吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛
吉沢亮(31)主演、横浜流星(28)共演映画「国宝」が6日に公開され、15日までの公開10日間で観客動員数85万人、興行収入11.9億円を突破した。
公開直後から絶賛の嵐が巻き起こり、初日アンケートでは満足度97.2%を記録(TOHOシネマズ調べ)。Filmarksでも評価は4.4、各映画レビューサイトでも4.3~4.7と高い評価を得ている。
さらにフランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾などの9カ国・地域での公開が決定。第27回上海国際映画祭での上映、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門にも出品されるなど、世界的にも注目を集めている。
吉沢といえば、昨年末、泥酔の末、自宅マンションの隣の部屋に無断で侵入し、書類送検された一件が記憶に新しく、俳優としての復帰も一時は危ぶまれていたが、被害者との示談を終え、無事に「国宝」は公開の運びとなった。
一連の流れに対し、ネットでは《これを演じたら、ストレスで飲みたくもなるだろうなと、あの事件が思い浮かんですごく納得してしまいました》《この人でなければ成り立たない作品。重圧もあったことでしょう》と、「国宝」の熱演を通して、吉沢が感じてきた重圧や、それに伴う泥酔事件への理解を示す声が多く散見されていた。
■「国宝」終わるとすぐ『ババンババンバンバンパイア』に撮入
「2月公開予定だった吉沢さん主演の映画『ババンババンバンバンパイア』は公開延期となりましたが、それも7月4日に公開予定となっています。酒癖の悪さに対し、かねて業界内外問わず心配の声が上がっていましたが、それも吉沢さんがコメディーもシリアスもどんな役もできる今の俳優界になくてはならない存在だからこそ。今作の評価によって、泥酔トラブルが、俳優として真摯に生きている重圧に伴うものという見方に転じた側面もあるかと思います」(映画製作関係者)
実際に、吉沢は3日に配信されたGQ JAPANのインタビュー記事では、「国宝」で演じた喜久雄について「自分自身をひたすらに追い込む以外に、役に入る方法がなかった。たぶん初めての経験だったと思います。役を生きることが今まででいちばん苦しかった」と述べている。
今作では歌舞伎役者としての振る舞いを、1年半にもわたる稽古で身につけた。そんな喜久雄という難役を演じた期間を、吉沢は「つねに追い込まれていて、死ぬような思いだった」と表現しており、その重圧は筆舌に尽くし難いものだったことがうかがえる。
「『国宝』の撮影が終わった後は、すぐに『ババンバ――』の撮影に入るという過密スケジュールで、泥酔トラブルはそうしたスケジュールの合間に起こってしまったといいます。心身ともに消耗する難役を含むオファーが続くという人気俳優ならではのデメリットでもありますが、『国宝』を見た人からは、《国宝が公開中止に追い込まれてたら、本当に日本映画界の損失だったと思う》という声も上がっています。今後ますます吉沢さんへのオファーは増えるでしょう」(前出の映画製作関係者)
不祥事を経た直後の作品で、改めて俳優の評価を上げた吉沢。現在は、自らに禁酒を課しているそうだが、このままお酒によるトラブルを起こすことなく、唯一無二の演技を見せ続けることができるか。
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