山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

更新日:2025-06-17 17:03
投稿日:2025-06-17 17:00

 意外にというか、昭和初期という時代設定が「似合う」という声が聞こえてくる。女優の山本舞香(27=写真)の話だ。山本は、昭和初期が舞台の新婚ラブコメ、芳根京子(28)主演の「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系=木曜夜10時)にレギュラー出演中。山本が演じる芙美子はヒロインのなつ美(芳根)の友人で、なつ美の夫である海軍将校・瀧昌(本田響矢=25)の同僚・深見(小関裕太=30)を憎からず思っているという設定だ。

「6月12日放送回では芙美子と深見のお見合いシーンが放送され、視聴者は歓喜。というのも、この2人は視聴者から《ふかふみコンビ》と呼ばれて、なつ美・瀧昌夫婦に負けず劣らずの人気がある。《ふかふみコンビ、もっと出して》なんて書き込みがあるほど登場を待ちわびるファンが多いんです」(エンタメ誌編集者)

「めおと日和」ではおでこを全開にしたまとめ髪。タイピストという“モダンガール”役で、着物やレトロな衣装もよく似合っており、《舞香ちゃんの美しさ、眼福》の声が圧倒的だ。ただ、中には《山本舞香って、黙っていれば令嬢顔》なんてビミョーな書き込みもあるが……。

「山本さんには昔の“ザ・芸能人”という雰囲気がある。迫力を感じる美貌もそうなのですが、何よりも生き方。好感度を気にし過ぎず、言いたいことを言う。《ここ、舞香ん家だから》のパワーワードはもはや“伝説”ですよね」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏。

 ちなみに《舞香ん家》は「まいかんち」。山本は学生時代、実家を訪ねてきた兄の交際相手に遭遇した。無視して素通りしようとしたところ、兄から「おい!(彼女に)挨拶しろよ!」とひと言。が、山本は「は? ここ、舞香ん家だから女(彼女)の方が挨拶しろよ!」と返答。兄に叱られても、山本は「礼儀としては分かるよ。でも、ここ、舞香ん家だから、お前が挨拶しろよ!」と最後まで譲らなかったというエピソードだ。2019年7月に放送された日本テレビ系のバラエティー特番で披露されたが、いまだに語り草になっている。

「気分が乗らないのか、バラエティー番組などで終始ムスッとした顔つきのことがあったり、《舞香ん家》発言があったり。山本さんは《生意気》というレッテルを貼られた時期が長かったですが、2020年には、当時交際していた伊藤健太郎さんが自動車事故を起こし、芸能活動を休止。そんな伊藤さんを長く支えた山本さんに対して、《イメージが変わった》などと支持する声も多く出ました」(前出のエリザベス松本氏)

 その後、伊藤とは破局し、2024年にロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiro(31)と結婚。すると、今度は結婚発表のツーショット写真で、山本の指輪のダイヤが《デカすぎる》《これ見よがしで品がない》なんてやっかみ半分の書き込みが殺到。とにかく何をやっても、いい意味でも悪い意味でも目立ってしまう。それが山本なのである。

「何かとプライベートの私服姿や言動が話題になりがちだった山本さんですが、『めおと日和』では演技にグッと深みが出て、今は女優として話題になっている。かつてマツコ・デラックスさんから《中身はほぼヤンキー》なんて親しみを込めて評されていましたし、実際にそういう気の強い女性役も抜群に似合いましたけど、『めおと日和』で見せた、“ヤンキー”っぽさがまったくない新しい顔に、《こんな役もハマるのか》と注目している業界関係者は多い」(在京キー局ディレクター)

 まだまだ人気が出そうな《ふかふみコンビ》。山本の《令嬢顔》を最終回までじっくりと堪能したい。

  ◇  ◇  ◇

 山本舞香を語るうえで必須なのが「舞香ん家」エピソード。関連記事【もっと読む】山本舞香結婚でXにあふれた「舞香ん家」って何だ? 伝説の「お前が挨拶しろ」エピソードを思い出すファン続出…では、本人のオラオラエピソードについて伝えている。

エンタメ 新着一覧


平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ
“ユーミンドラマ”で見せたクソ女の夏帆、そして金子大地と中島歩に注目!
この投稿をInstagramで見る 【公式】「ユーミンストーリーズ」オムニバス夜ド...
真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ