「2億4000万円がパー」でも問題なし!「令和ロマン」高比良くるまが吉本興業を辞めても正解の理由
オンラインカジノ問題を巡る対応で、吉本興業を“円満退所”となった令和ロマンの高比良くるま(30)が相変わらず話題になっている。
その退所の是非について異論が噴出する中、ベテラン漫才コンビ・トミーズのトミーズ雅(65)は3日、ラジオ番組で、「M-1グランプリ2連覇で年収1200万円が20年間確約されていたのに、2億4000万円損した」と発言。これを受け、早速、令和ロマンは9日、公式YouTubeチャンネルで「【緊急】トミーズ雅さん、くるまが2億4千万円も損したってホントですか…?」という動画を9日にアップ。くるまは「マジで辞めなきゃ良かった。心から後悔してる。だって2億4000万円がパーだよ?」と嘆いて見せた。
さらに12日には、「ケムリが吉本興業の魅力を熱弁します」なる動画をアップ。劇場や所属芸人の多さ、本社の立地のよさなどを松井ケムリ(31)がプレゼン。吉本所属でなくなったくるまの前で吉本興業を持ち上げてみせた。
スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。
「これらの動画を吉本に対する“褒め殺し”と見るのは穿った見方でしょうか。しかし今後、コンビとして劇場に立つことも、吉本制作の番組で冠番組を持つこともおそらく不可能になった2人にとっては、逆に“脱吉本”の宣言にも見えます」
■やはり主戦場はYouTubeに
元々、テレビ出演には積極的でなかったふたりだが、“非吉本芸人”として、今後どういう展開が見込まれるのか。さるお笑い関係者はこう話す。
「やはりYouTubeを主戦場にすることが予想されますが、2人の公式YouTubeは、登録者が約88万人。芸人YouTuberとしてトップクラスの中田敦彦(約546万人)、江頭2:50(約467万人)、ウエスP(約414万人)らと比べるとやや物足りないのは事実です。同じM-1王者の霜降り明星でも約215万人、粗品個人では約234万人いますから」
「2億4000万円」という数字は、劇場出演や営業で月100万円はもらえて、年間1200万が20年で2億4000万円という計算だが、これをYouTubeだけで稼ぐには動画再生回数など、もうひと頑張り必要といえそうだ。
「ただ中田や江頭のユーチューブ収入は、数千万円から1億円以上という試算もあるため、今後の奮起次第では、彼らの実力なら2億4000万円という数字は、決して超えられない数字ではないと思います。芸人の活躍の場が、テレビ出演がすべてではなくなって久しいですが、彼らは新しい芸人の稼ぎ方を実現するのではないでしょうか」(同)
しかし、そのためには、あらゆる戦略が必要という。前人未到の「M-1」二連覇の知能をもってすれば、新たな道を切り開く可能性はありそうだが……。
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吉本芸人とオンラインカジノを巡る一連のゴタゴタは一段落した感はあるが、その中において高比良くるまには同情が集まった。関連記事【もっと読む】令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到…では、どうにも不公平感がぬぐえない処分の差について伝えている。
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