これ、うちの夫? マチアプで妻が発見。ミニスカ姿にまんまと釣られ…仕掛けた“おとり捜査”の行方は

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-07-25 11:45
投稿日:2025-07-25 11:45

夫が他の女性を口説くところを観察

 親友はすぐにシンジを食事デートに誘ったが、指定された店は、なんと唯子さんと夫が初めてデートした代官山のエスニック料理店だったという。

 顔写真の交換を求めると「身バレが怖いから当日まで待って。でも、ブサメンじゃないから安心して」とシンジは返してきた。

「確かにスーツ姿だと三割増しですが、家では髪もヒゲもボサボサのフツメンですからね」と唯子さんは苦笑する。

 食事デートは8月初旬に決まった。 唯子さんは親友にICレコーダーを持たせ、自分も変装して店に行き、夫がどんな口説きをするのか間近で観察するつもりだという。

「どんなことがあっても離婚はしません。私もストレス解消でアプリを使っていますから」と笑う唯子さんのしたたかさが、むしろ清々しく映った。

最優先すべきは自分の家庭の安寧

 マッチングサイト自体は悪いわけではない。

 大切なのは、どんな関係を築くにしても、相手を尊重し、自分の家庭の安寧を最優先するという心構えだ。

 火遊びにしろ、ときめきにしろ、誰も傷つけずに楽しめる方法を選べるかどうか――それこそが、サイトを使う上でもっとも重要なポイントなのかもしれない。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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