えするならば、縁起物ともいえる「陽」の気満タンなヒマワリっていいかもしれませんな。

鉢植えとポット苗の違い

 お花屋さんの店頭で、小さなボット苗で売られているヒマワリは、小さくてかわいいんです。そりゃ若い女性も見かけたら「やだカワイイーー!」だなんて叫んじゃうくらい可愛いんです。

 でも、確実にでかくなります。しかもメッチャ丈夫です。

 前述の通り植えた覚えのない場所でも、処分したはずの苗が気がついた頃には、「えー!なんで!?」と驚くくらい勝手に根付いてデカくなります。

 それでも構わんのじゃ。という方はお止めしませんけど、できることなら小さな花がたくさん咲いてくれる方が都合がいいですよね。

 そんなお悩みを解決してくれる「サンフィニティ」には、ポット苗で売られてるケースと、ある程度大きく育った鉢植えとして売られているケースがあります。どちらも開花期間が長いのですが、育っていく上で若干の違いがあるかもしれません。

1株購入すれば長~く楽しめる!

 ワタクシの感覚なんですが、苗物の方がおおらかに大きく花と花の間隔を開けながら育っていく感じがします。

 一方で、ある程度大きく育った鉢植えとして売られている「サンフィニティ」は、花付きが密に詰まった感じで株全体がコンパクトに収まって育っていくように感じます。

 いずれにしても、開花期間は長く花付きが多く、切り花としても茎は短いですが楽しむことができ、1株購入すればだいぶ楽しめます。

 鉢植えで育てていく場合、成長がめちゃめちゃ早いので、何度か植え替えが必要になってきます。また夏場は1日2回の水やりが必要になるので、めんどくさっ! と思うのでしたら、楽に育てることができる地植えをお勧めします。

 購入時の形状がポット苗であっても、鉢植えであっても同じです。

 3カ月程度のロングラン開花なので、肥料も途中で追肥していただければ、なお良し。まぁでも、あげなくてもいいですけどね。地植えならなおのこと平気じゃないですか? ほんとによく咲きますから。

 例え100が50に減ったところで十分に元が取れてます。お店にもよりますがポット苗は300〜500円程度。鉢植えでも小さいものなら1500円あたりから展開しておりますよ。お試しあれ。

「陽」の気満タンのヒマワリがアナタに良縁と金運を呼び込んでくれますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


【成城石井】薄給40女が歓喜するプチ贅沢4選 2023.2.4(土)
 高品質かつおしゃれな商品がいっぱいの成城石井。小柳ルミ子さんも愛用しているのだとか。女性誌の取材では「成城石井は私のキ...
「今日は朝まで韓流コース」でまさかのBBA認定!? 若作りが痛いLINE3選
 最近では、仕事でLINEを使うことも増えてきましたよね! 自分よりも若い人とLINEを交換していると、ついやってしまう...
独女ご自愛バレンタインデー!自分用チョコの楽しみ方を探る 2023.2.3(金)
 今年も“お祭り”を目前に控え、ざわついてきましたね。そう、バレンタインデーです。  本命チョコに限らず、義理チョ...
人生の満足度が高い人・低い人 差がある原因はどこにある?
 みなさんは、日頃から不平不満が多いタイプでしょうか。私はどちらかというと多いかもしれません。  不満が多くなる原因は...
自慢したい可愛さ♡ 透明バックから“たまたま”がコンニチハ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
寒いけど乾燥&電気代が…!寝る時の“暖房問題”解決のヒント
 寒い季節になると、寝る時に暖房で部屋を暖めておきたいですよね。でも、暖房の使い方を間違えると乾燥して喉が痛くなって、体...
旅先の古びた店には先客がいたようで 2023.2.2(木)
 旅先の古びた店に入ってみようか考えた時、さっと風が吹き、誰かが先に入っていったような気がした。  怖い話じゃない...
ダメー!!まだイケる!「弱ったシクラメン」復活させたい問題
 新しく年を迎えて早いもので1カ月。全身完全防寒スタイルで毎日寒さと闘っているお花屋さんの「冬仕事」も、全身に毛布をまと...
大切な人が今日も無事に帰ってきますように 2023.2.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ポンコツな自分に喝! つらーい「休みボケ」の原因と解消法
 年末年始が繁忙期という職種の方は、そろそろ遅めの冬休みでしょうか。仕事や家事に追われた後のお休みは、嬉しさもひとしお。...
実母だからこそイライラする!ストレス4大原因とその処方箋
 何歳になっても実母は頼りになる存在ですが、血が繋がっているからこそ言いたいことを言い過ぎてぶつかってしまうこともあるよ...
蛇口から地酒…駅ナカに酒好きの天国あった 2023.1.31(火)
 蛇口をひねるとうどん出汁が出るという香川県、みかんジュースが出るという愛媛県に続き、新たな夢が実現しました。茨城県の水...
信号で立ち止まったから見えた景色 2023.1.30(月)
 信号で立ち止まったから見えた景色が、肩の力を抜いてくれる時ってあるな。  見慣れた姿とは違う、向こうの世界からこ...
透明ボウルにすっぽり! かわいい“たまたま”が見えてますよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
買い物が楽しくなくなった…理由8つ&注意した方がいい兆候
 買い物は女性が大好きなことのひとつ。欲しいものを手に入れることが、ストレス発散や気分転換になっている人は多いでしょう。...
「いつか」じゃなくて「きょう」行こう 2023.1.29(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...