38歳女性が堕ちたのは「色ボケ」ナルシスト男の罠だった。SNSのゴージャスな虚像に騙される女

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-06-15 17:29
投稿日:2025-06-13 06:00

「都合の女」扱いされているような

「正直なところ、行為は微妙でした。優しかったけれど、どこか自分本位なところがあって…演技をするのがストレスで…。でも、彼と繋がっていれば、美容の独立開業に役立つかもしれない。そう思って割りきっていました」

 筆者の目に映る「インスタグラムの彼」は、SNSで「貿易ビジネスの成功者」を自称していた。海外のリゾートや高級ディナー、講演や商談の写真がずらりと並び、その暮らしぶりは一見、華やかだった。

 だが、実際の彼は違ったようだ。

「3回目の逢瀬で、ふと違和感を覚えました。私の住まいと仕事先は、東京の西側にあるのですが、それらを気遣うことなく『次回は六本木の外資系ホテルを予約した』『その次は、お台場のホテルで』と、一方的にデート場所を決めてくるんです。

 ホテル代や食事代は支払ってくれるので、文句は言えません。でも、しだいに『都合のいい女』扱いされてる感覚が湧いてきました」

見え始めた彼の本性

 ビジネスのアドバイスはしてくれるものの、美里さんが本格的にコラボを提案しても、「考えておくね」とはぐらかされる。

 筆者が詳しく聞けば、他の女性とのセミナー開催はしているのに、美里さんとの写真や活動はSNSにはいっさい出さない。付き合いは1年ほど続いたが、やがて彼の本性が見えてきたという。

「ホテルで会って、ルームサービスでの食事に始まり、ベッドを共にし、そして『バイバイ』。その繰りかえしでした。SNSでは『男女問わず慕われる優雅でリッチな男』を演じているけれど、私に対する接し方こそが、彼の素なんだと気づきました」

 そして、連絡を絶ったのは美里さんからだった。「しばらく忙しいから、私の方から連絡します」と告げて、距離を置いた。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

ラブ 新着一覧


男性に“彼女にしたくない”と思われる女性の特徴5つ&NG行動
 好きな人ができたら、その人の彼女になりたいと思うのは当然ですよね。でも、あなたが片思いをしている場合には、付き合うかど...
恋バナ調査隊 2021-05-16 06:23 ラブ
彼はどう? 亭主関白彼氏のタイプ別特徴&上手な付き合い方
 亭主関白タイプの男性は、「男らしくてかっこいい」という意見がある反面、「自己中心的過ぎて腹が立つ!」と感じる人もいます...
恋バナ調査隊 2021-05-15 06:00 ラブ
結婚相手を見極める!郵便ポストが溜まっている男にはご用心
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚に反対する親も少なくなりました。ずいぶんと時代は変化しましたが、できれば...
山崎世美子 2021-05-15 06:00 ラブ
“デキる女”感がアップ! 同棲や結婚が近づく日用品セレクト
 彼とのおうちデートや半同棲生活では、「この子は生活能力が高い」と思わせることができれば、同棲や結婚へのチャンスも近づき...
並木まき 2021-05-14 06:00 ラブ
私は本命? 男性が“最後の女”と決める5つの瞬間&目指し方
 交際が順調に進めば、「このまま彼と結婚したい」と思うのは当然のこと。しかし、なかなか結婚話が出ないと「彼にとって、私は...
恋バナ調査隊 2021-05-14 06:30 ラブ
会ってくれないのはなぜ?コロナ破局を回避するための対処法
 感染症の流行が続くなか、恋人から「もう別れよう」「もう友達に戻ろう」などと言われる女性が続出しています。その原因は女性...
内藤みか 2021-05-13 06:00 ラブ
甘えたくなる〜!男子が弱いところを見せたくなる女子の特徴
 いつもは仕事などでキリッとしているカレが、素の顔や弱いところを見せてくるとキュンと来ちゃいますよね。仕事のできる男性に...
若林杏樹 2021-05-12 06:00 ラブ
男性は記念日を忘れる生き物?納得の理由&忘れさせない方法
 誕生日や付き合った記念日、結婚記念日など、女性が大切にしたい「記念日」。でも、そんな記念日を、あっさり忘れてしまうのが...
孔井嘉乃 2021-05-11 06:00 ラブ
実は幸せかも♡ ドキドキしない恋愛の魅力&見極めポイント
「恋愛するなら、思いっきりドキドキしたい♡」と、思っている人は多いでしょう。確かに、ドキドキする恋愛は刺激的です。しかし...
恋バナ調査隊 2021-05-10 06:01 ラブ
男性が恐怖を感じる女性の恋愛暴走LINE…あなたは大丈夫?
 恋愛中の女性って、ついつい妄想してしまいがち。特に、LINEでのやりとりでは、相手の顔が見えないぶん、1人で勝手に暴走...
恋バナ調査隊 2021-05-08 06:00 ラブ
いい匂いの女は記憶に残る…男性を魅了する香りのテクニック
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。嫌でも汗ばむ季節の到来です。今年こそ香りを操れる素敵な女性になりたいものです...
山崎世美子 2021-05-08 06:00 ラブ
同居した途端…夫への愛がないことを悟ってしまった妻の決断
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-05-08 05:56 ラブ
愛はなかった…離婚に同意するも話し合いで揉める夫の本心
「冷酷と激情のあいだvol.38〜女性編〜」では、コロナ禍だからこそ、別居婚を経て同居婚になった途端に、離婚を選ばざるを...
並木まき 2021-05-08 05:57 ラブ
キスの場所には意味がある♡ パーツ別に隠れた14の男性心理
 恋人同士が愛情を伝えるために交わす、「キス」。実は、キスには場所ごとに意味があるのをご存知でしょうか? 今回は、厳選し...
リタ・トーコ 2021-05-07 06:00 ラブ
好きじゃない男性と付き合う5つのメリット&ポイントとは
「彼氏がいる」と聞くと、多くの人は「彼のことが好きだから付き合っている」と思うでしょう。しかし、恋愛のはじまり方はさまざ...
恋バナ調査隊 2021-05-07 06:00 ラブ
年下男性からの好感度アップ!年上女性のLINEメッセージテク
 最近、LINEでのモテメッセージの傾向に変化が起きています。スタンプを散りばめた派手なメッセージよりも、落ち着いたオト...
内藤みか 2021-05-06 06:00 ラブ