「40前だけどイケると思う」自称・若見えする39歳妻の“夜職”復帰計画。浮気じゃなければいいでしょ?

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-06-14 06:00
投稿日:2025-06-14 06:00

贅沢したいわけじゃないのに

「でももう、節約ばかりの生活は嫌なんです! 別にね、贅沢したいとか、ハイブランド品が欲しいとか。そういうことじゃないんです。

 今よりも数万円でも収入が上がれば、子どもと外食するとき、値段を気にせずに好きなものを注文してあげられる。その数万円を、夫は『夜の仕事じゃなくても生み出す方法はいくらでもあるんだから、別の仕事を考えなよ』って…。

 結婚してからパートしかしたことのない私に、そんなアイデアが浮かぶわけないですよ。もちろん妻が夜の仕事をするのは、確かに面白くないだろうけれど…、浮気をするワケじゃないし、お酒を飲むだけでしょ?

 私は、家計のために働きたいだけなのに。夫はまったく理解してくれないから、本当にストレスです」

 今は夫婦でお金の話が出ると必ずそのまま口論へと発展するため、それも優香さんにとっては大きな負担になっています。

どんどん夫婦仲が悪くなるだけなのに

 しかし夫は妻の夜の仕事を断固として認めないので、問題は解決しないまま時間ばかり経過しています。

「このまま夫が私の希望を無視するんだったら、夫婦仲はどんどん悪くなるだけ。それに…、夫はそもそも子どもへの影響を気にしているけど、母親が節約生活に我慢している顔を見せるほうが教育上、良くないでしょ。

 両方の実家との関係の悪化も理由にしていますが、ウチの実家は多分理解してくれるし、夫の実家だって事情を話せば仕方ないねってなるはずです。

 子どもは夜になれば寝るだけだし、私が数時間留守にしたってなんてことないはずなのに、なんで夫が頑なに『夜の仕事はダメ』って言い続けるのか…。本当に謎ですし不愉快です!」

 昼間の仕事で収入を増やせれば、理想的だとも話す優香さん。しかし考えうる選択肢を考慮した結果として、今の自分には夜のアルバイトが一番効率的だという結論に達したそうです。

 理解を示してくれない夫に対して不満を募らせる優香さん。その一方で、夫は夫で夜の仕事をしたがる妻に対して、複雑な思いを抱えています。

 夫婦間の溝が深まる前に、なんとか改善策を見出せれば良いのですが…。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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