不倫相手は女装おじさんです。28歳ホステスが“女同士”の恋に落ちた理由「深紅のレースに目を奪われて…」#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-05-16 06:00
投稿日:2025-05-16 06:00

常識をくつがえす愛の形

 不倫や婚外恋愛と聞くと、多くの人は男女のそれを想像するかもしれない。

 しかし、夜の街には常識をくつがえす愛の形がある。

 今回、取材に応じてくれたのは赤坂のクラブに勤める菜々美さん(28歳ホステス/独身)も、意外な不倫に陥ったひとりである。

出会いは新宿二丁目の女装バー

 菜々美さんは語る。

「私が不倫相手と出会ったのは、常連客の塩川さん(55歳不動産/既婚)とアフターで訪れた新宿二丁目の女装バー・スワンです。

『面白い店がある。勉強にもなるよ』言われて、店の扉を開けてビックリ。甘い香水の匂いとともに、華やかなドレスやワンピースをまとった女装の男性がオネエ言葉で談笑していて…驚きを隠せない私に、着物姿のママが『いらっしゃいませ。バケモノ屋敷へようこそ~!』とにこやかに対応してくれたんです。

 私、思わず爆笑してしまいました。今ふりかえると、緊張する私を少しでも和ませようと自虐ネタで笑わせてくれたんですね」

【読まれています】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1

女装子が集う異世界に圧倒

 ミラーボールが輝く店内には、30~50代と思しき「女装子」が5~6名ほどいたという。

 菜々美さんは続ける。

「店内は『本物の女が来た』という感じで、一瞬、会話が止まったのですが、その後は何もなかったように談笑に戻りカラオケで盛り上がっていましたね。

 ちなみに、私の連れの塩川さんに女装の趣味はありません。仕事関係者に誘われてこの店が気に入り、『時々、接待でも使ってるんだ。菜々美ちゃんも勉強のためにいろいろな世界を知っておきなさい』と、誘ってくれたんです。

 失礼な言い方になりますが、女装子さんたちを見ると、お世辞にもキレイとは言えない人も多くて…。

 けっこうふくよかな体型なのにピチピチのミニドレスを着ていたり、ヘアウィッグと濃いメイクで『ヌーブラは○○のメーカーがオススメよ』などと真顔で情報交換していたり、ストッキングをまとい、ハイヒールを履いてステージに上がってカラオケに興じたりと、とにかく異世界でした」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「僕の妻はよく分からない人」空虚な夫婦関係を正当化する男
「冷酷と激情のあいだvol.103〜女性編〜」では、夫のユウキさんに対して“演じている自分”を崩せないまま8年もの歳月が...
並木まき 2022-08-13 06:00 ラブ
若さアピールは危険! 年上男性に恋を意識させる6つのテク♡
 恋した相手が年上男性だった場合、「恋愛対象だと思われていないかも……」と不安になってしまいますよね。  今回は年上男...
恋バナ調査隊 2022-08-13 06:00 ラブ
「相手男だろ?」って嫉妬!?寝る前に届いた甘い胸キュンLINE
 好きな男性からキュンとするLINEが届いて眠れなくなった……なんて経験をしている女性は意外と多いようです。  今回は...
恋バナ調査隊 2022-08-13 06:00 ラブ
その手があった!物欲のない彼が喜ぶプレゼントを考えてみる
 付き合いが長くなってくると、彼への誕生日プレゼントをあげ尽くしてしまい、どうしたらいいのかわからないと悩む人も多いです...
恋バナ調査隊 2022-08-12 06:00 ラブ
マッチングアプリで選ぶべき男性は? ポイント3つを押さえる
 感染症が拡大すると増えるのが、マッチングアプリをする女性たち。婚活イベントが中止になったり、規模が縮小され、出会いの機...
内藤みか 2022-08-11 06:00 ラブ
【苦痛】夫婦喧嘩、マジ疲れた…意外な原因を知っていますか
 大好きな人との結婚生活とはいえ、時には喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。しかし、夫婦喧嘩が増えていくにつれて関係が悪...
恋バナ調査隊 2022-08-11 06:00 ラブ
私のことまだ好き? 彼氏との温度差を感じちゃった時の対処法
「尽くしていても、相手からは気持ちが感じられない……」  交際中、自分とパートナーとの間に気持ちの温度差を感じると不安...
若林杏樹 2022-08-10 06:00 ラブ
彼氏の体臭がきつい(涙)傷つかない3つの対処法を考えた
 40代の同世代カップルに多い悩みが「彼氏の体臭がきつい」というもの。理由は、40代を過ぎた男性は、特に加齢臭も強くなり...
恋バナ調査隊 2022-08-10 06:00 ラブ
「この人はATM」夫が大嫌いでも絶対に離婚しない妻の本音
 まったく家事をする気がない、何歳になってもマザコン……。結婚生活を経て「年々夫を嫌いになっていく」なんて人もいるでしょ...
恋バナ調査隊 2022-08-10 06:00 ラブ
ハロワで不採用続出!子育て真っ最中・転勤族妻の働き方事情
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
少女漫画さながら“胸キュン”シチュエーションで心に栄養を!
 恋愛では「シチュエーション」って大切ですよね。告白シーンなんかも、どんなシチュエーションかによって成功率が変わってくる...
恋バナ調査隊 2022-08-09 06:00 ラブ
男性が思わず周囲に紹介したくなる女性の特徴~行動&外見編
 長くお付き合いをしているのに、彼がなかなか友達や家族に紹介してくれなかったら、なんだか不安になってしまいますよね。男性...
恋バナ調査隊 2022-08-08 06:00 ラブ
おもちゃを使いたくて…彼氏へのプレゼントで失敗しちまった
 誕生日や記念日には、プレゼントで彼氏を喜ばせようと考える人が多いですよね。しかし彼の気持ちを汲み取ることができないと、...
恋バナ調査隊 2022-08-08 18:22 ラブ
“在宅ワーク+歯医者”の謎解き 不倫発覚妻のボロ出たLINE3選
 不倫をしている女性って「絶対にバレない」という謎の自信がある人が多いようですが、些細なLINEのやりとりから夫に不倫の...
恋バナ調査隊 2025-01-16 19:33 ラブ
愛情表現or独占欲? “やたらとキス魔な男性”特徴5つと対処法
 大好きな男性からキスをされると嬉しいもの。でも、場所や状況を考えずに何度もキスをされると、さすがに嫌気がさしてしまうこ...
恋バナ調査隊 2022-08-07 06:00 ラブ
「今日はする?」夜の生活も指示待ちする恋人に面食らう女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-08-06 06:00 ラブ