「暑さ対策は無駄遣い!」外回りの夫に激怒する40歳女性、子どもの塾代のため節約したいのに

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-07-19 11:45
投稿日:2025-07-19 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

物価高で節約しても追い付かない!

 物価高が深刻な今、従来のような家計運営に焦りを抱いている人も少なくありません。40歳の千晴さん(仮名)もそのひとり。

 5歳年上の夫・ユキノリさん(仮名)とは、毎日のように家計のことで口論が絶えません。

「ウチはダブルインカムですが、私はパート勤務で夫の収入がメインです。でも物価の上がり方がすごいし、それでもお給料は上がらないし…で、家計のカツカツ具合もここ最近はヤバいレベル。

 私がちょっとパートを増やすくらいでは、まったく追いつきません。数年前と比べると実質の生活レベルはかなり下がっていますね。だけど子どもの習い事や塾は削りたくないから、そのほかの出費を抑えて節約しています」

 夫婦で口論になる原因は、それぞれがお互いに対して「無駄遣い」だと感じているものがあるから。

 千晴さんは、夫の“ある出費”が無駄遣いの極みだと主張します。

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その暑さ対策、無駄遣いじゃない?

「夫は外回りの仕事をしているので、暑い中頑張っているのはわかるんです。だけど、仕事の合間に冷たい飲み物を1日に何本も買ったり、涼むために何度もカフェに入るから、1日だけでかなりの金額が“暑さ対策”に消えているんですよ。

 朝、自宅から麦茶を入れた水筒は持って行っていますが、それでは足りないから外でも買うんですって。それならば麦茶パックを家から持って行って、会社のウォーターサーバーとかで作ればいいじゃないですか。

 それか水筒を2、3本とか持っていけば、今よりもかなり節約できるはず。夫に言っても『それはちょっと…』って否定的なんです。

 私から見ると、確かにここ最近の暑さはヤバいけれど、それ以上に家計だってヤバいんです! 夫がもっと頑張れば今よりも節約できると思うんですよね」

 娘の夏期講習代や夏休みのレジャー費も必要な時期に入り、千晴さんは「夏こそ、子どものために夫婦で節約しなくてはいけないのに」とこぼします。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
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