春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?

コクハク編集部
更新日:2025-07-07 11:57
投稿日:2025-07-07 11:50

 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだったのではないでしょうか。

 今回はドラマファンを対象に、「春ドラマで面白かった作品」「残念だった作品」をアンケート調査。上位作品を並べてみると、今期ドラマの“推しポイント”などが見えてきました。

【関連記事】『波うららかに、めおと日和』瀧昌さまが最高です。本田響矢、目黒蓮、水上恒司を“軍服イケメン御三家”と呼ぶ

1番人気は『波うららかに、めおと日和』! 全年代が胸キュン

 今期ドラマでもっとも票を集めたのは『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)でした。昭和11年を舞台に、縁談で結婚した「交際0日」の夫婦、なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)が、少しずつ距離を縮めていく姿が丁寧に描かれました。

 放送前は他の作品に埋もれていた印象ですが、「お堅い海軍中尉×ピュアな少女」のキュンキュンする恋模様が幅広い年代の視聴者に刺さったようで、快進撃の1位となりました。


「なつ美と瀧昌夫婦のうぶキュンが最高でした」(主婦/70歳)「昔の奥ゆかしい雰囲気が良かった」(主婦/53歳)「心が現れるような素敵なドラマでした」(主婦/36歳)など、絶賛のコメントが多数。

 20~70代までの女性に支持され、恋愛ドラマの中でも圧倒的な人気を獲得しました。個性の強い今期ドラマとは対照的に、日々の暮らしの中にある小さな幸せや思いやりを大切に描くことで、多くの視聴者の心を掴んだようです。

 また、原作の再現度が非常に高いのも人気に拍車をかけたようで、漫画ファンからも「原作を大事にしている感じがして嬉しかった」(フリーランス/30歳)「原作ありき作品にはあまり期待しないが、見事に裏切られた」(介護福祉士/62歳)と賞賛のコメントが寄せられました。

 一方で、こんな冷静な意見も。

「なんとなく見始めたら面白かったんですけど! ただ、結局日本人ってこういうウブな女性が好きだよなーと思ってしまって、ちょい複雑な気持ちにも。瀧昌さまも素敵だったけれど、よくある女性向けマンガの“スパダリ”みたいで、それもなんだかなーと思ってしまいました。ドラマ自体は面白かったんですけどね」(IT関係/41歳)

ベテラン役者陣の演技が光る『続・続・最後から二番目の恋』

 僅差で2位につけたのは『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)。小泉今日子、中井貴一がW主演を務める同作は、ファン待望のシリーズ第3弾です。前作から11年の時を経て立場や年齢が変わっても、不器用な二人の「大人の恋が共感できる」と話題となりました。

「昔からファンです。続きが見られて嬉しい。やはり出演者の実力が違います。特に中井さんと小泉さんの掛け合いのやり取りが最高で、長ゼリフもすんなり」(主婦/61歳)

「最近の医療、復讐などの題材ではない、ほのぼのとした家族の何気ない日常がよかった。本来の家族の姿を描いていて、是非若い世代に見て欲しいドラマだった」(教育関係/60代)


「大きな事件が起こるわけではないが、1作目から見ている身からしたら三部作の完結を見たようで涙がでた」(主婦/60代)

「期待通りでした。名前がつけられない関係性の尊さは年を重ねたからこそわかるのかなって感じでした。千明のファッションも毎回楽しみで、わざわざブランドを調べたり、着こなしの参考にしていました」(編集者/42歳)

「このキャストが揃うことが奇跡だし、登場人物を見ているだけで幸せになれるドラマだった」(シナリオライター/41歳)

「こんな素敵な年齢の重ね方をしたいと思えた」(接客業/43歳)

 主要キャストが等身大のキャラクターを演じることで、同世代の視聴者の心を揺さぶる共感を獲得。また、若い世代のライフスタイルのモデルとしても憧れられているようです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


荒牧慶彦&植田圭輔、気心の知れた相手だから、自然でいられる。W主演で見えた“素のふたり”の関係性
 舞台『刀剣乱舞』シリーズなどで知られる荒牧慶彦さんと植田圭輔さんがW主演を務めた映画『プロジェクト・カグヤ』が公開中で...
望月ふみ 2025-11-09 11:45 エンタメ
高市早苗さんが落選中、公開録画ゲスト審査員で来たときの“おもろい”エピソード
【お笑い界 偉人・奇人・変人伝】#265  高市早苗さん   ◇  ◇  ◇  憲政史上初めて女性の内閣総理大臣に...
2025-11-08 17:03 エンタメ
固定ファンがいるのに…“お金の事情”で時代劇は減る一方
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】  前回のコラムで、昨今の映画やドラマ界は良い作品や人気シリーズを作りにくい環境で...
2025-11-08 17:03 エンタメ
佐野勇斗「ESCAPE」視聴率低迷でも評価上昇のワケ…テレビコラムニストが深掘り
 秋ドラマは中盤から後半へ。三谷幸喜脚本&菅田将暉(32)主演で前評判の高かった「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあ...
2025-11-08 17:03 エンタメ
光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ
 芸能界では経営陣とタレントで、なぜかくも収入に大きな差が出るのか。10月16日放送の「あの金どこいった?~逆転人生にか...
2025-11-08 17:03 エンタメ
「ばけばけ」“女中”が意味するのはどっち? おトキ(髙石あかり)のうらめしい世の中は続く…
 ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)と一緒に借家へ引っ越しをしていた。新居に満足気なヘブンだったが、いまだ女中が...
桧山珠美 2025-11-08 12:45 エンタメ
“松本人志ファン”として言わせてください。『DOWNTOWN+』は天才的だった。だが「松本、動きました」はダサかった
 2024年1月から芸能活動を休止していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(62歳)が、約1年10カ月ぶりに活動再開...
堺屋大地 2025-11-08 11:45 エンタメ
夏帆&竹内涼真「じゃあ、あんたが」ダントツ人気の“勝男”の脇で輝く「楽駆」がブレーク寸前!
 勢いが止まらない。夏帆(34)と竹内涼真(32=写真)がダブル主演のTBS系火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」...
2025-11-07 17:03 エンタメ
長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク
木村拓哉(52)と工藤静香(55)の長女でフルート奏者のCocomi(24)と、バレーボール日本代表の小川智大(29...
2025-11-07 17:03 エンタメ
「流行語大賞」アンチは今年なぜか沈黙…5年ぶり野球用語なしと話題だが“隠れ野球用語”がノミネート!
 年末の恒例イベント「新語・流行語大賞」のノミネート30語が11月5日に発表された。今年は昨年までの「ユーキャン」の冠が...
2025-11-12 12:13 エンタメ
『ラブ トランジット』3、ついに決断の瞬間! 永遠のテーマ「良い人だけど付き合えるか」問題がリアルすぎ【8話レビュー】
『ラブ トランジット』シーズン3(Prime Video)、最終話が配信されました! 『ラブ トランジット』(以下ラブト...
中村未来 2025-11-07 11:45 エンタメ
さわやかなイケメン選手のはずが…男子バレーボール高橋藍の“ウラの顔”
【芸能界クロスロード】  男子バレーボールの髙橋藍(24)がインフルエンサーのuka.、AV女優の河北彩伽と二股交際し...
2025-11-06 17:03 エンタメ
渡邊渚にとってファンは単なる「収入源」? 相次ぐ“カネ”をめぐる発言に問われるプロ意識
 元フジテレビアナウンサーで現在はフリーで活躍する渡邊渚(28)の口から飛び出す言葉に注目が集まっている。渡邊は自身がM...
2025-11-06 17:03 エンタメ
高石あかり「ばけばけ」おじじ様にブーイングも…視聴率上昇のカギはヒロイン輝かせる“脇役の法則”
 ついに“未来の夫”が来日し、物語が大きく動き出した。NHK朝ドラ「ばけばけ」。小泉八雲の妻セツがモデルのヒロイン・松野...
2025-11-06 17:03 エンタメ
ドジャース山本由伸は注目モデルNikiとゴールイン? 山下智久、新田真剣佑と撮られた過去と評判を振り返る
 ワールドシリーズで連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャース。このシリーズ3勝を挙げた山本由伸投手(27)がMVPを獲得。...
2025-11-06 17:03 エンタメ
永野芽郁しれっと2026年カレンダー発売も騒動は終わらない! 焦点は今年のクリスマス
 女優の永野芽郁(26)の2026年カレンダーが12月21日に発売されるという。バージョンは壁掛け用と卓上用の2つ。マネ...
2025-11-06 17:03 エンタメ