春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は

コクハク編集部
更新日:2025-04-24 09:27
投稿日:2025-04-24 06:00

 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマの感想をリサーチします。期待している継続予定作品はどれ?

【関連記事】『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味

待望の『続・続・最後から二番目の恋』がきた!

 今期、ダントツで注目を集めていたのは『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)でした。いま問題だらけのフジテレビですが、やはり本作は強い。2012年から続くドラマシリーズの最新作で「初回も、続編も欠かさず観ていた」(63歳・主婦)と根強い人気を誇っていました。

「若者向けや不倫ドロドロものが多い中、大人向けの落ち着いたドラマがやっと見られる!」(43歳・ライター)、「同年代の今を生きる感性を共感したり、参考にしたい」(60歳・パート)など、年齢が高い視聴者も安心して見られるドラマという認識のようです。


「40代としては本作をお勧めしたいです。月9最盛期を経験した世代にあてに行っているんだと思いますが、業界のノリも残しつつ平成っぽさもあり、ちょっとゾワゾワする感じが昭和生まれは安心します。フジテレビのお家芸に近い感じがします。

 千明と和平の関係は名前のつかない関係なのですが、ネガティブな意味の“都合のいい関係”ではなくて、年齢を重ねてきた世代だからこそわかる人間関係。人とちゃんと向き合ってきたからこそ、長い年月をかけて出来上がった唯一無二の関係が描かれていて、歳を重ねるって素敵なことだなと思わせてくれるドラマです。

 このドラマは“令和の渡鬼”と言えるポジションだと思うので、この先も続くと思うし続けてほしいドラマです」(42歳・出版)

 また、大人世代だけでなく「第1話を見て細かな所まで工夫がされていたり、今まで通りの言い合いのテンポもよく面白かった」(16歳・高校生)、「テンポも早く会話も面白く、続編として理想的だった」(19歳・大学生)と若い世代の心もガッツリ掴んでいるよう。

『あんぱん』今田美桜、竹野内豊らにゾッコン

 次に人気を集めた作品は連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)でした。やなせたかしさん夫妻をモデルとする本作。国民的キャラクター・アンパンマンの生みの親であることもあり、「やなせたかしの話だから」(66歳・パート)、「モデルの人物も分かりやすいし、キャストも脚本も信頼感ある」(43歳・事務)という理由で見始めた人が多数。

また、「今田美桜が好きだから」(40歳・会社員)、「今までに無い朝ドラだから。何より今田美桜ちゃんの演技がみたいから」(32歳・パート)と、ヒロイン・のぶを演じる今井美桜のキュートさにも注目が。


「子役たちが素晴らしかったけど、やっぱり今井美桜のかわいさに癒されます。松嶋菜々子のヒールぶりも新鮮。個人的には年を重ねてなお、かっこいい竹野内豊に一番癒されています」(44歳・美容)

「初回からアンパンマンの漫画が出来上がって行く人間模様や時の流れがわかり、今後の話の展開も興味があります! ただ、オープニングの曲と映像には、ガックリしています」(77歳・主婦)

「一応うっすら観てます。ヤムおんちゃん役の阿部サダヲがとてもいいです」(43歳・イラストレーター)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


フワちゃん炎上で再評価? 竹内涼真ら「誤爆」で好感度が上がった芸能人
 タレントのフワちゃん(30)がお笑い芸人のやす子(25)に向けて放った暴言が大きな騒動を巻き起こしている。8月4日、X...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...