対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-05-16 06:00
投稿日:2025-05-16 06:00

3. 水虫に気付いたときの対応は?

 水虫を放置すると手や爪などの部位にも感染が広がり、爪が剥がれ落ちたり変形してしまったりする恐れがあります。

 自分の体内で白癬菌を増殖させたり、家族や周りの人に感染を広げたりしないためにも、水虫に気付いた場合は以下のように対応してくださいね。

3-1.市販薬を試す

 水虫になった場合は、抗真菌成分であるミコナゾールやラノコナゾールが配合された市販薬を使って、セルフケアで治すことができます。白癬菌は症状があらわれている範囲以外にも寄生している可能性が高いので、薬は広めに塗ってくださいね。かゆみが治まっても角質層の奥深くで白癬菌が生きている可能性があるので、1~2か月は薬を使い続けてください。

 塗るタイミングは、角質が柔らかくなって薬剤が浸透しやすいお風呂あがりがおすすめ。患部の水分を清潔なタオルで拭き取ってから塗ってください。

3-2.症状が改善しない場合は皮膚科を受診

 市販薬を2週間程度使用しても症状が改善しない場合や、水虫が足だけではなく爪や顔などの広範囲に広がっている場合、皮膚科を受診してください。

 ただし、市販薬を使用した直後に病院を受診すると、検査で白癬菌が見つからないことがあります。念のため、受診の1週間前からは市販薬の使用を控えてください。

3-3.感染を広げない環境を作る

 市販薬を使う場合でも医療機関を受診する場合でも、家庭内で感染を広げない環境を作ることが大切です。家族に水虫の人がいる場合、共用のスリッパや浴室のバスマットを経由してうつることがあります。頻繁に洗って、よく乾燥させてくださいね。

 革靴やパンプス、ブーツのような靴よりも、通気性の高い靴の方が白癬菌の繁殖を防げます。また、1日履いた靴は湿気を多く含み白癬菌が繁殖しやすくなります。

 数足用意して、毎日履き替えるようにしてくださいね。

3-4.漢方薬の服用もおすすめ

 漢方薬のなかには、医薬品として「水虫」に効果が認められているものもあります。水虫対策には、「水分代謝をよくしてじゅくじゅくした水虫を改善する」「かゆみや炎症を抑える」「血流をよくして菌に対する抵抗力を高める」といった働きのある漢方薬を選び、からだの内側からもケアしていきましょう。

<水虫対策におすすめの漢方薬>

・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう):皮膚にたまった余分な水を乾かし、膿を排出することで、水虫の他、湿疹や炎症性・化膿性の皮膚疾患を改善します。

・消風散(しょうふうさん):皮膚の熱を冷まし、かゆみや炎症を抑えるとともに、分泌物を抑え、水虫の他、あせも、蕁麻疹などの分泌液が多く、強いかゆみが慢性的に続いている皮膚トラブルに用いられます。

 スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。お手頃価格で不調を改善したい方は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

4. 水虫は早めの対策が肝心!

「水虫って、爪の変形にもつながるんですね…。しかも、放置していたら家族や周りの人に感染を広げるだなんて! 夏になったら友達とプールに行く約束をしているから、それまではしっかり予防して、万が一かかったら早めに治すように対処します…!」

「どんな病気も、早めに気付いて対処することが大切よ。専門家はプロなんだから、困ったことがあったら恥ずかしがらずに相談してね」

「ほんと、そうですよね…ありがとうございます。えりのさんにも、また困ったことがあったら相談してもいいですか?」

「もちろんよ。また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていくチグサさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


トホホ…青白い顔で病人扱い。くすみ肌からの卒業、ヒントは“血のめぐり”にあり?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ぎゃー、ヒゲが! 顔の“オジサン化”はなぜ起こる? 毛が濃くなる理由と意外なリスク【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
助けて~!「正月疲れ」が取れない…“やる気ゼロ”から抜け出すリセット方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「シャンプーしない美容法」ってどうなの? “湯シャン”への本音を聞いてみた/専門家監修
 昨今のSNSやYouTubeでは、じつに多くの美容情報が発信されています。参考になる反面、同じテーマなのに発信者によっ...
大流行の麻辣湯、食べるとスッキリする…気のせい? 香辛料に秘めた意外な効能【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【2025年人気記事】性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 あけましておめでとうございます。2025年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
「隠れ紫外線」で肌ダメージが…!冬の“老け見え肌”対策してる?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【SNSで話題】本当に“バストトップ”が桃色になるの? 噂の「マツキヨ」商品を女ライターが実践!ドキドキ…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「ミュゼプラチナム」のミルクローションが乾燥に“めちゃいい”ってマジ? 実力を正直レビュー!
 気温の低下とともに、乾燥が気になる季節になりましたね。肌のツッパリやかかとのカサカサが気になり始めるこの時期、何かよい...
気分がズーン…その症状「冬季うつ」じゃない? 寒い季節でも元気になる“かんたん習慣”【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ショック!生理が大事な予定に直撃…早く終わらせる方法ないの?【医療従事者監修】
「楽しみにしている予定や大事な会議と生理が重なるかも」と不安になったことはありませんか? 生理中は体調が優れなかったり気...
肌がくすむ理由は「腸冷え」だった? 意外な改善ポイント4つ。“何となく不調”は気を付けて!【医療従事者監修】
「からだの重さが気になる」「下痢や便秘が続く」「肌の調子が悪い気がする」このような不調は、腸の冷えが原因かもしれません。...
放置厳禁!「ビニール肌」って知ってる? ツルツルなのに実はトラブルだらけ…原因とリスクを解説【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
キィー!生理のイライラ、前より酷くなってない? 40代の“不安定”を改善するセルフケア【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大バズり中!KATEの「クラゲコンシーラー」は大人の肌にも合うのか? 40代の“最適解”な使い方を見つけた♡
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
話題の「はちみつ美容」でもちツヤ肌に♡ お風呂タイムに実践できる“保湿ケア”をスペシャリストが解説
 乾燥によってお肌の不調が気になる季節になりましたが、あの“はちみつ”に保湿&もちツヤ肌になれる素晴らしい美肌パワーがあ...