加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

更新日:2025-05-12 14:48
投稿日:2025-05-12 10:55

 春の連ドラの中で《とっても好きなドラマ》という感想が目立つのが、桜井ユキ(38)主演のNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」。桜井が演じるのは病気を患ってキャリアを諦め、会社を辞めた麦巻さとこ。週4日しか働けなくなったため、家賃の安い築45年の団地に引っ越すことに。そこで出会った人々との暮らし、薬膳ご飯を学ぶさとこの日常を描いた物語である。

「桜井さんはチャームポイントでもある大きな目を存分に生かして、目で迷いや弱さ、戸惑いを見事に表現している。セリフなしでもさとこの心情が手に取るように分かるんですよね。また、さとこの周囲の人々の何げない優しさが、毎日お疲れな現代人の心にじ~んと染みわたるワケです。特にさとこの大家さんである“鈴さん”を演じる加賀まりこさんが素晴らしくチャーミング」(テレビ誌ライター)

 加賀まりこ(81=写真)が演じる美山鈴は90歳という年齢設定。実年齢より9歳も上の役柄となるが、加賀は真っ白な頭髪に眉上で切りそろえた前髪のおかっぱというヘアスタイルで挑んでいる。

「言わずもがなですが、加賀さんは《小悪魔》と呼ばれる女優の元祖。40代でも50代でも小悪魔要素が見え隠れしていましたが、今回の鈴さん役を見ていると、ご本人はご自身の小悪魔的ルックスに《執着なんてなかったんだろうなあ》と感じます。年齢相応であることに何の抵抗もないというか、《女優だから若見えしないといけない》なんてことに縛られない女性ではないかと」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

キョンキョンの母親役を「ぜひ見たい!」の声

 15歳でデビューした加賀は芸歴66年の大ベテラン。取材などでは歯に衣着せぬ“毒舌”でも知られている。そういうところも《カッコいい》と、年下の俳優たちからも多く慕われる存在だ。“鈴さん”人気沸騰中の加賀だが、いま一部の視聴者の間で出演が待ち望まれている放送中の連ドラがあるらしい。

「小泉今日子さんと中井貴一さん主演のフジテレビ月9『続・続・最後から二番目の恋』です。5月5日放送の第4話で小泉さんが演じる千明が母親に手紙を書き、ポストに投函するシーンがあった。これまで千明の母は登場していませんが、このシーンを見た視聴者からは《千明のお母さんは加賀まりこさんに演じてほしい》なんて声が上がっています。私も小泉さんと加賀さんの母娘役はぜひ見てみたい!」(前出のエリザベス松本氏)

 小泉今日子(59)と加賀と言えば、小泉がデビューした当初から《似てる》《そっくり》といった声が途切れないことで知られている。「キョンキョン本人も『若い頃の加賀さんに似ているってよく言われるんです』と話していたような記憶があります」(スポーツ紙芸能デスク)なんて2人が母娘を演じるとなると、話題性は抜群。千明を若くして生んだ設定ならば、確かに加賀が母親役でもおかしくはない。

「加賀さんと小泉さんは顔立ちだけではなく、自分の軸をしっかり持っていて持論を述べることを恐れない、若見えに執着していないなど共通点は多くありますよね。第4話のあの手紙が加賀さん登場の布石であるなら面白いことになりそうです。『最後から――』はすでに評判上々ですが、加賀さんが出ればさらに大きな盛り上がりを見せそう」(広告代理店関係者)

 12日にフジテレビが発表した「最後から――」の新キャストの中に加賀の名前はないが、さて“夢の共演”は見られるか。

  ◇  ◇  ◇
 加賀まりこの“恋多き小悪魔“から現在に至る軌跡が気になるアナタは、下の■関連記事【もっと読む】【さらに読む】もご覧ください!

エンタメ 新着一覧


「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ
“ユーミンドラマ”で見せたクソ女の夏帆、そして金子大地と中島歩に注目!
この投稿をInstagramで見る 【公式】「ユーミンストーリーズ」オムニバス夜ド...
真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ
死の間際までユーモア忘れず、父娘で歌った「父ちゃんブギ」
 久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしてい...
桧山珠美 2024-03-07 15:40 エンタメ
NHKさん、経費削減のあおりですか?スズ子の米公演シーンは写真だけ
 アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることにすねてしまう。  旅立ちの直前...
桧山珠美 2024-03-05 15:35 エンタメ
“電撃婚”大谷翔平の心を射止めた妻はプロ中のプロ彼女。目標はダル夫婦?
 2月29日16時42分のことでした。NHKで衆院政治倫理審査会(政倫審)の中継を見ていたら、<大リーグ・大谷翔平選手 ...
【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!
 日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポ...
2024-03-07 18:24 エンタメ
「買い物ブギ」圧巻のステージ!“キングカズ長男”覚醒、スズ子の虜に
 ワンマンショーに向けて稽古や衣装合わせが続く中、スズ子(趣里)は新しいマネージャーのタケシ(三浦獠太)の様子を見て不安...
桧山珠美 2024-03-01 14:30 エンタメ
タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ
NHKさん、スーパー家政婦・大野さんのレシピ本出版のご予定は?
 大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた...
桧山珠美 2024-02-26 16:00 エンタメ
芦田愛菜が少し嫌いになりそう…「さよならマエストロ」本筋以外が楽しみ
 イケメンの息子はやっぱりイケメンです。TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を見ながら、確信...