のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

更新日:2025-05-04 17:03
投稿日:2025-05-04 17:00

 俳優ののん(31)が、4月27日放送のTBS系日曜劇場「キャスター」で、2014年4月に放送された「世にも奇妙な物語'14春の特別編」以来、11年ぶりに民放ドラマに登場した。放送中からSNSでは、《抜群の存在感と演技力!》《おかえりなさい!》といった称賛と激励の声が相次いでいた。

 ところがそんな復活劇に水を差すように、13日放送の初回に14.2%だった世帯平均視聴率が、この日は10.9%と、3.3ポイントも数字を落としてしまったのだ(視聴率はビデオリサーチ社調べ、関東地区)。

「のん側は“復帰作は高視聴率”という材料で、これから一気に民放ドラマの出演をもくろんでいたはずです。キャスティングに前向きだった他局も、“もうしばらく様子を見てから……”と慎重になってきているようです」(テレビ関係者)

「キャスター」の視聴率下落の理由として、第2話のオンエア直後に「週刊文春」が報じた、田中圭(40)と、同ドラマに出演中のキム・ムジュン(26)との“二股不倫疑惑”の永野芽郁(25)の名前を挙げる関係者も多い。SNSでは《こんなドラマ、まともに見ていられない》などと、脱落した視聴者の声が目立った。

■永野が朝ドラのヒロインに抜擢されたキッカケ

「正義感あふれる報道ディレクター役を演じる永野が、裏では二股不倫ですから、いくら事務所が完全否定したとしても影響は残りますよね。そしてこのせいで華々しい復活劇の注目度を一気にさらわれたのんは、タイミングが悪かったとしか言いようがありません」(前出の関係者)

 芸能界では、「のんの独立騒動がなければ、永野のブレークはなかった」と言われている。それは「カルピスウォーター」のCMキャラクターをめぐる2人の因縁と関係している。このCMは、広告業界や芸能関係者の間で“トップ女優への登竜門”と位置付けられており、12年から3年間、11代目キャラクターを務めたのが当時18歳ののん。売り上げも右肩上がりで、広告業界が重要視する好感度も常に上位だったのんだが、15年春の独立騒動とともにその立場は激変した。同年、12代目の黒島結菜(28)にバトンタッチするも、わずか1年で黒島の契約が終了し、16年から13代目に抜擢されたのが当時16歳の永野だった。

「永野が13代目に選ばれたのは、所属事務所の推しだけでなく、宣材写真の雰囲気がのんに似ていたことも理由でした」と、広告代理店関係者が当時を振り返る。そして、永野の爽やかさは瞬く間に若者たちの間で評判になり、この2年後には、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン起用につながっていく。

「あくまで仮定の話ですが、のんの独立騒動があれほど酷くなく、黒島のカルピスウォーターのCM契約がもっと続いていたら、『半分、青い。』のヒロインは永野じゃなかったかもしれないわけです。のんが直接的に何かをしてあげたわけではありませんが、永野にとって、のんは“女優生命においての恩人”と言い換えることもできる存在。そんな恩人の復活を、結果的に邪魔する形になってしまい、永野ものんも、胸中は複雑だと思いますよ」(芸能プロダクション関係者)

 もちろん、「キャスター」の視聴率低迷は永野だけの責任ではないが、一流女優への登竜門を経験し、朝ドラヒロインも務めた2人が奇跡の共演で視聴率は爆上がりとなるはずだったろうに、番組関係者たちのもくろみは残念ながら、大きく外れてしまった。のんの本格テレビ復帰はもう少し先になりそうだ。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


スズ子の出産と愛助の死から2日 初めて泣くスズ子、愛子の泣き声かぶさる
 スズ子(趣里)が出産してから2日。羽鳥善一(草彅剛)と麻里(市川実和子)の家族が見舞いにかけつけ、スズ子は幸せな時間を...
桧山珠美 2024-02-02 16:28 エンタメ
衰弱する愛助(水上恒司)を見るのがつらい…無理を承知でお願いします!
 スズ子(趣里)のジャズカルメンの舞台が終わって3カ月、愛助(水上恒司)はまだ東京に戻ることができずにいた。  一...
桧山珠美 2024-01-31 16:05 エンタメ
NHKさん、わざと狙った!? “アベノマスク”に麒麟の田村が登場
 昭和22年1月。愛助(水上恒司)が大阪の療養所にいるまま、スズ子(趣里)は静かな正月を迎える。2人は、手紙のやり取りを...
桧山珠美 2024-01-29 14:40 エンタメ
山本耕史、玉木宏はTVで告白 イクメンパパの手作り弁当が心底羨ましい
 生まれ変わるなら堀北真希さんになりたい、心からそう思いました。26日放送「あさイチ」(NHK総合)のプレミアムトークの...
山下智久「正直不動産2」、永野芽郁月9「君ここ」冬期ガッカリドラマは
 山下智久(38)主演の「正直不動産2」(NHK総合)が好調だ。初回平均世帯視聴率5.8%、個人視聴率3.0%から第2話...
こじらぶ 2024-01-27 06:00 エンタメ
“ラスボス”小雪の大迫力!NHKは「わろてんか」の再放送どうですか?
 山下(近藤芳正)は大阪へ向かいトミ(小雪)と話をする。山下は、スズ子(趣里)や愛助(水上恒司)の覚悟を必死に語り、なん...
桧山珠美 2024-01-26 16:05 エンタメ
スズ子ご懐妊! 山下&坂口“おじさん応援隊”のワナワナ顔が必見すぎる
 病状が落ち着いた愛助(水上恒司)とスズ子(趣里)は、2人きりで湖畔に旅行に出かける。  そこで将来の家族のこと、...
桧山珠美 2024-01-25 15:50 エンタメ
口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ