「地獄に堕ちてもいい」45歳主婦が不倫をする覚悟。義弟と決めた“愛し合うため”の3つのルール #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-05-09 06:00
投稿日:2025-05-09 06:00

義父の粗相に話題の矛先が

 直美さんが真夜中に義父の汚れ物を洗濯していると、夫の勝久さんや義母も起きてきたという。

「どうしたの? と聞かれると、『お義父さんがウンチを漏らして、今、浩介さんがお風呂に入れてくれている』と言うと、2人の仲を疑うより先に『とうとう認知症がそこまで進んだか』『浩介も手伝ってくれて、ありがたいわ』なんてお礼を言われて…。

 話題の矛先が、粗相をした義父に向いてくれて、その時はホッとしました。

 義父も怒鳴ったことなど忘れて、シャワー後はおとなしく自室に戻って再び眠りについたようです。もちろん、私たちの仲を疑ったことなど覚えていません」

怪しまれないための鉄のルール

 その日は、何事もなく済んだが、2人の関係は続いた。

「二度と怪しまれないよう、ルールを決めたんです。

 受け取ったLINEは、読んだらすぐに削除する。密会するラブホテルは毎回違う場所にして、現地集合、現地解散。家事・介護をおろそかにしない。

 その分、浩介さんとは情熱的に愛し合いました。彼が私にだけ見せてくれる弱みや甘えん坊な部分、少年と大人が同居する純粋さなど、全てが愛しくて…。

 ただ、浩介さんとしては、どうしても2人で旅行に行きたいようで、何度も誘われましたが、それだけは断っていたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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