東山紀之はいつ芸能界に戻ってくるのか…藤島ジュリー景子氏の告発本出版で思う

更新日:2025-06-14 17:03
投稿日:2025-06-14 17:00

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子元社長(58)が、その半生を語ったインタビュー本を7月半ばに出版する。その発売を前に出版元の新潮社から本の冒頭50ページほどが公開された。

 本を出版することについては「被害者の皆さんに対する補償の枠組みが整ってきたこと」「心と頭の整理ができてきたこと」「芸能関係の仕事から一切離れたこと」「記録として残したい」などと説明している。

 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題、母・藤島メリー泰子氏との確執、SMAPの解散、嵐のデビューから来年の活動終了を受けてなど、その内容は多岐にわたる。

 しかし、このニュースを聞いて僕が気になったのは、東山紀之(58)の今後の動向だった。

 東山は旧ジャニーズ問題が出た後、芸能界をきっぱり引退し、「SMILE-UP.」社の社長として被害者に対する補償問題に取り組んできた。藤島氏が言うようにそれが一段落してきたというのなら、時期を見て芸能活動に戻る布石にもなるのではないだろうか。被害者のケア・補償という主たる業務がなくなってきているわけで、残務処理は藤島氏に任せ、社長業から降りてしまう可能性もある。

制作サイドから特番などへの出演オファーでもあれば断り切れないはず

 実際、しばらく時間をおけば芸能界から声がかかることはあるだろう。藤田まことさんが亡くなった後、人気時代劇である「必殺シリーズ」を継いできたのは東山で、制作サイドから特番などへの出演オファーでもあれば断り切れないはず。無論、その際は問題の総括を含めもう一度会見を開く必要はある。

 また、彼は数多くの舞台に立った経験もあって、こちらの仕事が入ってきてもおかしくはない。さらに、現役の頃は毎年ディナーショーを数時間開催して、いつも会場を満席にしていたが、そのショーを待ち望むファンは現在も多くいる。

 後輩たちのいる事務所に所属するかどうかは分からないが、人望が厚い人だけに、すべてのタレント・アーティストのアイドルに押し上げられ、再びアイドル軍団のトップの座につくこともあるだろう。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
寅子の「心が躍るような」結婚式。放送残り1カ月ちょっと、NHKにスピンオフで描いてほしいこと
 お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
桧山珠美 2024-08-24 06:00 エンタメ
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
【写真特集】女子アナ時代、初々しい浴衣姿の田中みな実
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...
寅子版「自分会議」はユニークな演出だった! “ラスボス”百合さんに俄然注目
 結婚したら、自分か航一(岡田将生)のどちらかの名字が必ず変わることに、改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)。  自分が...
桧山珠美 2024-08-20 15:30 エンタメ