ホステス引退の理由、“年齢のせい”は意外と少ない? ダントツで多いのはやっぱり…

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-05-30 06:00
投稿日:2025-05-30 06:00

ホステスが店を辞めるとき

 行けば毎回、楽しく明るく、時には厳しく接客をしてくれるホステスのお姉さんたち。でもそのお姉さんたちも永遠に居てはくれません。

 今回は、スナックのお姉さんたちがどんな時にお店を辞めているのかを書いてみたいと思います。みなさんの予想は当たってるかな?

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】スナック的「キープボトル」のお作法。“チャンスボトル”のタイミングは本当に難しい…!

ウルトラハッピー or 超絶ネガティブ、どっち?

 スナックのお姉さんたちがお店を辞めるのに一番多い理由ってなんだと思いますか?私の観測範囲だと、ダントツ多いのが結婚です。多くのお姉さんたちはお昼に本業を持っていて、その隙間でホステスさんをやっています(まあ大概は秘密でやってますし)。

 なので、やっぱり結婚して一緒に住む人ができると続けられませんよね。次に多いのが、本業が軌道に乗ってきたこと。フリーランスでお仕事されているお姉さんたちなんかは、本業が忙しくなる、つまり夢が叶うと辞めていかれます。

 あと意外とあるのがケンカ。ママやマスターと大揉めして辞めるパターンもあれば、同じホステスさん同士でトラブルに発展して辞めてしまうってパターンも少なくありません。

 私は一度だけお店でポツンとお客さんを待っている時に、昔お店を辞めたお姉さんが自分の荷物を取りに来たところに遭遇したことがあります。ものすごい不貞腐れた表情で入ってきて、「こんばんは」という私の挨拶をガン無視(※我々は初対面です)。

 勝手に従業員ロッカーを開けて荷物をゴソゴソ……。固まっている私の横で、マスターと静かに二言三言罵り合って嵐のように去っていったのです。話を聞くと双方ダメな部分もあったようですが、それにしてももう少しやりようがあったのではと部外者的には思いました。

年齢=カラット数が大きいほど信頼も厚くなる

 そして意外とないのが年齢的なもの。キャバクラやそれに準じたお店だとあるかもしれませんが、スナックに限っては基本的にありません。むしろカラット数(年齢)が大きければ大きいほど、お客さんからの信頼も厚くなります。

 こんな感じでお姉さんたちの辞め時は、ウルトラハッピー寿モードのものと、超絶ネガティブアグレッシブモードのものの両極端になりがち。自分と関わりのあるお姉さんたちには、可能な限り前者であってほしいものです……。

【登場人物紹介】

ママ:どろんぱのママ。若い頃から美貌と頭のキレでのし上がってきた女。亀小路さんとはとっても古くてロマンチックな関係らしい。

亀小路さん:どろんぱの一番古い常連さん。大地主でいくつか会社も持っている。ちなみに独身。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


いい香りから紅葉まで♡ お花屋さん太鼓判!「秋を感じる花」5選
 10月に入り、涼しい風が感じられる日が増えてきました。秋と言えばまず紅葉が思い浮かびますが、気持ちのいい気温は植物にと...
球根をお得に買うなら秋! でも植えるのは“待ち”が正解。「秋植え」のベストタイミングはいつ?
 もー、いきなりの秋! その秋は「ほっぽらかし園芸」の明暗を左右する宿根・多年草を植えるベストシーズンです。
商店会勧誘で実感。この町は「超ヤカラ的おじーおばー」の⽣息地だった!
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ま、まじか…。価格最重視で選んだ大バズり中の「解凍プレート」で牛肉切り落としの運命が変わった!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
【45歳からの歯科矯正】ワイヤー矯正終わったのにマウスピースを装着。毎日キッチン泡ハイターが手放せない
 ワイヤー矯正が終了し、1年半装着していた矯正器具を外しました。食後の歯磨きのしやすさに感動するのもつかの間、今度は「マ...
子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...