松本&中居、永野芽郁&田中圭、国分太一…性加害・不倫・コンプラ違反の内容問わず「会見ナシで雲隠れ」が芸能界の慣例なのか

更新日:2025-07-01 16:08
投稿日:2025-07-01 16:05

 TOKIOの国分太一(50)のコンプライアンス違反による番組降板で、日本テレビの福田博之社長が緊急会見したのは6月20日のこと。25日にはTOKIOは解散を発表。27日には株式会社TOKIOの“広報担当”である松岡昌宏が、舞台出演直後のホールの駐車場で報道陣の囲み取材に応じた。

 日本テレビ側が頑なに明かさなかったコンプライアンス違反の内容については、「城島も自分も知りません」とこちらも明らかにしなかったが、国分の状況について、「36年一緒にいて聞いたことのない声で『申し訳ない』と。奈落の底にいる状態」と国分を代弁するかのように説明した。スポーツ紙芸能記者はこの一連の流れについてこう話す。

「日テレの福田社長は会見で、国分からの謝罪について問われた際、『お伝えするとしたら、ご本人の口からだと思う』と説明しました。さらに国分が謝罪会見をする意向があるか聞いているかと問われると、『正確には確認はしていませんが、おそらくこの後、対応されるのではないかと想像しています』と話しました。しかし国分は結局、日テレの会見後に、株式会社TOKIOの代表取締役の城島茂と国分太一名義で、謝罪と無期限の活動停止を発表しただけで、会見には至っていません」

 思えばここ数年、ダウンタウンの松本人志(61)、中居正広氏(52)、田中圭(40)と永野芽郁(25)、そして今回の国分太一など、“不祥事”を起こしたタレント本人が釈明会見や謝罪会見を開くことはまずなくなった。それは、不倫騒動、性加害疑惑、コンプライアンス違反と内容を問わずで、ことが起これば即、「活動休止」や「引退」だ。

 芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「事務所やSNSを通じてコメントを出すだけのことがすっかり慣例になっていますね。確かに関係者がいる場合はプライバシーの保護などもあるでしょうが、会見を開いたところで、話せないことや話したくないことだらけ。記者や芸能レポーターの厳しい追及にあうことは目に見えているので、会見で謝罪したところで何のメリットもなく、むしろマイナスであると認識しているのでしょう」

 城下氏は続ける。

「不祥事を起こしたタレントが復帰するのが非常に難しい時代になっています。山尾志桜里もそうですが、ネット社会は、『人の噂も七十五日』ということは全くなく、過去のスキャンダルは何度も掘り起こされ、なかなか風化しない。会見を開くことは、映像も画像もいつまでも残りますから、古傷に塩を塗るような事態になりかねないと考えているのでしょう」

 しかし、何かあれば、即雲隠れでは、タレント本人の口から説明すべきという“説明責任”という考え方はもはや通用しないのか。

「かつては『会見を乗り切る』という言い方がありました。内容にもよりますが、本人の口から冗談も交えて気の利いたコメントでもすれば、不倫などは許される風潮もありました。しかし今は、コンプライアンス違反はもちろんのこと、不倫スキャンダルでも一気にスポンサーが離れて一発退場となりますから。芸能界といえども、昔の古い体質ではやってられないし、タレントは、時代は変わったということを十分認識しないと残っていけないと言えるでしょうね」

 当たり前のことだが、以前にも増して「不祥事を起こさないことに尽きる」としか言いようがない時代になっているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 国分太一に関しては、関連記事【もっと読む】国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇…なども必読だ。

エンタメ 新着一覧


国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも
 タレントでTOKIOメンバーの国分太一(50)に複数のコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、日...
2025-06-21 17:03 エンタメ
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
吉沢亮「過去の恋愛観」が物議…不祥事から完全復活もファンどん引き、イケメン俳優の“裏の顔”
 "泥酔不法侵入"騒動から5カ月。不祥事の影響はすっかり薄れ、仕事は順調そのもののようだ。  俳優吉沢亮(31)主演の...
2025-06-20 17:03 エンタメ
名門・筑波大付属から東京藝大に進んだ“秀才”野村萬斎の教育方針 長男・裕基は立教英国学院から慶大へ
【あの有名人の意外な学歴】#13  野村萬斎(狂言師/59歳)   ◇  ◇  ◇  現在、筑波大1年の悠仁さまが...
2025-06-20 17:03 エンタメ
不倫騒動に“持っていかれた”宮澤エマの複雑胸中…「キャスター」永野芽郁の上司役に続き、「おい、太宰」で田中圭の妻役
 永野芽郁(25)との“不倫疑惑”を4月に報じられてから初めて公の場に姿を現した田中圭(40)。6月18日に都内で行われ...
2025-06-20 17:03 エンタメ
中丸雄一もMXを“通過儀礼”に地上波復帰…アパ不倫のイメージ払拭に「奥の手」あり
 29日放送のTOKYO MX「キッズが見てる!もしもタレントじゃなかったら」で、地上波番組に復帰することとなった元KA...
2025-06-20 17:03 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
嵐・二宮和也が喜多川氏を呼び捨てに…“ビジネス書”出版は「ジャニーズとの決別」の証し
「ジャニー。ジャニー喜多川に、誠心誠意をこめて謝ってもらいたい」  国民的アイドルグループ・嵐の二宮和也(42)が17...
2025-06-19 17:03 エンタメ
中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで
【あの有名人の意外な学歴】#10  岩田剛典  (36歳/三代目J SOUL BROTHERS)   ◇  ◇  ◇...
2025-06-19 17:03 エンタメ
“隙あらばボケる”M-1グランプリの顔 真空ジェシカ&ヤーレンズがテレビのど真ん中で活躍する姿が見たい!
 真空ジェシカの川北茂澄とガク、ヤーレンズの楢原真樹と出井隼之介の冠番組「真空レンズ」(テレビ東京)が今月5日深夜にスタ...
2025-06-19 17:03 エンタメ
吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛
 吉沢亮(31)主演、横浜流星(28)共演映画「国宝」が6日に公開され、15日までの公開10日間で観客動員数85万人、興...
2025-06-19 17:03 エンタメ
フジ・メディアHD株主総会間近…328億円赤字でも「まだマシ」と思える系列ローカル局の“干上がり”ぶり
 いまだ中居正広氏の問題に揺れるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株主総会が6月25日に迫っている。  フジ...
2025-06-19 17:03 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ