おばさん、「ストロング系」缶チューハイを初体験。悪い予感は的中…若者世代に人気でも中年は敵わない

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-05-07 10:17
投稿日:2025-05-07 06:00
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老化現象についてありのままに綴ります。第29話は「ストロング系チューハイに負ける」。

ストロング系チューハイとご対面

「これ、今ウチで若い世代によく売れてるチューハイなんですよ」

「ありがとうございます。あ〜、コンビニで見かけたことがある。飲んでみたかったんですよ」

 手渡された4本セット、350mlの缶チューハイは巷で“ストロング系”と呼ばれている商品だった。確かによくコンビニやスーパーで見かける。若者はこのチューハイで手っ取り早く酔っているらしい。中高年世代の私はもちろん未体験。

「アルコール度数が少し高めなので、飲むときに気をつけてくださいね。でも小林さん、よくお酒飲まれてるって言っていたし、心配ないかな」

 心配はこの後に残念ながら、的中した。

【こちらもどうぞ】中年のニラが歯に挟まる問題。口内インフラも老朽化するのだ。治療は保険治療か、それとも自費か

おばさんの宅飲みには登場しない

 件の“ストロング系”の類は、おばさんたちが集まる宅飲みには登場しない。そもそも酒には弱くなっているので、手っ取り早く酔おうなんて思わなくても、簡単に酔う。自分のペースを知って、ゆっくりと酔いの量よりも質を楽しんでいる。残念ながら食べる量だけは若者と同じだけど。

 ちなみに普段、私が晩酌しているアルコールはほとんどハイボール。女性の単身アーバンライフには、似つかわしくない3リットルタイプのウイスキーを常備して、サーモスのタンブラーに氷とやや多めのウイスキーを入れて、500mlの炭酸水で割って飲む。飲み切ったらそこで終えるか、気分がいいとこの後ワインにも手を出す。何が言いたいって、缶タイプのアルコールにほとんど手を出さない。たまに缶ビールを飲む程度だ。意識をして避けているわけではないけれど、気がつくと酒生活のスタメンからは外れていた。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


GWってなあに? 2023.4.30(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
面倒くさい質問キター!「何歳に見える?」の絶妙かつうまい返し方5選
 プライベートでも仕事先でも、初対面の人と接するときによく聞くのが「私、何歳に見える?」というフレーズ。「面倒くさ〜!」...
逃げるが勝ちのケースも…性悪義母のモラハラから身を守る法
 義母との関係は、なかなか難しいものです。夫の母親だからこそ、「うまくやっていきたい」と思っているのに、相手にその気がな...
金継ぎは習うべきか、独学で突き進むべきか 2023.4.29(土)
「民藝運動の父」こと柳宗悦氏の著書に感銘を受け、陶器をちょこちょこ集めるように。大好きなセブンイレブンのお惣菜も、お気に...
エンドロールは「裏方さんの名前」に涙…ヲタクあるあるなLINE3選
 どんな分野にも、根強い「ヲタク」が存在します。少し前までは、ネガティブなイメージの強かったヲタクですが、最近では芸能人...
配属ガチャに外れても「ダメな上司」5つの対処法でむしろ効率UP!
 転職や人事異動など、新しい環境で仕事がはじまったはいいものの、めっちゃ仕事ができないハズレ上司を引いてしまったー! な...
若さに胡坐をかいた後でいい!トシ取るのが憂鬱になったら実践したいこと
 もしずっと今の年のままいられるなら、みなさんは嬉しいでしょうか? きっと「そりゃそうでしょ!」と答える方が多いと思いま...
桜のフレームからのぞく南アルプスの春 2023.4.28(金)
 桜のフレームから雪の残る山をのぞく。南アルプスに春がきた。  今ごろはこの薄ピンク色が濃い緑になってるのかな。 ...
生活習慣も断捨離!40女がやめた4つのこと 2023.4.27(木)
 4月も残すところあとわずか。新生活のスタートにあたり、今までの習慣を見直した方も多いのでは?  今回は、筆者がやめた...
茶トラ軍団が大渋滞中!どの“たまたま”にピントを合わせる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
充実感たっぷり!ひとりでも寂しくない「連休の過ごし方」8選
 仕事から解放されて時間を好きなように使える連休ですが、「今は彼氏もいないし、友達は予定があるらしいし、ひとりで寂しいな...
なぜか友達と予定が合わなくなるタイミング 2023.4.26(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
植物版“虫コナーズ”!? センテッドゼラニウムは心のイライラ虫撃退にも◎
 ただでさえ更年期がエグ過ぎて些細なことでイラッとする毎日なのに、暖かいなぁと思った途端にどこからともなくわいて出てきて...
“お奉行サマ”は嫌われる? 知っておきたい鍋料理の迷惑あるある8選
 日中はぽかぽか陽気でも、夜になると冷えることもあるこの季節。晩御飯には、春の食材を楽しめる鍋であったまるのもいいですね...
値上げに負けるな! 5つのプチご褒美で節約ストレスの解消を
 電気代に小麦粉、冷凍食品など値上げラッシュが止まらない今、節約に励んでいる人は多いでしょう。節約は大切なことですが、出...
ゆで卵1個の超ずぼら調理法!電子ケトルの“モコモコ大惨事”から学ぶ
 日々の生活を楽にしてくれる「時短家事」。名もなき家事のパターン化、便利アイテムやサービスの利用など、その種類は多岐に渡...
2023-04-25 06:00 ライフスタイル