永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

更新日:2025-05-01 17:03
投稿日:2025-05-01 17:00

【芸能界クロスロード】

 永野芽郁から連想するのは「元気・明るい・健康的」の言葉。およそ恋愛とは程遠いイメージがある。昨年1月期、初出演の“月9”「君が心をくれたから」は初のラブストーリーだったが、平均視聴率は6%前後と伸びなかった。新たな挑戦も視聴者はアレルギー反応を起こしたようだった。

 永野は出世作、朝ドラの「半分、青い。」、新人警官に扮した「ハコヅメ」など頑張り屋のイメージがいまだに定着している。新境地開拓もいったん中断し、昨年秋の主演映画「はたらく細胞」で本来の魅力を取り戻し大ヒット。放送中の「キャスター」で演じるテレビ局で“働く女”も適役と評されている。

 5月公開の主演映画「かくかくしかじか」では漫画家を夢見る女子高生役と、永野ワールド全開だ。

「子役からの芸歴は16年ですが、25歳の今も高校生役もできる貴重な女優のひとり」(映画関係者)

 役から受けるイメージは私生活と直結されがちだ。永野と恋愛は結び付かなかった。実際、これまで熱愛話は皆無だったが「文春」が初スキャンダルを報じた。昨年秋から取材を続けていた内容は衝撃的なものだった。

 15歳年上の田中圭とは不倫関係。“キャスター”で共演中の1歳年上の韓国人俳優のキム・ムジュンとも同時進行で交際中という。当の3人は事務所を通じ報道内容の有無には触れず、「交際の事実はない」と口を揃えて否定した。否定の根拠のひとつが「永野は母と暮らしていることと、友人と一緒」という主張。

 ありがちな否定だが、「文春報道は信憑性が高く、信じる人が圧倒的に多い」(芸能関係者)というのが現実。後追いも「清純派のレッテルが剥がれた」と今後の芸能活動への影響も懸念されている。好感度優先のCMへの影響は避けられないが、女優業は「演じる」という武器がある。

 近年、若手女優の熱愛は珍しくない。伊藤沙莉は同棲から結婚。人気上昇中の河合優実も池松壮亮との熱愛が伝えられているが、2人とも仕事に影響するどころか応援する人も少なくない。

 永野に恋人がいても不思議はない年齢だが不倫はイメージダウンにつながる。ただ、私生活で受けたダメージを仕事で取り戻せるのが俳優の仕事。

「来年の大河にも出演するし、女優スキルをさらにステップアップできれば、不倫も払拭できる」(前同)

 永野よりもむしろ、田中の方がダメージは大きい。文春に掲載された丸々1ページを使った回答書が苦しい立場を物語っていた。直撃された際の発言に対する弁明には矛盾点もあり言い訳じみていた。事務所が田中に自戒を求めた声明文には怒りも読み取れた。

 田中の問題点は「泥酔」を理由にしたことにある。田中は2児の父であり家族愛でも知られている。その田中が母親のいる永野の家に泥酔した状態で夜中の3時に部屋に入るだろうか? 逆に「母親がいないから入れた」の見方もできてしまう。

 5月に舞台を控えている田中だが、一時の勢いはない。2016年、「おっさんずラブ」で人気に火がつきドラマ界を席巻。主演・脇役を問わず出続けた。

 近年は俳優として話題になることも少なく、次世代の若手俳優に押され気味。昨年のドラマ出演は全盛期の3分の1のわずか2本。そこに不倫報道の追い打ち。どう立て直すのか。

(二田一比古/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


不祥事芸人・フジモンの賛否両論の復帰劇!実は吉本への貢献度が抜群?
 昨年10月に当て逃げ事故を起こして活動自粛していたフジモンことFUJIWARA・藤本敏史が、3月23日放送の『さんまの...
堺屋大地 2024-04-12 06:00 エンタメ
寅子「あきらめたらそこで終わり」はもしや…名作漫画のイズムにニヤリ
 傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。  暴力を振るう夫か...
桧山珠美 2024-04-11 15:25 エンタメ
トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ