更新日:2025-07-18 11:45
投稿日:2025-07-18 11:45
可愛げのある女を演じ、関係は加速
奥様とは政略結婚で、仲は冷え切っていたという。
「奥様は神戸の政治家の娘で気位が高く、文夫さんは『リラックスできない』と漏らしていました。だから私は癒し系を演じて、可愛げのある女を貫いていたんです。このまま愛人で悠々自適に暮らせるとタカをくくっていました」
文夫さんは老舗寝具店の次男で、長男はタクシー会社の役員という経営者一家だ。
そんな中、奥様が親の介護で神戸に戻ることが増え、関係はさらに加速した。
「私の娘は大学の寮に入っているので、奥様が留守の間は堂々とデートできます。社員も気づいているみたいですが、誰も何も言いません。文夫さんは私生活に口を出されるのを極端に嫌うから、怖いんでしょうね」
本妻の牽制「プロの女性以外は認めない」
そんな絵里さんだが、奥様とも顔を合わせたことがあったという。
「高輪の豪華マンションでホームパーティが開かれたんです。奥様の手料理が並び、招待客は男女5名ずつ。私は素知らぬ顔でおしゃべりをしていたら、終盤、奥様が満面の笑みで文夫さんに言ったんです。
――あなた、私の父にも愛人はいたけれど、相手は銀座のクラブのママよ。プロの女性以外の愛人は認めませんからね。
場が一瞬で静まり返りました。文夫さんは慌てて笑ってごまかしていましたが、完全にバレていると悟りました」
案の定、奥様は絵里さんを「愛人」と見抜き、夫に釘を刺したという。
「『ホステスや芸者ならいいけど、素人女はだめ。距離感を理解していないから』と。『あなたとは離婚しないわ。息子夫婦には孫もいるから』と激昂したそうです」
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