夜は疲れてる…令和の男女は性欲よりも“睡眠欲”を優先したい。でも、それでいいの?

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-06-17 06:00
投稿日:2025-06-17 06:00

睡眠を奪うのは、仕事・育児・そしてスマホ?

 セックスレスの背景には、単純な“性の問題”だけでなく、“生活の問題”も大きく関わっています。

 先述の調査では、30代男性は「仕事のストレスや長時間労働」、30代女性は「育児による睡眠不足」と回答しており、それぞれに違う重圧を抱えているのが見てとれます。

 しかし、さらに気になったのが20代〜30代にかけては「スマホやゲーム」が睡眠の妨げになっているというデータ。

 寝る前に少しのつもりが、つい長時間SNSや動画を見てしまう…。これも実は、気分転換のようで“無意識に性欲を遠ざける要因”になっているのかもしれません。

「疲れすぎ」かもしれないけど…それでいいの?

 セックスレスの理由として「仕事が忙しい」「子育てで手一杯」「気力がわかない」など、 “疲れ”を挙げる声が近年とても増えていると感じます。

 もちろん、心も体も疲弊しているときに性欲がわかないのは自然な反応です。

 誰かと向き合う余裕すらなくなるのが、本当に疲れているときの状態だから。 ただ、それで本当にいいのか?という気持ちも、どこかに残っているのも事実です。

自分の人生をどう生きたいか

 心身ともに健やかで、パートナーときちんと向き合える余裕があること。

 それって、セックスの有無だけの話じゃなくて、「自分の人生をどう生きたいか」という土台にも関わる大事なことだと思います。

 今、私は正社員として働きながら、家事・育児と毎日を回すだけで精一杯の生活を送っています。その中で、「このままでいいの?」と自分自身に問いかける瞬間が、増えてきました。

 だからこそ、まだ若い方や、これから結婚を考える人たちには “疲れているから性のことは後回し”で終わらせずに、ふたりの関係や、自分の人生そのものに目を向けて欲しいと伝えたいです。

豆木メイ
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フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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