『べらぼう』瀬川(花の井)ロスに捧ぐ。小芝風花の“初々しい演技”が見れる初期5選「魔女の宅急便」も実は…

zash
更新日:2025-05-25 06:00
投稿日:2025-05-25 06:00

『べらぼう』で艶やかな姿を見せた小芝風花

 NHK大河ドラマ第64作として2025年1月より放送中の『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』。毎回SNSなどでも話題になる本作ですが、中でも視聴者の注目を一身に集めていた一人が、横浜流星演じる蔦屋重三郎の幼馴染で「花の井」という花魁を演じた小芝風花さんでしょう。

 存在感と演技力で圧倒的支持を獲得した彼女ですが、その実力はいかにして培われてきたのでしょうか。小芝さんが女優として大輪の花を咲かせる前夜に出演し、その演技力を養っていた初期の出演作を紹介します。

※一部、ネタバレを含みます。

【こちらもどうぞ】横浜流星は“まだ誰のモノでもない”感も含めて尊い! NHK大河が「べらぼう」に面白い

実写映画『魔女の宅急便』のキキ役を演じていた

 まず、意外な出演作としてご紹介したいのは角野栄子さんによる同名小説を映像化した映画『魔女の宅急便』(2014)。宮崎駿によるスタジオジブリのアニメ映画版があまりにも有名ですが、実は2014年に一度実写化が試みられ、その主演に抜擢されたのが、何を隠そう小芝風花さんです。

 500人以上の子役が参加したオーディションで、原作者の角野さんより「心がときめいた」と絶賛され、見事、主演に抜擢された小芝さん。幼い頃にフィギュアスケート選手として培った持ち前の身体能力の高さを活かして、魅力あふれるキキ像を体現しています。

 映画初主演とは思えない堂々とした存在感を発揮し、そのハツラツとした表情の数々は元気を届けてくれること請け合い。本作における演技が高く評価され、第57回ブルーリボン賞新人賞を受賞した小芝さんは、ここから本格女優への道を歩みだしていくことになります。

子どもの頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。

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