TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

更新日:2025-05-13 17:03
投稿日:2025-05-13 17:00

 春ドラマの多くは中盤へ。世帯視聴率では、阿部寛(60=写真)主演のTBS日曜劇場「キャスター」がこれまで5話連続で2ケタをキープ。5月11日に放送された第5話は世帯視聴率10.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、前回の10.4%から微増している。

「《ドラマのTBS》と言われる中でも、視聴習慣のある『日曜劇場』は視聴率では有利です。予算も他の番組より多く、派手な仕掛けがしやすいということもあって、このところ毎クールのようにトップを独走しています。特に阿部さんは『下町ロケット』や『ドラゴン桜』シリーズなど、この枠での実績もあり、『キャスター』の好発進は局内外でも予想された通り。ですが……」(広告代理店関係者)

 この「ですが……」に続くのは、ニュース番組の総合演出という役どころで出演している永野芽郁(25)問題。週刊文春が報道した田中圭(40)との不倫疑惑に加え、「キャスター」で共演中の韓国人俳優キム・ムジュン(26)との“親密交際”のことだ。

 ネット上でも《ドラマは面白いんだけど、永野さんが出るシーンは話に集中できない》といった声が沸き上がり、特に4日放送の第4話で永野が女子高生に発したセリフ「子供だって大人だった間違わない人はいない」に対するツッコミのコメントが続出。《ここで女優魂を見せて頑張れ!》と応援する声もあるにはあるが、すでに《終盤に向けて出番を少なくする》とか《脚本を変更してフェードアウトさせる》などの噂もまことしやかにささやかれている。

「永野さんの役柄が、阿部さんが演じるニュースキャスターの進藤に翻弄されながらも何かを掴んでいくという、視聴者側に立った人物設定です。なので感情移入したかった視聴者にとってみれば、一連の文春報道はとんでもないノイズになってしまった」と語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。

3枠あるGP帯の連ドラで2枠に出演者のスキャンダル

 ただ、亀井氏は「でも、だからこそドラマを面白くするチャンスだと思う」と、こう続ける。

「序盤を見る限り、《放送の現場を舞台にしたダークヒーローものかな》という印象で、面白くなくはないんだけど特に目新しさはあまり感じませんでした。そうした中での、共演者も絡んだスキャンダル。第4話では阿部さん演じる進藤の闇の部分が示唆され、ストーリーとしてはこれから後半にかけてギアチェンジがありそうですが、それとは別に、このドラマを放送するTBSがこの問題にどう対処していくのかという興味が加わります。“報道と現実”を描こうとしたこのドラマ自体が“現実”に翻弄されるのを見られることが、制作の意図とは別に新たな魅力になるかもしれません」

 春ドラマがスタートする前は、日本テレビは「夜ふかし問題」、フジは自局と「中居氏問題」、テレビ朝日は「ナスD問題」があった中で無風に見えたTBSだが、ここにきて永野だけではなく、金曜ドラマ「イグナイト」に出演中の「BE:FIRST」三山凌輝(26)にも“1億円結婚詐欺”疑惑が報じられた。

「TBSで3枠あるGP帯の連ドラの2枠で同時スキャンダル。制作の現場や広報、スポンサーや事務所、さまざまな立場の人が視聴者に見えないところで汗をかいています」(前出の広告代理店関係者)

 TBSの置かれた窮状こそがドラマチック? もうひと枠の火曜ドラマ「対岸の家事」にとっても“対岸の火事”ではいられないかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 三山凌輝のスキャンダルが波紋を広げている。関連記事【もっと読む】頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機…では、間宮祥太朗へのまさかの影響について伝えている。

エンタメ 新着一覧


「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露
 一連のフジテレビ問題を巡って、10年以上前に密室で同局女性社員に対し下半身露出したことが判明した「とんねるず」の石橋貴...
2025-04-15 17:03 エンタメ
「いまだに目に見えない恐怖が…」渡邊渚を悩ませる“フラッシュバック”はいつまで続くのか
 フジテレビの元アナウンサーで、現在フリーとして活動中の渡邊渚(28)が自身のインスタグラムで、4月13日に28歳の誕生...
2025-04-15 17:03 エンタメ
「時代とFUCKした男」加納典明(1)56年前、草間彌生と芸術的なクロスをした「FUCK」
【増田俊也 口述クロニクル】  小説、ノンフィクションの両ジャンルで活躍する作家・増田俊也氏による新連載がスタートしま...
2025-05-12 17:43 エンタメ
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も
 4月8日、新東名高速道路上り線で、自身が運転する乗用車が大型トレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の病院で看護師に暴...
2025-04-14 17:03 エンタメ
ダウンタウン辞退で不倫騒動のコブクロ、古谷徹が登場…大阪・関西万博に拭えない“いわく付き感”
 大阪・関西万博の開会式が12日、万博会場のEXPOホール「シャインハット」で開催された。音楽デュオ「コブクロ」が出演し...
2025-04-14 17:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ
ヤムおんちゃん草吉はあんぱん代をきっちり集金。ジャムおじさんとは違う“先導”に期待膨らむ
 草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太...
桧山珠美 2025-04-07 17:20 エンタメ
「あんぱん」ウラの見所~初週からブチかまし!細部に神経が行き届いた作品だと印象付けた中園脚本
 結太郎(加瀬亮)があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶ...
桧山珠美 2025-04-05 06:00 エンタメ