上京して人生変えたい…アラサーが陥る「勘違い」と「モテるため」のファイナルアンサー

内藤みか 作家
更新日:2025-05-01 06:00
投稿日:2025-05-01 06:00
 人生をやり直すために東京に行く! という人が時々います。中にはノープランで上京するケースもあります。

 アラサーで突然東京を目指す人もいますが、どのような事情があり、上京後はどんな日々を送るのでしょうか。

東京に行けばなんとかなる?

 田舎でイヤなことがあると、「もうこんな町、出て行ってやる!」という言葉が口をつく人がいます。しかし実際に出て行く人はあまり多くはありません。とはいえ、なかには衝動的に町を出て行く人がいます。

 アラサーのA子さんも、山深い地方都市から突発的に上京したひとり。上京を決めた理由は失恋です。

 密かに片想いしていた勤務先の同僚男性が、社内の他の女とデキ婚すると知って大ショック。そんな二人の姿を見たくないので会社を辞め、東京へと向かったのです。

【読まれています】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし

きっと今よりいい女になれる

 しかしA子さんは、東京でどんな仕事に就くか、全く考えていませんでした。心に決めていたのは、いい女になって見返してやるということだけ。東京に行けばきっと今よりいい女になれるに違いないと思い込んでいたのです。

 確かに東京には綺麗でオシャレな女性も大勢いますが、誰もがそうなれるわけではありません。A子さんも実際、家賃や食品も高い東京では節約しなくてはやっていけませんでした。

 美容やファッションにお金を回す余裕がないとかなり大変です。

東京でパートナー探しに淡い期待

 結局A子さんが選んだ仕事はホステスでした。

 都心の中規模のクラブで働くことを決意したのも、東京では何かとお金がかかるから。学生時代に少しの間、ガールズバーで働いていたので、あまり抵抗はありませんでした。

 そしてA子さんの訛りが素朴で可愛い、とウケる客が現れ、店外デートに誘われました。

 次第にA子さんは、このまま店でいい人を見つけて結婚できたらな、と淡い期待を抱くようになったのです。

早く結婚したくて…

 東京でパートナーを見つけて結婚したら、田舎の友人たちにかなり羨ましがられるだろうと、A子さんはワクワクしました。

 そして念願通り、デートに誘ってきた3つ上の男性と交際することになったのです。上場企業の社員だというし、彼となら将来も安泰だと思えました

 しかし一向に結婚の話が出てきません。シビれを切らして「結婚式はどこであげたい?」とさりげなく聞いてみると「結婚するつもりは全然ない」と思いがけない返事が返ってきました。彼は遊びのつもりで付き合っていたのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


マッチングアプリのデートを早く切り上げたい! 違和感→自然と撤収するマル秘テク
 マッチングアプリでやりとりをしてなんとかデートに漕ぎ着けたものの、いざ会ってみると「なんか思っていた人と違う…」「さっ...
恋バナ調査隊 2024-11-09 06:00 ラブ
「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2025-03-03 19:14 ラブ
婚活女性の問題7選。結婚したいのに気持ちが追いつかない原因はなに?
 結婚したくて婚活しているものの、なかなか「好き」という感情が湧かず苦戦している女性は少なくないようです。なぜ気持ちが追...
恋バナ調査隊 2024-11-08 06:00 ラブ
マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える
 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。  会ってみ...
内藤みか 2024-11-07 06:00 ラブ
女が元カレにムショーに連絡したくなる7つの瞬間。復縁するつもりはないけれど…
 元カレに未練があり「復縁したい」と思っていたら、連絡したくなるのは自然ですよね。でも、復縁するつもりがなくても元カレに...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
ただただ困るサプライズポロポーズ5つの悲劇。100年の恋もスンっ!
 大好きな彼からプロポーズされたら、天にも昇る心地になりますよね。でもその一方で「彼のサプライズプロポーズが酷すぎて、た...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
40代女性の性的魅力を5つの方法。好感の持てる“悪あがき”で女を諦めない
 何歳から私は「おばさん」になってしまうんだろう? 女性なら誰でも不安を抱いたことがありますよね。世間では、「40代にな...
恋バナ調査隊 2024-11-06 06:00 ラブ
48歳で女風を知った独女。ラブホで手足を縛られ、イケメンセラピの“硬軟ギャップ”に興奮
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で女風の気持ち良さを知り、いよいよKAT-TUNの...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:34 ラブ
この子ならすぐイケそう! 不倫相手として狙われる女の6つの特徴
「既婚者によく好かれる」というモテアピールは、自慢にならないかもしれません。  今回は、不倫相手として狙われる女の特徴...
恋バナ調査隊 2024-11-04 06:00 ラブ
「僕の母親への感謝が足りない!」そんな女を妻に選ぶ53歳男の再婚への打算
「冷酷と激情のあいだvol.219〜女性編〜」では、婚約者である53歳のハヤトさん(仮名)の母親との距離感に不安を抱く佳...
並木まき 2024-11-02 06:00 ラブ
50男と再婚予定、彼宅で“義母”の世話焼き形跡を見つけてギョッ! とする47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-02 06:00 ラブ
返信遅い彼への催促LINEは送るのが正解! 逆効果にならない“キュン確定テク”3つ
 片思いの彼、あるいは交際中の彼氏の返信が遅いとモヤッとしますよね。でも「追いLINEをしたら嫌がられるかも…」とためら...
恋バナ調査隊 2024-11-02 06:00 ラブ
サレ妻が浮気夫に仕掛けたスカッと復讐エピ6連発!ダメージ100倍、ただで許されると思うなよっ
 世の中には浮気や不倫をして、愛していたはずの妻を「サレ妻」にしてしまう夫がいますが、現代において、黙って泣き寝入りする...
恋バナ調査隊 2024-11-02 06:00 ラブ
高級ホテルの中華を舌鼓、私大生2人とそのまま上階へ…。不倫相手のネトラレ性癖ミッション #2
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2025-03-03 19:14 ラブ
経験者が振り返る“離婚の前兆”7つ。夫婦関係破綻のルートにお決まりのパターン
「離婚だけは避けたい」と思っているなら、その前兆が見られる夫婦は要注意! どこかのタイミングで軌道修正しないと、離婚は免...
恋バナ調査隊 2024-11-01 06:00 ラブ
「彼に浮気された腹いせに女性用風俗を利用する」が問題解決にならないワケ
 利用者が急増しているとも言われる女性用風俗(女風)ですが、中には「彼氏(またはパートナー)に浮気されたから」という理由...
内藤みか 2024-10-31 06:00 ラブ